カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 4月上旬、宅配便の不在通知が入っていて、送り主の名前に記憶が無く、家内に受取りを託して果樹園での作業中、携帯が鳴り、
「あの荷物、この前来てくれた門前高校の方からヨ!」

「えっ、うそっ!」と慌てて戻ってみると、八方スチロールの箱に入ったたくさんの干物がクール便で届いていました。
「えっ!こんなにたくさん・・・・!」と絶句。

 夜、代表者の方にお礼の電話をすると、前回(第609話参照)も一緒に来られた、同じく門前高校OGの妹さん(彼女こそ、室谷先生から託されたDVDを、池田町への帰省の折にわざわざ我が家まで届けてくれたその人です)の高校時代の同級生のお宅が輪島で干物を専門に扱っていらっしゃって、そちらにわざわざお願いして前回のお礼に送っていただいたのだとか。
 
「いや、まだみんな社会人じゃないんだから、こんな気を使わなくてイイのに。それじゃ、却って申し訳なくて・・・」
「いえ、この前は本当に嬉しくて、美味しくて、皆本当に喜んで・・・。ホンノ気持ちです!」

 山国信州のスーパーでは見かけないような、どれも一回り、二回りも大振りの立派な干物ですので、いくら地元産とは言え高いでしょうに・・・。「ホンノ気持ち」と言う以上にたくさんの干物です。申し訳ないなぁ・・・。家内も話がしたいと、
「私たちも、久し振りに若い皆さんと話が出来て本当に楽しかったので、あんなことで良ければ、また皆さんで誘い合って是非来てくださいネ!」

 有り難く頂戴することにして、妹夫婦のところにもお裾分け。せっかくなので、娘たちにも冷凍便で送ってあげることにしました。

 その日の夜、能登半島の本場、輪島の地元産の干物を試しに早速焼いて頂きました。大振り肉厚で、新鮮で脂も良く乗った塩甘でとても美味しい本場の干物でした。ホンワカとしたぬくもりも一緒に噛み締めながら・・・。