カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 予定が変わり、婿殿が松本には来られずに、迎えを兼ねて最後の軽井沢で合流となったことから、彼が行きたいとのことで当初予定していた「白馬岩岳マウンテンリゾート」は次の機会に回して、今回孫たちを連れて行ったのは、塩尻峠の山麓に在る農業公園「チロルの森」です。
 チロルの森のH/P等から拝借すると、
『「信州塩尻農業公園チロルの森」は、ワールドインテックが運営する、欧州オーストリア・チロル地方をモチーフとした、標高1,000mにある総合テーマパークです。
ヨーロッパの牧歌的な景観や農業体験などを楽しむことが出来、主な特徴はラベンダー畑や牧舎があって、乗馬や動物とのふれあいなど自然に溶け込んだ施設となっています。
また、本場の製造を元に作った自家製のビールや濃厚なアイスクリーム、ジューシーなソーセージが楽しめます。また、石窯で焼いた本格的なピザやパン。豊富なメニューのレストラン、体験教室など、「見て・触れて・食べて」五感で楽しめる施設です。
しかし来場者の減少と新型コロナウイルス感染症の影響で2020年11月29日に一度閉園しましたが、2025年4月26日に再開園しました。』
再開については、
『長野県塩尻市にある「チロルの森」が、2025年4月26日(土)より営業を再開いたします。本施設は、2020年11月に新型コロナウイルス禍の影響を受け、閉園を余儀なくされました。しかし、多くの皆様から寄せられた温かい支援と期待の声に後押しされ、昨夏にはトライアル営業を実施し、一ヶ月間に約25,000人の来園者を迎えることができました。この結果を踏まえ、4年半ぶりの営業再開を決定いたしました。』

 開園は1999年とのことで、家内に依ると、シンガポールから帰任後の子供たちが小学生の頃、亡き父が連れて来てくれたことがあったそうです。ですので次女は30年振りの来園なのですが、あまり記憶は無さそうでした。
この日は夏休み期間中の平日で、従業員の方と思しき車を除くと、約2000台収容という広大な駐車場に、開園時間での来園は僅か10台足らず・・・。
「チロルの森」の入園料は大人1000円。孫たちは4歳未満のため無料。塩尻峠の北小野の山麓の森の中に拡がる27haという広大な公園です。広々としていて標高も1000mと高いため、林の中の木陰もあって涼しくて気持ちがイイ。信州人からするとそこら辺の里山と同じなのですが、都会から来ると、高原に拡がる森林浴気分でもっと気持ちが良かろうと思います。
 この日、動物好きな子供たち(横浜のズーラシアや八景島シーパラダイスがお気に入りとか)のために、先ずは坂を上って放牧エリアへ。最初にサラブレッドとポニーの二頭のお馬さんの所へ。傾斜を活かした林の中の“ホースラン?”が馬屋の横に在り、そこを自由に走り回っていて、大きな紙コップに入ったレタスのエサが用意されていて(200円)、噛まれぬ様にトングを使いながらエサ遣りに挑戦。また子ヤギも含め6頭ほどのヤギたちにも、同じく紙コップに入った乾草のエサ(200円)をヒシャクに入れて孫たちそれぞれで食べさせていました。
そこから坂を下り、最初の憩いの森エリアにあるシルバニアファミリーの部屋で、娘たちも子供の頃遊んだ人形や家でそれぞれ家内や娘と一緒に遊びました。
このエリアには林の中にツリーハウスなどもあって、おとぎの国の様な雰囲気です。
その後で、ゴーカートや急斜面を利用したソリでの芝滑りは、幼児は無理なので、最後に一番奥の池で脚漕ぎボートに乗って池を周回してこの日のアクティビティーは終了しました。
 チロルの森はコロナ禍の影響での入場者減少もあって、一度閉園を余儀なくされています。地元の要望や支援により、トライアルの結果をふまえて今年4月に再開しています。
しかし、この日は平日とはいえ、午前中の入園はせいぜい50人程(どんなに多く見積もっても3桁には届かず)ではないでしょうか。勿論、一度閉園しているので、施設やアトラクションの充実にはお金を掛けられず、当面は現状のモノを維持管理していく他はないかもしれません。しかし、信州の高原風の広大な森の中で雰囲気もイイし、都会から来れば避暑地感覚でも楽しめる。なのに、こんなに空いていてはナントも勿体無い。
例えば、入場料は無料ですが、週末になると親子連れで駐車場は満車になるアルプス公園に在るようなドリームコースターか、長い滑り台のロングスライダーなど様々な子供向けの遊具や、或いは安全な子供向けの最近はやりのボルタリングもイイ。園内の林の大きな木々を活かしたブランコやジャングルジムの様な遊具でもイイ。いずれにしても広大な敷地と傾斜を活かすべきだと思います。そして、白馬岩岳ではありませんが、チエとズクで何とか子供たちが喜ぶ様な、是非目玉となる様なアクティビティーを創造して欲しいと思います。例えば、上手く傾斜を活かして“日本一長い”ロングスライダーを設置出来れば、それだけで目玉として“日本一”を売り込めます。
 チロルの森の入園料の大人1000円、子供(4歳以上)500円は決して高くありません。必要なら500円程度値上げしてでも施設を充実させて、是非地元だけでなく、県外から観光で来られる子供たちが是非遊びたい、是非遊ばせたいという魅力ある公園にして欲しいと思いました。
何より、ここにはそうした「チエとズク」の要素となる明るい材料が、広大な森の中に幾つも潜んでいる様に感じるのです。是非頑張ってください!
【追記】
入園者が少なくコストを掛けられないのは理解できますが、園内を色々探しても閉まっていたりしているレストランや施設もあって、結局この日のランチは園内では取るのを諦めて車で戻り、松本IC近くのベーカリーレストラン「COCORADE」で食べました。その分も「チロルの森」は収入減となってしまっているのです。これも実に勿体無い!