カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 春と秋のお彼岸とお盆。子供の頃から、祖父母や父母、妹と家族総出で、田んぼやリンゴ園に囲まれた集落の外れの高台にある、同姓ばかりの我が家のお墓にお参りするのが毎年の恒例でした。
春はともかく、夏のお盆と秋のお彼岸は日を決めて、そのお墓の同姓の家同士で集まって草刈りや墓掃除をしていましたが、専業農家ではなく皆兼業で週末農家の私たちの世代になってからは、毎年同じ日付の決まった日に集まるのが平日になると難しいので、やがてそれぞれが個別に自分の家のお墓やその周囲の草刈りと掃除をするようになりました。
  (お墓のある高台から、松本の市街地越しに鉢伏山と美ヶ原方面を望む)

 今年のお盆前の8月8日。信州とはいえ松本もご多分に漏れず35℃近い様な猛暑の日々ですので、朝早く出掛けて2坪位の我が家のお墓の敷地やその周囲のお墓も含めて、刈払い機で草刈りをしました。
リンゴ園の草刈りをすることも無くなった今は、このお墓の草刈りが唯一刈払い機が活躍する場になりました。
会社勤めの頃は、例えばGWとかお盆休みといった長期休暇に、数日掛けて刈払い機等でリンゴ園や田んぼの畦の草刈りをしていたことを思うと、我が家だけでなく周りの本家や新宅など、近しい同姓のお墓の敷地や墓地の入口の通路など含めて草刈りをしたとしても、せいぜい5~6坪足らずですので、5~6坪の草刈りなど、リンゴ園のことを思えばあっという間に草刈り終了です。
(集落の同姓のお墓には、おそらく江戸時代よりも古く、集落に居を構えた同姓一族の中で、「塞ノ神」という屋号の本家が一番の旧家で、江戸時代に分家した新宅に当たる我が家が二番目に古いことになり、更に我が家から分家した“新宅”もあるのですが、その本家が10基以上、我が家が7基と、この2軒だけは昔の石塔が他の家のお墓に比べて今も多く残っています)
 以前、なかなか刈払い機が始動せず、稼働までに時間が掛かったこともありましたが、リンゴ園での草刈りがなくなり、使用頻度と稼働時間が少なくなったことがその原因だとばかり思っていたのですが、決してそうではなくて、以前JAの機械センターに修理をお願いした時に、混合ガソリンを入れっぱなしにしておくと燃料が古くなって始動しにくくなると教えて貰ってからは、昔のリンゴ園の時の様に燃料タンクを一杯にせずに少しずつ燃料を注入して、使用した後に出来るだけ燃料をタンクに残さないようにしたところ、次に使用するのが時間が空いた後でも、僅か数回でエンジンが掛かるようになりました。
草刈りそのものは、せいぜい30分足らずで終了です。その後刈った草を片付け、お墓の植え込みの中の雑草を抜き石塔や前回備えた花立の枯れた花を片付けて、無事お墓掃除が終了しました。これで今年も無事にお盆が迎えられます。
 そして迎えた8月13日の“迎え盆”。
今年は次女が孫たちを連れて5日から松本に来てくれていたので、午前中に全員で車でお墓にご先祖様をお迎えに行くことが出来ました。
戸建ての頃と違って狭いマンションですので、仏壇を置いてある物置兼ミニ書斎に、ご先祖様をお迎えするために13日の朝お盆の“お棚”を作って、例年同様に仏壇のご位牌を全て引っ越し、菩提寺から戴いて来てある“お施餓鬼”等とお盆用のお供えと、仏花やキュウリとナスで作ったご先祖様の送迎用の馬と牛などを並べてあります。 (お棚の写真等は以前の物です)
先ずはお墓でお線香をあげてご先祖様にお迎えのご挨拶をして、信州の迎え盆の特徴であるカンバを焚いて家にお連れし(昔は祖母に教えられた通りに、手を背中にちゃんと組んでご先祖様を負ぶって家まで歩いてお連れしたものですが、今は車でご先祖様も一緒に)、玄関先でまた迎え火のカンバを焚いてから(マンション故、ちょっと火を点けるだけの真似事ですが)お棚にお連れして、皆でお参りをして迎え盆の終了です。
因みに、今のマンションの在る地区の菩提寺の檀家回りは、ちょうどこのお盆の13日です(引っ越す前の集落では秋のお彼岸でした)。ですので、順番で我が家には午後一番でご住職がやって来られ、先祖供養のお経をあげてくださるので、昼までにはご先祖様をお迎えをしておく必要があるのです。
 そしてお盆の間、孫たちも教えられた通りに「ナムナム・・・」と毎日お参りをしてくれての16日の送り盆は、同様に玄関先とお墓で送り火のカンバを焚き、お棚に飾ってあったお供えと仏花をお墓に供えて、お線香をあげてお参りをして、最後にお供えの御供のお菓子を皆で湧けて頂いて食べ、今年のお盆が終了しました。    (下の写真は以前の秋のお彼岸の時の様子です)
ただ、今では帰省してお盆に帰るという家もあることから、迎え盆と送り盆を分けずに、我が家のお墓の様な田舎の農村エリアでさえお墓へのお参りは13日の一度で済ますというお宅も見られる様になりましたが、我が家では我々が出来る内は、迎え盆と送り盆をそれぞれ昔通りにやっていきたいと思っています。
今年は、孫たちも一緒だったことから、賑やかなお盆になりました。亡き両親や祖父母も含め、ご先祖様もきっと喜んでくださったことでしょう・・・。    合掌

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