カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 松本に生まれ松本に暮らしながら、終活で戸建てを離れて市街地のマンションに引っ越して、65歳を過ぎて初めて、朝に夕に北アルプスの峰々を毎日眺めて暮らせるようになりました。
勿論それまでも、会社員時代に諏訪に電車で通勤していた時は松本駅の駅舎や電車の車窓から、また松本市内の島内の事業所へ車で通っていた時は、宮淵で通称“常念通り”に合流すると目の前に聳える常念岳を始めとする北アルプスの峰々を眺めながら、季節毎にその景色を変える山容を眺めてきました。
 春夏秋冬どの季節をとってもその姿は、例えば白く輝く雪山も、そしてバラ色に染まる夕映えを背に黒い屏風の様に聳える夏の峰々も、どれもその季節季節で素晴らしいのですが、個人的に一番好きなのは初夏の雪解けが進む頃の北アルプスです。
 『 山たかく 水清くして 風光る 』(平林荘子)
まさに風薫るこの季節に、真っ白かった峰々の雪解けが段々進んで雪形が現れ、そして田んぼに水が張られる頃になると、芽吹きの木々の柔らかな新緑越しに、水田にその姿を映しながら聳える常念岳や遠く双耳峰の鹿島槍などを眺めることが出来ます。
 清々しい風薫る季節と相俟って、一番爽やかに感じられる北アルプスの峰々です。それは松本平から眺める北アルプスの“シンボル”である同じ常念岳一つとっても、背景の空の色や雲一つを含め、細かく見れば毎年その姿を変え、おそらく一つとして同じ情景ではないでしょう。きっと、その日、その時間、そしてその一瞬だけ見ることの出来た常念・・・なのです。

 ・・・ということで、これまで“風薫る”五月の頃に撮り貯めてあった、常念岳や北アルプスの写真の幾つかです(もしちゃんとした記録であれば、撮影時刻も本来記載するべきかもしれませんが、素人写真ですので月日だけでご勘弁ください)。

先ずはアルプス公園で一番良く見える「ピクニック広場」から見た常念です(2016年5月5日撮影)。
次は、岡田から山田へ行く途中、個人的に気に入っている“北アのビューポイント”から眺めた常念(2017年5月20日)。

そして、アルプス公園の「展望広場」から撮影した常念と松本平越しに臨む鉢盛山方面(2018年5月11日)。
引っ越した渚のマンションの部屋から望む常念(2022年5月23日と2024年4月28日)。
アルプス公園の「ピクニック広場」から見た、田んぼに水が張られ始めた島内地区から安曇野越しに見た常念(2023年5月12日)。
“百名山の展望台”美ヶ原の王ヶ鼻からの松本平越しの北アルプスと、常念岳の向こうに聳える“北アルプスのシンボル”槍ヶ岳(2024年5月11日)。
マンションからの暖冬で雪解けが早い今年の常念(2026年4月21日と5月5日)。
そして同じく今年の常念で、アルプス公園の展望広場付近からと、我が家のマンションから見た直近の常念から燕岳までの山並みです(2026年5月7日と5月18日撮影)。
これらの写真からも分かるように、4月から5月に掛けては、例え里が春の雨でも、北アルプスはまだ依然冬山で降雪の日も結構あるので、日によっては降雪で前よりも白くなることもあるのですが、そこは春先の雪なのですぐに融けて、やがて雪形が現れると徐々に黒い山肌の面積が増えて、次第に夏山へと姿を変えていきます

最後はオマケで、北アルプスでは岐阜県堺のため雪の多い乗鞍岳と、白馬方面で松本からも見える後立山連峰の双耳峰、鹿島槍ヶ岳(2026年5月5日)・・・です。ちょうど双耳の部分が、雪解けでまるで猫耳の様に見えています。

 以上、今までスマホで撮り貯めてあった中からですが、“風薫る”五月に松本から望む北アルプス、その中でも松本平から眺める北アルプスのシンボルとも云える常念岳の情景・・・その幾つかでした。

 GW中の5月3日。
松本の天気は朝から曇り気味で、前日の快晴とは打って変わって肌寒く、今年のGWは余り天候に恵まれていませんでしたが、毎日が日曜日の我々はGWも関係ありませんし、電車での移動も大変なので次女一家も松本には来ないこともあってどこにも出掛ける予定も無く、混雑する観光地には行かずにじっと家で過ごすのみ・・・。
 昔会社で部下だった女性が現在の安曇野市の穂高の出身で、GW中に毎年実家を継いだ弟さんの田植えの手伝いに(お互い会社が休みになることもあって)行かれていたのですが、彼女曰く、
 「GWの安曇野は観光客の車で大混雑で、最近ではNAVIのせいでどんな狭い農道にも県外車が入って来てしまうので、地元の農作業の軽トラとかが渋滞に巻き込まれ、家からすぐ近くの田んぼまで行くのに30分以上も掛かることがあるから、もう、ホントに大迷惑!」
と憤慨していましたが、その気持ちは良く分かります。
会社が休みなるGWだからこそ田植えをやるしかない兼業農家の皆さんは大変ですが、そうではない地元民も混雑するGWには観光などせず、出歩かずに家でじっとしているのが一番!です。

 とは言いうものの、家の中にじっとしているのも些かストレスが溜まるので、渋滞する車ではなく歩くのなら大丈夫とばかり、この日は気分転換で登山への足慣らしと体力増強も兼ねて、ウォーキングで城山公園から松本城経由で、四柱神社まで参拝に行くことにしました。
城山公園にはさすがにGW中なので、小さな子供さん連れの若いご夫婦が何組も遊具などで遊んでいました。駐車場には県外車も10台程。城山公園は桜の時期も過ぎているので、せっかく松本まで来られたのならアルプス公園に行かれた方が良いと思ったのですが、後で分かったことは、5月3日のこの日は毎年恒例のアルプス公園での「こどもまつり」が開催されていたので、恐らく駐車場が満杯で停められなかったのかもしれません。
城山公園で少し休憩してから下って、中央図書館脇から旧開智学校横を通って松本城公園へ。二つの国宝はさすがにGWの観光客で一杯でした。特に松本城は180分待ちの表示。今年からだったか導入されている、旧開智学校と松本城の“文武両宝”の二つの国宝を両方見学出来てしかも割引されているWEBチケットは、見学する時間も指定出来るため、行列に並んで待たなくて良いのでとても便利なのですが、それも既に完売している様で、黒門前ではWEBチケットを持っておられないお客さんは本丸への入場が制限されていました。。
ちょうど昼時間だったので、どこかでランチを食べて帰ろうかと思ったのですが、市内の蕎麦屋さんは有名店だけでなく、どこの(いつもはガラガラの)店も行列。都会の皆さんは行列に慣れているのかもしれませんが、我々は行列を見ただけで「ダメだ・・・。じゃあ他へ行こう!」となります。
しかし蕎麦屋さんは全滅で、ラーメンは奥さまが絶対拒否。お目当ての和食店はこの日はランチ営業無し・・・。
そこで、行列も無く席も空いていそうな店に入ることにしました。
 選んだのは、タイ料理の「タイ・インターテラス」。
お城の大名町入口からも近く、日銀松本支店の斜め対面で、和食の「しづか」の隣。以前、長女が選んでテイクアウトで買いに来たことがありました。
こう見えて松本にもタイ料理のお店は結構あるのですが、老舗の「ケーラン」始め本場のタイ人のシェフが料理をしているので、味はどこも本格派。
ただ、シンガポールでは(内装は高級店ぽく見えても)タイ料理やベトナム料理は庶民的で、中華料理と比べるとおサイフに優しかった記憶があるのですが(日本からの出張者や友人を自腹でもてなす時は、値段のこともありますが、味付けが中華に比べ濃過ぎず油も少なめで優しくて、また生野菜も使われるので日本人向けということもあり、ベトナム料理店に良く行きましたし、タイのスチームボートは日本の鍋料理の様で子供たちも大好きでした)、タイ料理でも色んな選択肢がある東京に比べると、松本のタイ料理店は結構値段が高い気がします。
こちらの店もバンコクの老舗ホテルでタイ料理とベトナム料理のシェフをしていたという、タイ人の女性シェフが7~8年前に開いたタイ料理とベトナム料理の店で、二号店を別の松本市内にも出店している人気店です。
1階は4卓と厨房で、二階にも席がある様ですが、我々は空いていた一階のテーブル席へ。
 この日は日曜日だったということもあり、土日祝日のみ提供というカオマンガイ(税込1660円)があったので私はそれを、奥さまはパッタイ(同1530円)を注文しました。
カオマンガイは、シンガポールの海南鶏飯(チキンライス)のタイバージョンです。
どちらも中国からの移民たちによってもたらされた海南島が起源というチキンライスが、それぞれの中国人コミュニティーの中で現地の調味料などを使って独自に進化したものです。
シンガポールのチキンライスは、ブラックソイソース(黒しょうゆをベースにした甘辛いタレ)、ショウガとレモンのソース、チリソースの3種類のタレを好みで使い分けて食べるのですが、カオマンガイは日本の味噌の様な現地調味料をベースにしたニンニクや生姜、そして香菜(シャンツァイ、タイ語でパクチー)の効いた甘辛いタレの一種類だけ。
鶏の煮汁で炊かれたタイ米が添えられているのは同じです。キュウリのスライスが添えられているのは、これまたシンガポールと一緒です。ゆで卵が付いているのは、現地ではどうか分かりませんが、日本の親子丼の様に“親子”ライスという意味でも掛けているのでしょうか?
奥さまの頼んだパッタイは、珍しくオムライスの様に薄い玉子焼きで麺を包んであります。またガーリックシュリンプも添えられています。そして、マレーやインドネシアのサテーなどに良く使われる、細かく砕かれたピーナッツが薬味で添えられていました。
カオマンガイのチキンはホロホロととても柔らかく、タレも美味ですが、例えば東京で食べるシンガポール料理の海南鶏飯に比べると(値段は同じ位なのに)チキンの量がかなり少ない気がします(参考までに、下の写真は東京田町「威南記海南鶏飯」のチキンライスとロースト・チキンヌードルです)。


一方の甘目の味付けが特徴のパッタイ。包んである玉子焼きが面白い。シェフのオリジナルの様で、家内も初めてと驚いていました。
  個人的には“チキンライス”では、今まではシンガポールの海南鶏飯一択だったのですが、シンガポール料理が食べられない松本でこのレベルのカオマンガイが食べられるのは大変有難い。チキンライスが食べたくなったらまた来たいと思いました。
GWで混雑してどこも行列だった蕎麦屋のお陰で、久し振りのエスニックの東南アジア飯のタイ料理を、この松本で楽しむことが出来て大いに満足でした。
 「ごちそうさまでした!」

 桜の咲いた後の楽しみはハナミズキでしょうか。
他にも、ボタンやフジも、桜の散った後で初夏にかけて街に彩をもたらしてくれる花の代表格と言えましょう。
今ではすっかり日本に定着したハナミズキですが、元々は東京から贈られたポトマック河畔の桜の返礼として、1915年にワシントンからハナミズキ(アメリカヤマボウシ)贈られて来たのが最初。以来たった100年ですっかり日本に定着しましたが、その由来を知ると、或る意味桜に代わってハナミズキが街を彩るというのも何となく意味有り気な気がします。
ハナミズキが、明治になって新たに桜の後の春の彩を我が国にもたらした花だとすると、古来この国に似合っていたのは、やはり藤や牡丹なのでしょうか。
牡丹は中国原産で、日本での栽培が盛んになったのは意外と新しく、江戸時代の元禄の頃からだとか。

 一方の藤は日本の固有種で、日本人の生活や伝統文化に密接な関連を持つ植物であり、他のつる性植物同様に民具の素材とされてきました。丈夫なつるを編んで椅子や籠を作ったり、また繊維を取って布や紐の材料にも利用されたりしてきました。そして藤原氏に代表される様に、飛鳥時代から氏にも用いられて来たように、高貴な紫色の花の藤は日本人にとって馴染み深い存在でもありました。
その藤の花を、松本市でもあちこちで見ることが出来ます。そんな初夏の街中で見かけた藤の花の幾つかです。
 先ずは“蔵の街”中町の早咲きの藤(4月19日)。続いて、城山公園の奥にある見事な藤棚(4月25日の撮影です)。
もう街中の藤は終わっているかと思ったら、まだしっかりと咲いていた国宝旧開智学校の庭の藤と松本城埋橋横の藤(2026年5月3日撮影)。


開智駐車場近くの松本城公園北西横の藤棚。ここは毎年見事な房の長い藤の花が咲くのですが、今年は剪定でかなり枝を刈り込んだためか、殆ど花がありませんでした(同じく2026年5月3日の撮影。比較するために2年前の2024年5月3日の藤棚です)。
そして西側の内堀脇の藤棚。長らく壊れていた藤棚とその下の休憩用の長椅子が、漸く改修整備されました(しかし藤は今年はあまり咲かなかったようです。5月3日の藤棚と、そこから眺めた天守閣)。
最後オマケに、2019年5月9日撮影の“サムライトード”を歩き、馬籠峠から下って妻籠宿入口の古民家の庭先に咲いていた藤と、2024年4月11日に撮影した箱根ガラスの森美術館のクリスタルの藤棚です。

 松本の今年の桜は、ご紹介した(第2074話)通り、松本城の外堀の標本木の桜が3月30日に開花宣言。そして一気に(軽井沢に行っていて不在だった)3日か4日には市街地の桜は満開を迎えた様でした。7日の薄川の桜はもう散り始めていましたから・・・。
 でも松本で有難いのは、桜前線が北上して行くのと同様に、桜が市街地から山の上の方へも徐々に駆け上がって行くことです。ケンミンショーで揶揄された“山の民の長野県民”は当然の如く自分の関係する標高が頭の中に入っていて、松本市街地は(市役所の地点で)標高は592mですが、城山公園が665m、ここからアルプス公園に至る城山遊歩道の途中の鳥居山が743m、アルプス公園が最高地点で標高775mとのこと。ですので、ソメイヨシノが500本という城山公園は、解説によると『江戸時代の天保十四年(1843)に松本城主であった戸田光庸が、犬甘城址に桜や楓数千本を植え、領民に開放したことがきっかけとなり、明治六年(1873)の太政官布告に基づいて、明治八年(1875)に長野県(当時は筑摩県)で初めて公園に指定されました。』という、古典落語の花見の噺で良く舞台になる江戸の飛鳥山同様に、江戸の昔から松本市民の憩いの場でもあったのですが、そこから更に100m標高が高いアルプス公園には、枝垂桜に始まり、ソメイヨシノ、オオヤマザクラ、八重桜、更には緑色の花の御衣黄など色んな種類の桜が合わせて1300本の桜があって、市街地から段々と標高の高い方に桜前線が上って行くので、松本城の桜が散っても城山が、そして城山が散っても、まだアルプス公園が・・・と、同じ狭い市内のエリアの中でも時間差で桜を楽しむことが出来ます。
ただそうは言っても、温暖化で桜の開花時期が段々早まって来ているので、昔の様にGWにアルプス公園で花見をするという訳にはいきませんが・・・。

 久しぶりに、ワンコも連れて4月11日の週末の土曜日にアルプス公園に行ってみました。
アルプス公園は、元々は長野県の種畜場があった場所で、種畜場が別の場所に移転後市に移管されて、その後整備された現在71haという広大な都市公園です。松本駅から4㎞という、市の中心部からでも車で10分足らずで来られ、且つ市街よりも200m程高いので高原風の雰囲気と北アルプスの絶景が楽しめ、しかも入場料無料で子供向けの遊具や小さな動物園などの無料の施設(ドリームコースターのみ有料)もあるので、家族連れに人気なだけではなく、(無料故に、桜の季節の弘法山や穂高の大王わさび農園などと共に)松本観光のツアーコースにも入れられることもあるなど、観光客も結構おられます。しかも、お花見の季節には都市公園には珍しく此処は火気使用OK(但し直火禁止)なので、お花見の季節にはグループや家族でのBBQを楽しむことが出来ます。
この日は週末で、そろそろアルプス公園の桜も咲く頃なので混雑するかと思い、東入口が500台、南入口が200台の無料駐車場がありますが、東(岡田側)からだと歩く距離が結構長いので、いつもの南側に停めることにして早めに出て、9時過ぎに到着し、幸い一番近い駐車場にナントカ一台の空きスペースを見つけて駐車することが出来ました。これで上段の駐車場は満車になりました。
もう既に家族連れの方々が思い思いに広場にスペースを確保されたり、滑り台等の遊具で遊ばれたりしていて、さらにまだ続々と後から来園されて来られます。
 園内の桜は、既にソメイヨシノは6分から8分咲きでしょうか。園内の所々に植えられているピンク色の濃いオオヤマザクラは咲き始めで、草原の拡がる「家族広場」に降りて行く道は、左側がソメイで右側が八重桜の並木道なのですが、八重桜はまだ蕾も膨らんではいませんでした。そしてここには緑色の花の御衣黄(ギョイコウ)も見ることが出来ます。また「香りの森」と名付けられた丘の一角には、もう花の時期を過ぎていましたが、雪国に早春の訪れを告げる白い花のコブシが何本も植えられています。
「家族広場」と遊具の在る「子供冒険広場」と名付けられた間の道を進み、私の子供の頃の種畜場時代からのお気に入りの場所、北アルプスの絶景が拡がる「ピクニック広場」へ。
 すると、驚いたことに新たに遊歩道が展望室のある自然博物館の方まで裏側からアクセス出来る様に延びていて、広場には新たに屋根付きになるのかベンチが園道沿いに二台と、松本平から安曇平から越しに臨む北アルプスの絶景を眺めることの出来る広場の先端部には、新たに望遠鏡が設置され、また古くなって判読出来なかった山の名前の解説版も新しくなっていて、そしてベンチも増設されて、以前のただの原っぱから随分見違える程に整備改修がされていました。これなら市街から観光に来られた方もきっと喜ばれると思います。更に、ここにもし岩岳にある様なブランコでも設置したら(しかも無料で)人気スポットになるかもしれないなどと想像しながら、暫し北アルプスの絶景を眺めていました(イヤ、子供たちが奪い合いでケンカになるか・・・?)。
(写真は5年前と昨年の同じ場所「ピクニック広場」です)
そして、あとは老朽化で撤去されたままになっている「展望広場」一帯をどう活かすかでしょうか?出来れば、園内には飲食施設が全く無いので、城山公園に隣接する「憩いの森」の様な、ワンコと一緒に北アルプスを眺めながら休憩出来る様なカフェを造って貰えるとありがたいのですが・・・(数年前にこのエリアの活用案として市が計画したオートキャンプ場は、市議会の反対で一旦取り下げられましたが、アルプス公園から尾根伝いの芥子望主山にも既にキャンプ場があり、必要ならそちらをもっと整備すれば良いので、私も不要だと思います)。
 ピクニック広場で暫く休憩し、ワンコたちにおやつと水を飲ませて、また来た道を戻ります。
10時スタートというドリームコースターは、アルプス公園で唯一有料(大人400円、子供200円)の遊具ですが、『滑降コース630m、登反コース365mの総延長995m。 このタイプの施設では珍しく、スタート地点までソリに乗車したまま戻ってこられるのが特徴である』とのことで、家族連れなどで長蛇の列でした。そのコースは昔の種畜場時代の旧道に沿って下っていくのですが、この旧道の両側には種畜場時代からの古木の太いソメイヨシノが1㎞近く続いていて、この道を今では殆ど通る車も無いので、結構な桜の穴場になっています。
父が元気な頃は、5月連休に子供たちと親子三代で、この桜並木の下でBBQを毎年楽しんだものでした。
 駐車場へ歩いて戻る途中、県外から松本へ観光に来られたというご夫婦と一緒になりました。
 「ここは、本当に良い所ですね!」
 「ね、そうでしょう!?」
地元民としてはお褒め戴いて何だか嬉しくなり、ここが昔は種畜場だったことや、市内からたった4㎞足らずで、71haにも及ぶ信州の高原風の広大な都市公園であることなど、チョッピリ自慢気に説明させて頂きました。
【追記】
アルプス公園に行った4月11日から5日後、今シーズンの登山トレーニング開始で、久し振りにウォーキングで行った4月16日の松本の城山公園です。お花見用の出店の屋台が撤収作業中で、人も疎ら。桜もすっかり葉桜になっていました。

 軽井沢滞在の最終日。
皆で朝ゆっくりと朝食を食べ、ゆったり温泉にも入って、チェックアウト時間ギリギリまでノンビリ過ごしてから荷物を積んで、ワンコたちも一緒に出発しました。
この日の次女一家との軽井沢での最後のランチは、今回も六本辻のラウンドアバウト(Roundabout)に面した林の中に佇む「ピレネー」。こちらは調理用の暖炉で炙られる肉料理がメインの、観光客や地元にも人気のフレンチ・ビストロです。

 横浜へ戻る次女一家の新幹線の時刻から逆算し、余裕をもってランチが食べられる様にと、開店時間の11時半に予約。娘が予約してくれた時に、予約したのが早かったせいか、シュミネと呼ばれる「暖炉のお近くの席を用意しておきます。」と言われたとか。
もし晴れていたら車の中でお留守番のワンコたちが心配でしたが、幸いこの日は曇っていて、直射日光を遮ってくれる林の中の駐車場なので一安心です。
 駐車場に車を停めて、ワンコたちのために少し窓を開けて、ラウンドアバウトに面した正面玄関へ。
開店前から行列が出来ていて、時間になって予約の有無を確認され、予約済みの人は席に案内されて行きます。
 我々の今回のオーダーは、肉好きの次女夫婦は、国内産赤身肉を薪の暖炉で焼き上げる国産牛フィレ肉(2人前300g)12500円/一人で、2名から注文可能。
私メは今回も若鶏の半身4200円。家内は珍しく、信州銘柄豚千代幻豚の自家製ソーセージ 4360円。
メイン料理には、それぞれ前菜ブッフェ、そしてサラダとパンが付いてきます。
また4歳以上の子供は、お子様ブッフェ1500円を頼む必要がありますが、4歳未満は無料です。
 「ピレネー」の食事での一番の良さは、豊富な前菜がブッフェで用意されていること。孫たちも好きな手羽先など喜んで食べていますし、私などはこのブッフェだけで十分と思ってしまいます。シュリンプサラダやブロッコリーと新タマネギのサラダ、キノコのマリネ、生ハム、手羽先(私も孫たちと一緒に喜んで食べていたら、「若鶏のグリルも頼んだんでしょ!」と娘が呆れていました)などなど・・・ただ年寄りには?少々薄味な気もするのですが・・・??)。
そして、ピレネーの良さは前回(第2033話)の昨秋に来た時にも書きましたが、名所の雲場池が近いため、交通量と観光客の通行人が多い六本辻のラウンドアバウトに垣根だけで直接面していながら、周囲が木々に囲まれているので、前回のワンコも一緒だったテラス席は勿論ですが、林の中の一軒家の様な感じがして、「これぞ軽井沢!」という雰囲気が感じられる点でしょうか?
(写真では分かり辛いですが、写っている大きな窓の外の木々や垣根のすぐ外側は、観光客の行き交う歩道とラウンドアバウトです)
ただ惜しむらくは、価格設定も「これが軽井沢!」という風に感じてしまうのは私だけでしょうか・・・?
今回も娘たちが昨晩負担してくれたのと、さして変わらない料金になりました(・・・トホホ。この日のための資金確保で、我が家では出来るだけ質素倹約令で節約してきたとはいえ、ジジババは辛い・・・)。
でも最後、横浜へ帰る新幹線に乗る次女一家を軽井沢駅で見送る時に、何度も何度も振り返ってはジジババに手を振ってくれる孫たちを見ていると、「良かったなぁ!また、おいで!」と、そんなトホホもどこかにすっ飛んで行ってしまったのでした(ヤレヤレ・・・)。

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