カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年3月の「源智の井戸」の清掃ボランティアの年次総会に、メンバーの第二地区の役員の長老の方の「小学校の夏休みに、地区の子供たちに井戸の清掃体験をさせてみたらどうか・・・」という声掛けで、第二地区の子ども育成会の会長さんがオブザーバー参加され、その後育成会の役員の皆さん等で検討をされてきた結果、この夏休み期間中の8月の8日と22日、小学生の子供たちを対象に「源智の井戸の清掃体験と勉強会」が実施されました。

 第2099話でご紹介した通り、源智の井戸に関わることになって以降、松本市の上下水道局の視察に参加させていただいたり、ご案内いただいて松本の湧水に関する講演会を聴講したり、また自身でネット検索等で調べた内容なり、これまでに色々得る事が出来た様々な情報がありましたので、それを子供たちの勉強会のテキストに高学年用と低学年用それぞれに纏めることが出来ました。
その陰には、地元町会のメンバーの方が調べて教えたくださった町会と井戸との30年の関りの歴史と情報や、またメンバーの方が業務用に契約されているChatGPT を使って、私の纏めた元原稿をAIに聞いて子供たち向けに項目建ての構成案を作って頂いたり、また最後に出来上がった原稿を事務局がお願いして地元小学校の教頭先生に子供向けに使うために校正いただいたりと、勿論周りの方々の協力もありました。
 当日は、初回が小学校のお子さんが6人、二回目が3人と参加者は多くは無かったのですが、皆さん親御さんと一緒に、中には第二地区外の地区や東京からも、親御さんのご実家である地区内のお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの家に遊びに来ていて、そのお祖父ちゃんやお祖母ちゃんと一緒に参加してくれたお子さんもおられました。
清掃ボランティアがやっている井戸掃除を体験して貰いましたが、スダレ効果や清掃直後だったりしたためにあまり汚れていなかったので、むしろ水路の方が藻が発生していて汚れているからと、そちらに移動して、しかもデッキブラシではなく「こっちの方が良く落ちるから」と金属のタワシを使って一所懸命掃除をしてくれるお子さんもおられ、またサンダル履きだったので「この方がやり易いから」と、水路の中に入ってじゃぶじゃぶと歩きながらデッキブラシで藻を落とす男の子もいて、(子供だから)“まねごとで良いだろう”と思っていたこちらが、むしろ教えられまた反省をさせられました。
清掃体験の後は近くの公民館に移動して、高学年と低学年の2グループに分かれ、清掃ボランティアのメンバーでもある市の職員がグループ毎にそれぞれ用意した先述のテキストを使って、傍で見ていたこちらも感心する程に子供向けに上手く説明されて、子供たちに松本の水と源智の井戸を含む湧水のことを勉強してもらい、最後に水道水と湧水の水を4種類飲み比べて、自分たちが掃除した源智の井戸の水を当てて貰う“利き水”も体験して貰いました。
 終わってから、「今日、サッカーの大会で来られなかったお兄ちゃんにも見せてあげるから」とテキストを大事そうに持ち帰ってくれるお子さんや、「面白かった。また来年も来たい!」と言ってくれるお子さんもいて、少しは実施した成果があったかとホッとしました。
正直、私自身は定年後にたまたま井戸に関わることになって、初めて自分の生まれ育った松本の“水”について知ったことも多かったのですが、自分の暮らす松本の街の良さや、その恵まれた環境のことを子供の頃に知っていれば、また大人になっての印象や行動が例えその時に松本には居なくても変わって来るかもしれません。
小学生の子供さんたちの真剣さと素直さを傍で見てそうしたことを感じながら、この清掃体験と勉強会がそんな小さな一助になれば、今回実施した甲斐があると感じた次第です。

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