カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 源智の井戸の清掃ボランティアの事務局からの投げ掛けもあって、井戸ある町会を含む地区の子供会育成会が、子供たちの夏休みに体験学習の一環として井戸の清掃体験と学習会を実施したいとの相談がありました。
 そこで、これまで誘って戴いて参加した松本市の上下水道局の視察(第2039話)や、市民講座「サロンあがたの森」での湧水研究者の方の講演(第2036話)での内容、更には源智の井戸の湧水に関わって自分自身もこれまでに興味を持って色々調べたりしたことをまとめて、子供たち向けの冊子を作ることにしました。
材料は十分にあり、「さて、小学生の子供向けにどうまとめれば興味を持って読んで貰えるのか?・・・???」と考えても、なかなか良いアイデアが浮かびません。何しろ、娘たちが小学生だったのは半世紀以上も前ですし、シンガポールから戻って私が勉強を教えると、すぐに怒って娘たちが泣き出してしまうので奥さまが勉強を担当し、私メは夕食調理担当になったので、結局学習内容自体も(60年以上も前の自分のおぼろげな記憶以外は)覚えていません・・・。
すると、清掃メンバーのお一人が私のまとめた文書をチャットGPT に「子供向けにはどうまとめれば良いか?」聞いてくれて、その構成案を送って来てくれたのですが、これが簡潔にまとまっていて実に秀逸!
どういう指示を入れたのか分かりませんが、高学年用、低学年用に構成案を二つ送って来てくれました。
最近の報道などでAIが優秀なことは知っていましたし、以前次女の婿殿から、病院で受け入れた研修医たちの終了時のプレゼンで、先生たちが驚く程素晴らしい論文発表があり、訝しく思って良く聞いていくと、結局AIが作成したものだったと判明し、皆「AIはここまで来たのか!?」と唖然としたと聞いていたこともあったのですが、初めて体感しそれもあり得るかもと遅ればせながらも実感した次第。
 そこで、その構成案に沿って、出来るだけ子供さん向けに平易で分かり易い文章を心掛け、且つ使う漢字も対象の学年を自分なりに考えながら文章を書き、各項目毎の内容に沿って、これまでこのブログ用に撮り貯めてあった中からテーマに相応しそうな写真を選んで貼り付けて、学習会向けの冊子を作成してみました。併せて、我々清掃ボランティアメンバーも今後もし使う機会があればと、集めた源智の井戸などの松本の湧水群などのデータや資料を元に、「大人版」の学習用冊子も作成してみました。
そして、子供用の冊子を育成会を管轄する地区の公民館で印刷して貰うのに、カラー印刷はインク代が高いので、原稿はA4版でしたが半分の大きさのA5版で印刷することにしました。勿論、A4をA5に縮小印刷した場合にちゃんと読める様に、元原稿のフォントサイズも設定しました。

 実際に試し印刷をしてみて、十分読める大きさでしたので、A5版での縮小印刷で本番用も印刷することにしました。
我が家のプリンターは、事業所の在る県下の各自治体に事業税、社員の方は住んでいる場所への住民税など県下にたくさん収めて頂いているので、信州人としては当然エプソン製のインクジェットプリンターを使っており、紙サイズはA4です。しかし、インクジェットの水性インクは滲むので、普通のコピー用紙への両面印刷だと透けて見難くなるため、片面印刷で山折りにして長辺での袋とじにします。
ただ、小学校の子供用の教材のとじ方が左右のどちらが一般的なのか分からず、試しに両方作ってみることにしました。我が家もプリンターは無線でのWi-Fi接続です。
通常は、PCの印刷画面でプリンターの「プロパティ」ではなく、その下の「設定」欄の一番下に「1ページ/枚」をクリックすると、2頁から16ページまで6種類の選択画面が出て来るので、その中の「2ページ/枚」を選ぶと、A4サイズの紙に2ページ印刷されてA5版になります。この場合は左から1→2となるので左とじが基本です。
次に右とじ印刷をしようとしたのですが、その方法が良く分かりません。先程の印刷設定画面でプロパティから入り、「ページ設定」画面の中から「180度回転」、「左右反転」、或いは「逆順印刷」、更には「とじ方設定」から「左・長辺とじ」と「右・長辺とじ」と組み合わせも含め色々試してみたのですが、唯一2→1で印刷できたのは裏返しで結局右とじ印刷は出来ませんでした。

 そこで、ネットで方法を検索してみました。すると・・・、
『パソコンの印刷画面でページ設定(またはプロパティ)を開き、「左右反転」または「180度回転」の項目にチェックを入れて印刷してください。元のデータやとじ方向によって左右を逆にする方法は異なります。』
『「袋とじ(見開き)」機能を使っていて、表裏のページ順や左右の配置を逆にしたい場合は、プリンターの印刷設定で[180度回転](またはページの方向を反転)を組み合わせることで解決する場合があります』
『印刷したいファイル(Wordなど)を開く。[ファイル]>[印刷]から、エプソンのプリンターを選択する。[プリンターのプロパティ](または[プリント設定])を開く。[レイアウト]タブや[ページ設定]タブなどから[180度回転](あるいは回転方向)にチェックを入れる。そのままプレビューを確認し、問題なければ印刷を実行』
はたまた、
『Word のオプションで、編集言語にアラビア語を追加して、表示を「右から左に」設定すると右から左に表示されるようになります。
(1)[ファイル]タブ > オプション > 言語を選択し、Office の編集言語と校正機能の [言語を追加] をクリックして、アラビア語を選択して追加します。※下図例では、アラビア語(UAE) を追加しています。※言語を追加後、Word を再起動します。』
という幾つかの情報がみつかりましたが、殆どは既に自分で試した方法ですし、横書きの場合、日本語や英語は左から右ですが、右から左へ書くのが「アラビア語」だからということらしいのですが、そうは言っても、
 「いくら何でも、アラビア語選択はあり得ないだろう!?」

 そのため(自分の頭では)遂に“万策尽きる”・・・で、止む無くエプソンのインフォメ(お客様相談窓口)に電話で聞いてみることにしました。
出られた女性の方に内容を説明すると、プリンターの型番、Windowsのバージョンなどの確認の上、実際のプリンターの印刷画面を見ながらやり方を説明してくださいました。その方法は・・・、
『同じく「プロパティ」を開き、「ページ設定」画面の中の、中段くらいにある「割り付け/ポスター」の「オフ」になっているのをクリックして、その中にある「2ページ割り付け」を選択します。すると「設定」欄が現れ、それをクリックすると短辺・長辺とじの画面見本に切り替わり、その長辺とじの中にある「1・2」と「2・1」の内、「1・2」が通常の左とじで、「2・1」を選べば右とじになります』
という方法でした。今まで自分では大判のチラシやポスター印刷もしたこともありませんので、この機能を使ったことはありませんでしたが、「割り付け」という機能を使えば、「ナンダ、こんなに簡単に左右とじが選べるのか!?」と目から鱗!
それにしても、こんな良くPC操作も分からぬ素人の年寄りで、しかも世間では一番たちの悪いクレーマーになり易い「会社人間だった定年後に社会には人脈も無く、肩書が無くなって誰も相手にしてくれなくなった」高齢者相手に、イヤな顔色一つ見せずに(と言っても“口ぶり”からの推測ですが)、懇切丁寧に、しかも優しい口ぶりで教えて頂けました(決して女性だからの好印象では無く、仮に男性の方であっても同じ対応であれば同じ印象だったと思います)。
正直、期待以上でした。これまで他社の家電製品で不明点があり、その会社のインフォメにも問い合わせたりしたことも二度ほどあったのですが、その時は「出来ません!」という“けんもほろろ”な対応が多かったのです。ですので、本当に深謝でありました。
  「エプソンのインフォメ、Good Job!イヤ、素晴らしい!!」
【追記】
実際に印刷してみての感想では、縦書きの日本語文庫本などの様に縦書きの日本語の場合は、右から左に読み進めるので右とじの方が読み易い。しかし、左から右へ読み進める横書きの日本語の場合では、むしろ左とじの方が読み易いことが分かりました。
おそらく、記憶での教科書のとじ方が左右両方あったのは、例えば国語の教科書は右とじで、社会の教科書は左とじだったからだろうと思います。
従って今回は横書きなので、左とじを選択することにしました。
因みに、公民館の伝手(つて)で地区内の小学校の先生方にお願いして、学年に依っての漢字の使い方やふりがな、また文章そのものなどプロの眼で添削して頂き、しっかりと修正する予定です。

 終活と断捨離でマンションに引っ越して5年目。
マンション生活自体には不満はありませんが、唯一の不満は(当たり前ですが)マンションには庭と畑が無いこと・・・でしょうか。
庭に関しては、奥さまが戸建て時代に丹精込めて育てていた蘭とクリスマスローズは鉢に植えて一緒に運んで来て、マンションのベランダでも家内が一生懸命育てていて、毎年頑張って花を咲かせてくれています。
また“庭いじり”が出来なくなったための私メの“グリーン欠乏症”は、“インテリア・グリーン”を大小何鉢も購入して育てることで、室内でも自己満足的ではありますが楽しんでいます。
しかし、家庭菜園だけはそうはいきません。山に畑があるのですが、水利が無いので野菜栽培は無理。そのため、最初の春にマンションのベランダでのプランター栽培を初めて試してみたのですが、結果は惨敗。二回目の春はプランター栽培では無理と諦めて何もせず。しかし、ウズウズして3回目の春にまた挑戦し・・・“三度目の正直”などどこ吹く風で惜敗(飽くまで自己評価です)。
  「野菜・・・、買った方が安くない・・・!?」
という家内の冷たい(冷静且つ客観的?)評価にもめげず、ここで4回目の春を迎えて、今年も懲りずにベランダでのプランター栽培に挑戦です。

 最初の失敗は水遣りと肥料不足でした。自然の降雨の恩恵が期待できないマンションのベランダ。栽培中での一週間程の不在時に、水遣りの工夫をしたものの結局は対応しきれませんでした。
3年目の春は追肥を心掛けた結果、それなりに収穫は出来たものの、キュウリはイマイチ。満足出来たのは、葉物野菜の大葉(青ジソ)、バジルとルッコラだけ・・・。
そこで4年目の今年の春。3回目となるベランダ菜園では、今回もミニトマトと中玉トマトにナス。葉物野菜ではパセリ、バジル、ルッコラと、そして今年も零れ種でたくさん生えてきた大葉(青ジソ)を栽培。
しかしキュウリは今回は潔く?諦めて(産直で購入します!)、キュウリの代わりに今年はゴーヤを栽培してみることにしました。
ゴーヤ栽培の目的は、決して最近人気の“グリーンカーテン”ではありません。我が家ではゴーヤの苦みが好きで、毎年何度もゴーヤを買って来てはゴーヤ・チャンプルーを作って食べるので、飽くまでゴーヤの収穫が目的。「キュウリがダメなら、ゴーヤでね!」という意味です。
そこで、事前にいつもの園芸店の野菜売り場のスタッフの方にお聞きして、プランター栽培が可能か、その場合のプランターの選び方や栽培のコツなどを確認し、今では品種改良がされて幾つか種類もある中で、昔ながらで苦みの強いという「沖縄ゴーヤ」(正しい品種名かどうかは分かりません)にしました。

 先に土壌改良剤を購入してプランターの土に混ぜ、その後で園芸店で苗を購入してプランターに植えたのが5月30日。
今年はGW明けの中旬に箱根に行って来たので、水遣りの出来ない不在時を避けて、植えるのは少し遅くなりました。

30ℓの大きなプランターに、それぞれゴーヤ二株とミニトマトと中玉トマト。大きな植木鉢には連作障害に強い接ぎ木苗のナス。そして浅めの2つのプランターには、パセリとバジル、そして種蒔きでルッコラを。なお、大葉(青ジソ)は、昨年の零れダネがそこら中から芽を出してくれる筈。ただ土壌改良剤を混ぜる時に結構土を攪拌して混ぜたので、種が底の方に行ってしまって、もし生えて来なければ大葉の苗を購入することにして、暫くは観察することにしました。
 すると一週間後くらい、毎朝しっかり水遣りをしていたのですが、幾つも芽が出て来ました。小さくて可愛い双葉です。
因みにルッコラも双葉ですが、ルッコラは長めの葉が伸びていくのに対して、後から出て来た芽は少しすると双葉との間に少し尖ったギザギザした小さい葉が出て来ました。ですので、ルッコラではありませんし、ルッコラの種を撒いたプランター以外の全てのプランターに同じ様にたくさんの芽が出て来ましたので、これは間違いなく大葉(青ジソです)。その数100株近くありそうです。土壌改良剤を入れて結構攪拌したので、零れダネは底の方になったと思っていたのですが、皆頑張ってしっかり芽を出してくれました。
とはいえ100株は少し多過ぎるので、丈夫そうな株を選んで間引きました。そしてその中から、横藩の次女の家でも昨年大葉(青ジソ)を植えたそうですが今年は芽が出て来なかったそうなので、家内が横浜の次女の家に行く時に10株程持って行って、次女の家の鉢に植えて貰いました。
 以前家庭菜園で使っていたイボ竹を大小10本程持って来てあり、これまでも支柱として使って来ました。その中の一番長い180㎝程のイボ竹を4本、ゴーヤを植えた四隅に刺し、100均(今では何でもありますね)で買ったキュウリの網を買って来てイボ竹に折り返して縛り付けました。
ただ、それでもゴーヤはグリーンカーテンにすれば屋根先に届く位伸びますので、二株のそれぞれの生長点を摘心し、脇芽を横に伸ばしてあげることにしました。
因みに、6月中旬、井戸清掃に行く際にグリーンカーテン用にゴーヤを3鉢のプランターに植えてある喫茶店の前を通ったら、もう親指大の小さなゴーヤが出来ていました。ゴーヤはキュウリと同じで、雄花と雌花が咲きます。雄花を切り取って雌花の方に受粉してあげた方が確実ですが、そのままでも多分結実すると思います。
 苗を植えてからほぼ一ヶ月。
それぞれ一生懸命頑張って成長してくれています。毎朝水遣りの時に観察して眺めると、日々彼らの頑張り、成長ぶりに驚かされます。
しかし私たち人間がそんな自然界の営みの中で出来ることは、例えば支柱や肥料など栽培技術的に云えば色々必要な作業はあるかもしれませんが、それは単純な支援であって、言い換えれば彼等植物が成長する(結実して子孫を残す)ために、如何に我々がポートしてあげられるのか・・・ということなのでしょう。

6月26日に初めてゴーヤの雄花が2輪咲き、その後も幾つも花が咲いているのですが、雄花ばかり・・・。ゴーヤの実になる雌花が一向に咲いてくれません。
心配になって調べてみると、キュウリと違ってゴーヤは雄花と雌花は9対1位で、しかも最初の頃は弦や葉が成長するために雄花が咲くのだとか・・・。ゴーヤを育てるのは初めてとはいえ、全く知りませんでした。ですので、焦らず気長に待つことにします。我慢、我慢・・・
因みに、6月28日には初物のナスを収穫しました。ミニトマトと中玉トマトはなかなか色付いてきません。ルッコラは大分葉が茂ってルッコラらしくなってきました。
でもまだまだ、じっと我慢、我慢・・・の日々が続きます。
【追記】
6月26日に初めて2輪初めてゴーヤの雄花が咲き、その後も9対1どころか、20個近くも雄花ばかりが咲いていたのですが、7月8日の朝、遂に1輪、初めて雌花が咲いているのを見つけました。黄色い花の付け根にたった2㎝足らずですが、しっかりとゴーヤの形をした膨らみが付いていました。初めてのゴーヤです! \(^o^)/
そして、同じくこの日、中玉トマトが漸く赤く色付いているのを発見。そして、すでに1個収穫しているナスも2個、大きく成長して来ましたので間も無く収穫出来そうです。
続いて、7月10日と11日にもゴーヤの雄花を発見!このまま順調に育っていってくれれば念願のゴーヤがちゃんと収穫出来そうです。またトマトとナスもご覧の通り、皆元気に成長してくれています。この日の松本は34度前後と酷暑目前の暑さ。夏野菜たちにとっても、いよいよ夏本番を迎えたからなのでしょうか。

 「平成の名水百選」の“まつもと城下町湧水群”の一つ、「鯛萬の井戸」の清掃を20年以上たった3人でずっと続けて来られた方が、やはりメンバーの高齢化で今後の継続への不安を感じられ、その対応策検討の参考にと、「源智の井戸」のボランティア清掃にも最初からメンバーの一員として参加いただいています。そこでそのお返しにと、我々「源智の井戸」の清掃ボランティアも、毎月一回ですが「鯛萬の井戸」清掃のお手伝いに昨年末から有志で参加しています。

 その「鯛萬の井戸」への行き帰りには、嘗ての“商都”松本随一だった飲み屋街の裏町を通るのですが、先日「木曽屋」の前を通ったら入口に貼り紙がしてあり見てみると、ナント・・・、
『 閉店のお知らせ 三月末をもって閉店しました。長い間誠に有難うございました。 木曽屋 』
以前イオンからの車での帰りに店の前を通ったら、昼時間だったのに一台も車が停まっておらず臨時休業なのかと訝しく思ったのですが、まさか3月末で閉店していたとは・・・。 (以下掲載した写真は木曽屋の紹介頁からお借りしました)
 木曽屋は明治20年(1887年)創業という松本でも老舗の店。
松本民藝家具に囲まれた店内で、名物の豆腐の味噌田楽や鯉のうま煮(甘煮)、そして〆の手打ちそばなどの信州の郷土料理が食べられるお店でしたので、自分たちだけではあまり行くことはなかったのですが、県外からのお客さんを信州らしい郷土料理でもてなす時には、「しづか」や「草菴」などと共に候補に挙がる店でした。その中では、「木曽屋」はいかにも田舎のお婆ちゃんが作ってくれるような、決して洗練されてはいないかもしれませんが、素朴でホッコリする様な料理が特徴でした。
昔、我が家での春祭りの客呼びで、鰻の老舗「本間」から父が買って来た鯉のうま煮(甘煮)がニジマスの塩焼きと共に必ず出て(その代わり肉料理は見たことがありませんでしたが)、大人たちが皆美味しそうに食べているのを見て不思議に感じたのですが、歳を取ってここで初めて食べた時にその美味しさを初めて知った様に記憶しています。
 観光客だったのかもしれませんが、いつもこの前の道を通ると県外車とか車が必ず何台も停まっていたので、決して不況が原因ではないと思うのですが・・・。
ネット記事の中には「田楽に使う豆腐屋が廃業したのが原因」というくだりもありましたが、果たしてどうなのでしょうか?
 個人経営の店はどこも後継者不足に悩んでいるという話を良く耳にします。松本でも「草菴」や「どんぐり」も然りで、地場の銀行が仲介して事業承継がされたと報道されました。
明治20年(1887年)創業と云いますから、139年という歴史に幕を下ろした「木曽屋」。いずれにしても長い間お疲れさまでした。

【追記】
この7月1日から、新たに「喫茶 木曽屋」として民芸喫茶店をオープンしたとのこと。何となく、イメージ的には「ちきりや」と「喫茶まるも」を足して2で割った様なイメージと言ったら良いのでしょうか。
後継者の方の判断なのだと思いますが、きっとご自分の趣味を活かして業態を変えてでも、お祖母さまが始められた店を遺されたということなのでしょう。頑張ってください。
但し「喫茶 木曽屋」では、田楽は勿論、食事類は一切無しとのことです。

 関東甲信も梅雨入りした6月中旬。
最近の梅雨は、昔の様な“しとしと降る雨”というイメージではなく、線状降水帯やゲリラ豪雨といった感じで、何だか“梅雨”というイメージではなくなりつつあるのかもしれません。
そんな梅雨の真っ只中。午後は小雨予報ではあったのですが、昼過ぎまでは天気は悪くなかったので、久し振りにワンコたちとドライブに行くことにしました。
何度も書いていますが、住んでいる松本も含め、長野県内で“Dog Friendly”と呼べる(評価出来る)のは唯一軽井沢だけ。否、日本全国(と言っても我々がワンコたちを連れて行けた範囲ですが)でも、那須も箱根も、伊豆も、京都もどこも全く“Dog Friendly”ではありませんでした。唯一、現在はNYに暮らす娘が麻布台に居た時に、その周辺の六本木から芝公園辺りは、軽井沢の様に街を挙げて(軽井沢は観光協会が主導しています)ではなくとも、“Dog Friendly”なお店や芝公園などのエリアが多かった様に感じました。
・・・と、前置きが些か長くなりましたが、観光業はインバウンドで浮かれていないで、これからの国内観光では年寄りとワンコを如何に大事にするかがそのポイントだと思っています(と何度も書いていますが・・・)。

 最初は、大町の仁科三湖の青木湖畔にある「ao LAKESIDE CAFE」に行こうかと思ったのですが、ワンコが散歩するエリアが無いのと、そこでは喫茶だけにして他で蕎麦を食べようと思うと、例えば安曇野エリアでワンコと一緒に食べられる蕎麦屋さんは、数十軒在る蕎麦屋のなかでたった二軒だけ・・・(松本だって市内ではたった一軒だけです)。
人間様が食べている間、車の中でずっと待たせておくのは可哀想(特に夏のこの時期は車内の暑さが心配になります)。
ということで、結局今回も選んだのは“Dog Friendly”な軽井沢・・・です。
軽井沢はワンコ連れの(年寄りの)別荘族が多いという事情もありましょうが、(林間を活かす様な敷地の広さもその背景にはあるのか)テラス席を設けている飲食店が実に多く、蕎麦屋さん(何十年も前からの旧道沿いに在るような古い店舗は別として)も決して例外ではありません。
前回次女一家と軽井沢に滞在した時に夕食で食べに行った「地粉や」や「きこり」の支店ともいえる「香りや」(いずれも御代田町ですが)は、人気店でありながらちゃんとテラス席も設けています。他にもワンコOKのお蕎麦屋さんを検索してみると、隣接する御代田エリアまで含めると全部で8軒あるとのこと。さすがは軽井沢です。
そこで、途中車でランチに行ってまた戻るのは大変なので、最終的な目的地は軽井沢のアウトレットに行くことにして、先にどこかランチに行ってからアウトレットへ向かうことにしました。(下は前回の写真です)              

 前回4月上旬に次女一家と軽井沢に滞在した時に、次女が小さな子供たちも受け入れていただける蕎麦屋さんを探して夕食に予約して来たのが、この「地粉や」でした(第2075話)。
その時に、女将さんから目の前に拡がる、佐久平越しの八ヶ岳を教えて貰い、初夏からは芝生ガーデンのテラス席も使える様になるので、その時にはワンコOKと紹介して頂いていたので、今回はワンコたちとのドライブの途中でのランチにそちらへ伺うことにしました(因みに夜は予約可能ですが、ランチは予約が出来ません)。
軽井沢のアウトレットは軽井沢ICの方が近いですが、御代田町へは小諸ICで降りて、浅間サンラインを走った方が所要時間は短くなります。
 軽井沢の隣、御代田町の浅間サンライン沿いに在る「霧下そば 地粉や」。11時開店で11時15分頃に着いたのですが、
「えっ、今日って6月の平日だよ!!」
驚くことにこの日は平日だというのに、既に店の前の20台近い駐車場はほぼ一杯で、しかも8割方が県外車です。
軽井沢から御代田に掛けての一帯も蕎麦屋さんが多いエリアですが、「地粉や」はその中でも屈指の人気店なのでしょうか。
テラス席も我々の前のお客さんで満席となり、テラスの方が席数が少ないとはいえ、結局30分近く待つことになりました(室内の方が席数が多いので、我々よりも後から来られたウェイティング番号が遅い人の方が先に呼ばれていました)。
やはりワンコ連れのお客さんが食べ終わってテラス席の方から出て来られ、我々の順番になりました。
窓越しではなく、やはり芝生ガーデン越しに“裏八”(いつもは反対側から眺めているので)の八ヶ岳が目の前に拡がっています。「地粉や」でのランチには、この景色も“おごっそ”の一品として食事と一緒に楽しんだ方がやはり気持ちが良い気がします。ランチが人気というのも納得出来ました。
 我々のオーダーは、私がざる蕎麦(990)、奥さまがくるみだれ蕎麦(1680円)、それに「地粉や」は大盛りがありませんので、その代わりでそれぞれ追加蕎麦(580円)と追加蕎麦ハーフ(380円)も。それと、残念ながらビールもお酒も頼めませんが、写真を見ていたらとても美味しそうだったので、季節限定メニューという筍とワラビの煮物(650円)もお願いしました。因みに、家内に依るとメニューの一品の中にもくるみだれがあって、ざるそばにこれを追加しても値段は一緒とのことでした。
前回はここ「地粉や」で次女一家と夕食を食べ、そして追分の「きこり」では、次女一家をアウトレットに送って行った帰りに通ったらたまたま駐車場が空いていたので、急いで家内と二人で行ってランチに蕎麦を食べたのですが、個人的には「きこり」の二八の方が好みの様に感じました。
というのも、その時の「地粉や」の二八は少しコワイ(固い)感じがしたのですが、茹で方なのか若しくは捏ねの水の分量なのか、いずれにしても二回目のこの日は前回と食感が違っていて私にはちょうど良く、モチモチして美味しく感じました。
また前回もそうだったのですが、「地粉や」の応対で特に素晴らしいのは、その接客です。
最初から大盛りや二枚を同時に持って来るのではなく、追加蕎麦は一枚目が終わる頃を見計らって茹でたての追加蕎麦を持って来てくれること。しかもそれ用にそばつゆと薬味も新しいのを改めてサーブしてくれるのです。そして、更にその薬味もですが、松本の某有名店の様な小指の頭大の“申し訳程度”ではなく、その何倍もの“半端ない量”の卸した生わさびがこれまた多目の刻みネギと共にしっかりと載っているのです。更に天かすもサービスで一皿持って来てくださいます(我々は天プラの油でソバツユの味が変わってしまうのがイヤで使いません。因みに、最近は天つゆを別に出してくれる処もあるのでその場合は良いのですが、天ぷらそばも同様の理由で頼みません)。
(「スバラシイ!!蕎麦屋はこうでなくっちゃ!!」と心の中で拍手喝采)
蕎麦自体の美味しさは勿論ですが、一度その評判を聞いて食べに来れば、今度はその接客ぶりにも感激して必ずリピートするであろうことが容易に想像出来るのでした。
  「ごちそうさまでした。また来ます!」
 それから軽井沢のアウトレットに向かい、奥さまの行きたかった店に行き、品定めの後は、ワンコOKのツリーモールでワンコたちも芝生の上をノンビリ散歩。コユキはドッグカートの中にいることも多いのですが、クルミは足先の感触が気持良いのか、曲がらない後ろ脚も気にせずに嬉しそうに歩いていました。
前回来た時はこのエリアには来なかったのですが、以前来た時に工事していたキッズパークも既に完成していて、小さな子供たちが楽しそうに遊んでいました。今度孫たちと来たら、次女夫婦のショッピングの間は、ジジババがここで孫たちのお相手をすることになりそうです(対象は12歳以下の子供で、30分700円、追加の30分は500円とのこと)。
その後雲行きが少し怪しくなってきて、天気予報通りに多少雨もパラついてきたので、ミカドコーヒーで持ち帰りの珈琲を買って駐車場へ戻り、早目に松本へ帰ることにしました。疲れたのか、はたまた安心したのか、道中ワンコ2+1がすやすやと寝息を立てていました。

 前話の通り、色々検討した中から選んだTCLのC1プロジェクター。
TCLのプロジェクターの商品紹介記事からそのポイントを拝借すると、
『TCL C1 Google TV ポータブルプロジェクター
世界的テレビメーカーTCL製。完全密閉型エンジン採用で、故障の原因となる「レンズ内のホコリ」をシャットアウトします
オートフォーカスと自動台形補正が優秀で、置くだけですぐ見られるジンバルスタンドが便利。天井への投影が簡単に出来、液晶デバイスは3.0型、明るさ230ルーメン(ISO)フルHD(1080p) 
高透過率レンズに3色LED光源  
投写に際し285度の仰角調整が可能なジンバルスタンドが一体なので天井投影し易い  』
というプロジェクターです。

サイズは138.4 × 145.2 × 230.7 mm で重さ1.77kg。ジンバルスタンドが持ち手のハンドルにもなるので、2㎏近いとはいえポータブルと謳っている通り持ち運びは可能ですが、バッテリーは内蔵していませんので常時コンセントに繋いで使う必要があります。ですので、ポータブルといっても、Anker のNebulaシリーズの様に、キャンプなどの戸外でも使える様なモバイルプロジェクターではありません。ポータブルなので違う部屋にも簡単に持って行けて、(コンセントに差して)使えるという意味なのでしょう。
明るさは230ルーメン(ISO)ですので、昼間やライトアップした部屋で使うのは無理。夜間や薄暗くした部屋で使う必要があります。
天井投影に必要なジンバルスタンドという仰角が変えられる部品が、Ankerの様にオプションの別売り(しかも定価で6,990円!)ではなく、最初から本体に内蔵されているのも大変有難い。
因みに、我が家の寝室のベッド上から天井まではほぼ200㎝。C1のカタログスペックから判断すると、投射距離200㎝の時の投射サイズは70インチということになります(説明書に依ると192㎝で70インチ、219cmで80インチとのこと)。


 箱から出して電源を入れると、即座に画面が現れます。さすがに早い!リモコンにはYouTube、Netflix、Prime Videoのダイレクトボタンが備え付けられているので、必要があればボタン一つで見ることも出来ます。
個人的にはNetflixもPrime Videoも使わないので、Google検索からTVerを設定します。設定の際、TCLは日本メーカーではないので、使用言語の日本語と使用国のJAPANは結構マイナー扱いでした。
多分視聴エリア別のCM放映のためだと思われますが(TVerは無料放送なので、収入源はCM放映料です)、最後に自宅地域の郵便番号を入力してGoogle TVでのTVer設定が完了です。
  (以下の画面写真は、真下からの撮影ではないので少し歪んでいます)
 最初に新しいプロジェクターのTCL C1の映像画面を見ての感想。
画面の色彩を見た印象では、最初から設定されている標準モードでは赤がやや強い感じがしました。例えば人の肌の色や夕焼けのオレンジ味といった暖色系が映像作りで少し強調され、色彩の温度感が少し高まっている様に感じました。ここは好みが分かれるところでもあるのですが、もしかすると単に今まで見ていたAnkerの色作りとの差を視覚的に認識しただけなのかもしれません。
因みに、個人の嗜好に依り、必要であれば4種類の画像モードで変更が可能ですが、TCLの標準モードは慣れて来ると何となく暖かな感じがしました(人間の印象は青が強いとクールで爽やか、赤が強いと暖かでも何となく“ぼやけた”印象を感ずるのかもしれません。しかし、言い方を変えれば、冷たい画面と暖かい画面という印象の違いになるのかもしれませんが・・・)。
いずれにしても画素数がフルHDになっているので、これまでに比べて非常に画面が鮮明に感じます。しかも自動台形補正で縦横(垂直+水平)が補正され、且つオートフォーカスで瞬時に焦点が合うので実に気持ちがイイ。今までの(6年前の値段が倍の)Ankerに比べ非常にスピードが速く、H/Pの商品PR的に云うならば、反応良く確かに「サクサク」と動く・・・という感じがします。
電源を入れると、プロジェクターの設置に変更が無ければ瞬時にホーム画面に切り替わります。仮にプロジェクターを少しでも動かすと、即座に自動台形補正やオートフォーカスが行われて、またすぐにホーム画面に切り替わります。
そして何より、これまでの1280×720PのHD画質では総画素数が約92万画素、そして今回の1920×1080PのフルHDは総画素数が約207万画素ですので、1080PのフルHDは720Pの約2.25倍の画素数(情報量)を持ち、大画面でも細部まで鮮明で高精細な映像を表現されているので、見た目だけではなく実際の数値的にもキレイさがまさに倍増されたことになります(更に4KになるとフルHDの4倍の画素数になるのですが、BS4K然りですが、現状では放送される4K の映像作品がまだ少ないのが現状なので、残念ながら今のところは画素数4Kのプロジェクターを買っても宝の持ち腐れであり、フルHDで十分です)。
明るさ自体は230ルーメンと決して数値は高くはないのですが、これまで通り薄暗い部屋で見れば良いので、明るさは思った程は気になりません。むしろ、画素数のアップと搭載されている高透過率レンズの効果もあって、画像の鮮明さが際立つので、200ANSIルーメンだったAnker NebulaⅡよりも230 ISOルーメンの実際の数値の差以上に、印象的にはC1はかなり明るくなった様にさえ感じます。
ただ欲を言えば、排気音が気になります。側面投射して本体から離れて視聴すれば殆ど気にならないと思いますが、寝室でベッドの枕元に置いて音量も抑え目で使っていると、どうしてもファンの音をうるさく感じてしまいます。
また、これまでのAnkerのCapsule IIと比べると、モバイルで500mℓ缶サイズを謳うCapsule IIが僅か740gだったのに対し、ポータブルとはいえ1.77㎏のC1は枕元に置くと確かにデカイ。しかし、価格が半分でCapsule IIを上回るこのスペックが実現出来ているのですから、6年間の半導体を中心にした技術的進歩と、その結果のコスパ向上はさすがというしかありません。実機を検証した訳ではありませんが、もしかすると(動かさずに置いたままでの)寝室での天井投影だけなら、価格が倍のAnker Nebula3と比べてもスペック的には負けていない、否勝てているのかもしれません。
  今回は、これまで使って来たAnker Nebula Capsule IIの突然の故障で使用出来なくなってしまったことで、急遽止むを得ずの寝室用の天井投影プロジェクターの買い替えではあったのですが、出来ればもう少し明るさが欲しかったとはいえ、商品全体として見れば、今回購入したTCLのC1はほぼ個人的な予算枠の価格で購入することが出来ました。従って、その少ない予算を考えれば、今回購入したTCLのプロジェクターC1は十分に満足出来る選択だったと思っています。

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