カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 我が家から200mほどの所、信大こまくさ寮とは道路を挟んだ反対側にあった小さな洋菓子「セラ」。材料に拘り、中でも栗だけの甘さだというモンブランは逸品でした。

 私メは甘党ではないので良く分りませんが、家内が骨折入院中に差し入れに持って行った、フランス人のパティシエが作る松本の有名店「ミッシェル」のモンブランよりも「セラ」のモンブランの方が(奥様は)好みなのだそうです。(日頃、人にメタボだ、ナンダと色々言うので、“食っちゃ寝”の入院中に、今日はミッシェル!明日はセラ!と差し入れをして、ナンとか太らせようと画策したのですが、結果は身銭を切っただけで効き目無しに終わりました。「わぁい、たまには入院も悪くないよねー!」・・・トホホ)
また会社の先輩は、アレルギーのあるお孫さんのために、その材料を使わないケーキを特別に注文して、わざわざ安曇野から誕生日用に「セラ」まで買いに来られたと伺ったこともありました。
      
 平日の夕刻は早めに閉まってしまいますが、3月の中旬くらいからでしょうか、週末も閉まっているようになりました。
「オカシイなぁ・・・?」
特に張り紙も無く、看板もそのままです。固定客もおられたようで、閑古鳥が鳴いていたというお店では少なくともありませんでした。

 ある朝、チロルとナナの散歩の時にその前を通ったので、店のシャッターの前まで行って見ると、そこには小さな張り紙がありました。
里山辺に移転したとのこと。移転先の地図も描かれています。
以前、妹から、店を切り盛りされているご夫婦は山辺にお住まいとは聞いていたのですが。
我が家にとってはご近所にあったので、急な来客の時など近くにさっと行って“ちゃんとした”ケーキが買える大変便利な洋菓子店でした。
やはり借店舗だと家賃も掛かるでしょうし、ご自宅で開業できればそれにこしたことはありません。冬の早朝暗い内に犬の散歩に出ると、もう明かりが着いてご主人が仕込みをされておられるようでしたが、山辺からの通いはさぞかし大変だったろうと思います。

 家内によると、先日美ヶ原温泉へ行く幹線道路を通った時に、その道沿いに以前より大きな店構えでこの4月より新規オープンされていたとか。里山辺だとちょっと遠くて、我が家からはもう行く機会が無いと思いますが、どうぞ頑張ってください。

 もし行かれることがあったら、モンブランが断然お薦めです!(・・・だそうです)。

 遅れていた松本城の桜が16日に漸く開花宣言が出され、18日からライトアップ、19日から本丸庭園が無料開放されています。遅れていた分一気に満開となり、今年は僅か数日早く咲いた我が家の隣のヒガンザクラも一緒に競うように咲いて、今年の松本は桜の競演です。土曜日に買い物で近くまで行った弘法山も、2000本という桜が満開で全山浮き立つ様でした。
(以下写真は全て4月22日撮影)

 そこで22日の日曜日の早朝、家内を早めに起こして、車大好き犬のチロルとナナも乗せて散歩がてらアルプス公園に出掛けてみました。我が家からは車で5分程度。この日は花曇で、北アルプスは残念ながら雲の中。
お城よりも高台にあるアルプス公園は既にお花見用の提灯が飾られていましたが、まだ桜は蕾で、木によってチラホラ綻んでいる程度。城山々系のアルプス公園は標高800m程度だと思いますが、お城(隣の市役所が592m)とは200mでこれ程違うとは。700m前後の深志高校や近所の蟻ヶ崎児童館の桜は満開です。

 5年ほど前に拡張されたアルプス公園は70haという広大な公園で、園内に600本を越える桜があり、ここは火気使用が認められているので、今週末はBBQなどの花見客で広い公園も賑わうことでしょう。上手くいけば、今年はゴールデンウィーク前半まで桜が楽しめるかもしれません。
公園では、春の主役の桜が咲く前に、花の形状からおそらくコブシではなくハクモクレンだと思いますが、真っ白な花を木に一杯に咲かせていて、それは見事でした。

 家内も4月中旬の検診で漸く松葉杖が取れて普通の杖に替わり、4ヶ月振りのナナとの散歩です。
その後、久し振りに広々した公園でチロルとナナも一緒に草原を走り回ってから、今度は松本城に回ってみました。車でお城のお堀に沿ってぐるっと一周。朝7時頃でしたが、昼や夜の混雑を避けてか、お堀端には桜とお城の写真を撮る観光客や地元の方々が既に結構歩かれていました。どうやら満開を過ぎて、木によってはもう風に花びらが舞っています。この分だと、お城の桜はこの週末までは持たないかもしれません。

 24日の朝に散歩の途中で見たヒガンザクラは、大分散り始めていました。
信州のような山国では、桜前線は北上するのと同時に麓から山を駆け上って行きます。

 『おしなべて 花の盛になりにけり 山のはごとに かかる白雲』(西行法師)

春の番組改編に伴い、実に32年続いたという長寿番組『N響アワー』(NHK-Eテレ)が、3月末を以って静かにその幕を下ろしました。

 記憶では、作曲家だった芥川也寸志さんの穏やかで知的な進行振りが個人的には一番好きでした。盟友でもあった黛敏郎さんの「題名の無い音楽会」での、ある種攻撃的な知的さとは対照的でもありました。
赴任時代とも少し重なりますが、中村紘子さんも司会をされていたとはあまり認識がありませんでした。
また、アナウンサーでは何と言っても後藤美代子さんでしょうか。その上品で知的な語り口は、「N響アワー」のみならずNHKのクラシック番組の顔であり“声”でもありました・・・と勝手にそう思っています。

 最近でこそ大都市以外の地方にもプロオーケストラが増えましたが、ここ信州ではフル編成のオーケストラを生で聴くことが出来る機会は少なく、その意味で地方にいるクラシック音楽ファンにとっては、TVでその演奏に触れることの出来る唯一の定期番組でした。でも、やっぱり人気(視聴率)は無かったのでしょうね。
32年間が、3月の18、25日のたった2週で簡単に終わってしまった総集編を、しっかり録画もしてじっくりと見ました。

 戦前、前身の新交響楽団の頃から、ローゼンストックに鍛えられたNHK交響楽団。昔懐かしいマタチッチおじさん、そしてどうしても「PLUTO」を連想してしまうホルストシュタインやスマートなサヴァリッシュなど往年の名指者の演奏を少しだけですが触れてみると、知識としては知っていたつもりでしたが、昔のN響って本当にドイツのオケを髣髴とさせるような重厚な響きだったんですね。とりわけ日本で愛されたマタチッチのブルックナー8番は終楽章の後半部分だけでしたが、派手なアクションも無いのに正に魂が揺さぶられるような演奏でした。ただ残念だったのは、スイトナーおじさんが「運命」の冒頭の比較でしか登場しなかったこと。彼のモーツァルトも聴きたかったなぁ。
マンネリ気味だったサウンドに輝きを与えたのは、確かにデュトワさんの功績大だとは思いますが、古い“3B”で育った世代としては、それはそれで懐かしくもありました。
そのサウンドを今も思い出させてくれるブロムシュテットおじさん。穏やかな笑顔とお歳を感じさせない瑞々しい音楽で、大好きだという日本の聴衆の前にいつまでも立って欲しいものです。
そして、総集編の最後は、リクエストが最も多かったというスヴェトラーノフのチャイコの5番からの第4楽章。彼の指揮振りを映像でも見るのは初めてでしたが、指揮棒を持たず、N響からロシア音楽の響きを正に掴み出すような迫力。いつものN響とは違う、重々しいロシアの響きが確かにそこにありました。意図した通りの演奏に満足したのか、金管の“運命の動機”のファンファーレの後を引き継いだ弦楽合奏では指揮をせず、暫くオケの自走(奏?)に任せていたのがとても印象的でした。

 さて、こうなると、あとは毎週日曜日の朝6時からのBS-プレミアムでの「特選オーケストラ・ライブ」しか定期放送が無くなってしまいました。でも、早すぎて大音量で聴けないのが玉に瑕。
その週のクラシック番組を紹介してくれて重宝していた「クラシックガイド」も終わっちゃったしなぁ。「自分で、ネットでチェックしろ!」ってことなんでしょうかね。
少子高齢化の時代。バラエティ番組など若者向けの番組よりも、お年寄り向きの番組を作ったほうが、これからの視聴者人口は遥かに多い筈なんですが?・・・ネ!

 さて、4月から始まった後番組の「らららクラシック」。
それなりに興味深い内容もあるのですが、番組中の演奏は、最近流行りの聞かせ所だけのエッセンスを集めたイイトコ取りのCDのようで、まだスタートしたばかりではありますが、何となくつまみ食いだけで満腹感が得られないのが残念です。

 必ずしも全国区ではありませんが、地元信州では特に若者を中心に絶大な人気(?多分)を誇るタレントの三四六さん。
ラジオのパーソナリティーとしては、以前FM東京などで全国放送も担当されていたようですが、歌手としても長野県下では何故か圧倒的な人気で、出すCDなど全国チャートに関係なく長野県だけはトップチャートにランクインし、ライブコンサートも満員になるとか、謂わば“信濃の国のスーパースター”とも言うべき不思議な人です。

 何でも今でも続けておられる柔道では、中学時代の全国大会で、後の金メダリスト(確か中村兄弟のお一人)を決勝で破っての優勝経験もお持ちだそうです。凄いなぁ。因みに芸名の三四六も姿三四郎にあやかってとか。
ご本人は東京出身で、元々は長野県とは縁もゆかりも無かったのが、地元のFM局のパーソナリティーを務めて人気となり、最近では地元TV局でも土曜日の午前中とは言えレギュラー番組をお持ちです。奥様は同じくタレントの網浜直子さん。ご家族で信州での農業体験などTVやイベントでも活躍されています。

 その三四六さんが、月1回程度でしょうか、朝日新聞の長野版の教育欄でコラムを書かれていて、若者向け教育欄ゆえか(ご本人は県下の私立大学でも客員講師?をされているとか)、時としてやや説教くさいものの、その熱く、時になかなか味わい深い内容を拝見することがあります。

 3月末のコラムだったか、今春のセンバツ大会である全国高校柔道選手権で団体3位となった松商学園高校女子柔道部を、その大会前に取材で自ら稽古に参加した時のことを書かれていた中にあった言葉。
「この子たちは、試合で負けることはあっても、社会に出ていったときにはきっと負けない大人になるんでしょうね・・・」
と、そのふらふらになり、泣きながらの猛稽古を見て、一緒に取材していたカメラマンが感動の涙を浮かべて漏らしたという言葉を文中で紹介しながら、その開花を目指しての日頃の鍛錬をふまえて、
      
 『花からはじまる花はなし!』

 うーん、なかなか味わい深い。彼のオリジナルかどうかは分りませんが、イイ言葉だなぁ・・・。子供たちや若者にも聞かせてあげたいですね。
と、コラムを読んで、朝の慌しさも忘れて暫し感慨に耽っていたのでありました。

 「イイの?いつもより遅いけど・・・。遅れるわよ!」
 「あっ、いけない!」

 先月、松本発17時過ぎのあずさで娘のところに上京する奥様を松本駅まで送って行きました。
まだ松葉杖が取れなかったので、一緒にホームまでバッグを持ってエスカレーターで降りて行ったところ、ちょうど反対側のホームに新型ハイブリッド車両の「リゾートビューふるさと」が大糸線から入線してきました。

 日本初のハイブリッド車両は日本最高地点を走る小海線に既に導入されていますが、この「リゾートビューふるさと」は新しくデザインされて、2010年10月のJR東日本の“信州デスティネーションキャンペーン”に合わせて導入された全席指定の観光用臨時快速列車です。
土日などの休日を中心に運行され、停車する駅では観光する時間も取りながら長野~松本~南小谷間の篠ノ井線と大糸線を一往復しています。
この区間では、篠ノ井線で日本三台車窓といわれる姨捨(珍しいスイッチバックの姨捨駅に停車するかは不明)からの千曲川が流れる善光寺平や、松本からは進行方向を変えての大糸線では北アルプスを望みながら安曇野を走ります。

 景観を楽しめるように窓を大きく取った、2両連結の可愛らしい列車です。
初めて近くで停車中の車両を見ることができました。そこで、鉄オタならずともパチリ!

 松本も桜がほころび始めたそうなので、今日あたり遅れていた桜の開花宣言が出され、19日からは松本城が夜桜見物でライトアップされて本丸庭園が無料開放されそうですので、“名のみだった”信州も漸く春本番。
大きな車窓から、残雪の残る北アルプスの峰々を眺めながら「早春賦」にも謳われた安曇野をゆったりと走るのもイイですね。どうぞ信州へお越しください。

 今日は13日の金曜日。
クリスマスケーキを毎年食べても、こういう時は大和民族の“八百万の神”の精神で気にせずに参りましょう。
無宗教と外国からは蔑まれようが、唯一絶対神ではなく、一本の木や岩一つにさえ神が宿り、自然をも畏れ敬うのが、遥か海山を超えて最後にこの“災害列島”に辿り着いて安住の地とした我々の祖先が、長い年月をかけて導き出した宿命への回答であり、自然をあるがままに許容することで培われ、それに伴い、結果として民族のDNAに刻まれた日本人の持つ柔軟性ではないかと思います。

 さて、以上全く関係ありませんので、この辺で本題に移ります(閑話休題=それはさておき)。

 前話でのBBQパーティーのために、焼肉用の味付け肉を探すのに結構苦労しました。
焼肉屋さんは、A5クラスの高級店や評判店、チェーン店など松本市内にも結構たくさんあるのですが、お肉屋さんとなると昔からの個人経営の精肉店が多く、しかも焼肉用の味付け肉はタレの好みもあるので、実際に買って食べてみないと肉質含めて良く分りません。

 子供がまだ学生だった頃は、時々は自宅での焼肉用に買ったりもしましたが、子供が巣立って年寄りばかりになると、もともとシャブシャブの方が我が家では好みだったこともありますが、焼肉はとんとご無沙汰です。
シャブシャブ用ならイオンに入っている全国チェーンのお肉屋さんのリーズナブルの国産牛(“○△牛”とその土地の名前が付いていますが、和牛ではないようです)や、馬刺しなら値段は少々張りますが絶品の生肉が買える店とかもあるのですが、久し振りに炭火のBBQで焼肉をということになり、さてどうしよう・・・?
ネットで調べてもさすがに「食べログ」のような口コミ記事もありません。
そうなると、昔の記憶に頼らざるを得ません。

 そこで、店の記憶はあっても味の記憶が無いので、松本市内では双方共老舗の、新村にある「ジンギス館」と南荒井にある「丸中」で試しにそれぞれ数種類ずつ購入して、事前に試食をしてみました。
それぞれの好みにもよりますが、結果は特に牛肉の柔らかさと味付けの良さで「丸中精肉店」に断然軍配でした。USビーフのハラミとカルビが柔らかで、ラムのジンギスも臭みがそれ程ありません。
その日の内に電話をして、それぞれ1kgずつ合計3kgを事前に予約し、あとは粗挽きソーセージや野菜を一緒に焼くように準備をしました。
実際に炭火で焼いてみると、更に柔らかでジューシーで大変美味。中でも厚めに切られたハラミが一番のお薦めでした。これでグラム350円はお得だと思います。
こちらでは、同じカルビでもUS、ニュージーランド、オーストラリアと段々値段が高くなるのですが、聞けば「部位が違うから」とのこと。
でも、当時和牛の無かったシンガポールでも、値段は一番高い(と言っても、当時S$で3ドルちょっとでしたので、日本の半値)のですが、一番安価なニュージランドビーフやオーストラリアビーフと違って柔らかで臭みが無い、専ら “Grain fed”(穀物飼育。草を食むとどうしても臭みが出ます)と表示されたUSビーフ一辺倒だったので、今回も迷わずこちらを選択。

 実はこの「丸中精肉店」は、私メは面識が無いのですが、娘の中学時代の同級生のご両親が経営されているお店です。
味付け肉以外にも、和牛や馬刺しなどの高級品も扱っていらっしゃいますが、焼肉用の味付け肉も柔らかでタレも美味しくて、また値段も安くてBBQ用にはお薦めです。国道19号の渚二丁目の信号を西進し、奈良井川を渡った先にあります。たくさん買う場合は(解凍のためか)事前に予約をしておいた方が宜しいようです。

 松本も今週に入って漸く暖かくなってきました。今日が松本(お城)の開花予想日ですが、果たして?
お城を囲むピンクの桜と、残雪の白と青い山肌の北アルプスをバックに聳えるモノトーンの天守閣。“北アルプスの城下町”松本でしか見られない鮮やかなコントラストです。

 これから春のお花見や夏のキャンプなど、戸外でのBBQにも良い季節になります。でも、今回ネット検索しても見つからなかったので、知らない土地で美味しいBBQ用の味付け肉を探すのは結構大変なもの。お手軽なのは、野菜や飲み物と一緒にスーパーでのまとめ買いかもしれませんが、味の良し悪しまでは焼いてみないと分らないので、もしキャンプ等で信州松本(お城は国宝ゆえ火気厳禁ですが、広大なアルプス公園は火気使用が許可されていますので、お花見でのBBQにもお薦めです)に来られた際の一助になれば幸いです。

 松本大学に在学中の門前高校ソフトボール部のOGの皆さん。
前回(第582話)高校にお送りしたリンゴのお礼にと、12月にわざわざ尋ねて来てくれた時は、生憎家内が上京していて留守で何もお構いが出来なかったので、メンバーの何人かが4年生だったことから、卒業前にと我が家にお呼びしました。奥様の年末の骨折騒ぎで、動けるようになるのを待っていたら、とうとうギリギリの3月下旬になってしまいました。

 色々考えた末、うら若き乙女たちとは言え体育会系の皆さんですから、「ここは、やっぱりお肉かな?」と、BBQパーティーをすることに。食器を数多く揃える必要もないので準備も楽です。

 娘たちも居なくなり、我が家では久し振りの焼肉。そこで昔良く使った炭火のBBQセットを持ち出してきて、ベランダで焼くことにしました。
シンガポールでも、住んでいたコンドミニアムの庭先にあったBBQコーナーで、子供たちと親御さんを招いたり赴任者家族で集まったりして時々BBQを楽しんだものです。
焼くのは今回ベランダですが、3月末だと朝晩はまだまだ寒いので、食べるのは薪ストーブをしっかり焚いて暖かな家の中。私メが専ら焼き手で、焼けたお肉をせっせと運びます。
夕刻7名が来訪。4年生2名はこの春卒業し、長野県内に就職が決まったとか。そりゃあ良かった。
待ってもらう間に、チロルとナナも遊んでもらいつつ、懐かしい「私たちの時代」のDVDを見ていただきながら、薪ストーブで熾した炭を入れてベランダで焼き始めます。ベランダ用にと、2基外壁に設置した屋外ライトが築15年?で初めて活躍。

「イイ匂いさせてるねぇ!」とは、庭越しにお隣のオジイちゃま。
「あっ、近所迷惑でスイマセーン!」
「もうお肉終わっちゃうけど、まだ焼けない?」と、奥様からは催促の嵐。

 焼肉3kgとソーセージ20本に野菜。それと、“知る人ぞ知る”持ち帰りサンドイッチの専門店「グルメサンド」に事前に大皿を渡してお願いしたミックスサンドが2皿に、奥様手作りのちらし寿司8人前と野菜サラダ(日頃野菜がたくさん食べられないからと、サラダは途中で更に追加したとか。さすが女性)。売れなかったのは、皆さんソフトドリンクばかりで、たくさん用意したアルコール類だけ。
「そうかぁ、オジンの飲み会とは違うんだぁ・・・・。」
しょうがないので、私メがベランダで焼きながらこの日のために用意したプレミアム・ビールをいただきます。
プワーッ!「おぉ、さぶ!」

 見事な食べっぷりで、デザートに奥様が作ったフルーツポンチも含めて全てキレイに平らげてくれました。
若い子ってイイなぁ。食べっぷりを見ているこちらまで元気をもらったような気がします。やれやれ、良かった、良かった!娘たちが進学で巣立って以来、我が家に久し振りに?若い元気が溢れました。家内や母も準備はともかく、若い子たちに混じって楽しそうでした。
皆さん喜んで帰って行かれました。また来てくだいさいナ!

 先月中旬の土曜日。久し振りに週末と重なったお休みで前日成田から帰省して来た次女。午後から買出しに行く前にお昼に蕎麦が食べたいとのことから、迷うことなく最近の松本市内での我が家の定番「井川城」へ。幸い行列も無く、直ぐに座ることができました。

 前回(第586話参照)、こちらでは「とわり」と呼ぶ十割そばの腰があって美味しかったことから、皆で悩んだ末、この日は全員三種そば(大名そば、十割、二八)にしました。それぞれ通常よりは小振りのせいろに盛られ、三種類の蕎麦を全て食べ比べることが出来ます。また、それぞれ食べ終わるのを待って茹で立てを出してくれます。

 この日も、最初にサービスの野菜の煮物を小鉢で頂いてから、十割、大名、二八の順番で。
私自身ここでは今回初めて一枚食べた真っ白な大名そば。蕎麦の実を削って芯だけを挽いた謂わば他店で言う“吟醸そば”です。家内と娘は以前も食べていますが、他店の吟醸そばのモッチリ感よりもむしろ腰があり、二八は勿論、十割も前回にも増して更に腰がありました。二人からは全部食べられないと少しずつお裾分け。かたじけないス。いやぁ、どれも旨いなぁ。
(写真は真っ白な大名そば)

 最後にサービスで、いつもの「そば大福餅」(餡はクルミかと思ったら、紫芋だそうです)も(家内が二つ)頂いて、久し振りの信州蕎麦に次女も満足のご様子。
値段は“ちょこっと”高目かもしれませんが、(お昼だと?)サービスで小鉢や大福もいただくので、それを含めれば決して高くは無く、ナンだか得した気分になります。私メはそば湯をしっかり頂いて、満腹、満足。ご馳走さまでした!

 1月の週末は家内の骨折騒ぎの対応で時間が取れず、例年より遅く2月に入ってから始めたリンゴの剪定作業。途中、一週間の海外出張で土日が潰れ更に遅れてしまいました。

 1ヶ月掛かって漸く60本の剪定が3月上旬で無事終了し、リンゴの木もスッキリしました。あとは、根元の“孫生え”(ひこばえ)を刈り取り、剪定で切り落とした枝(なぜか「ぼや」と地元では呼んでいます)を拾い集め(「ぼや拾い」)、続いてブドウ(巨峰)と梅と柿の剪定をして。
(写真は、リンゴの木の剪定の“ビフォー・アフター”です)

 以上、2月から3月一杯の週末を使って、ナンとか梅の花が咲くまでに剪定作業を全て終わらせることができました。特に3月は週末になると天気が悪くやきもきしましたが、時には合羽を着て作業しながらもギリギリ間に合わせることが出来ました。ヤレヤレです。

 2月の厳冬期に作業を始め、気が付くとお彼岸も過ぎました。でも本来“彼岸まで”という寒さも、今年は肌寒い日が続いていますが、我が家の梅の蕾も大分膨らんできました。

 今日から4月。気持ちも新たに新年度、新学期のスタートです。
さて3月も押し迫った先日の29日。会社から帰宅してみると、この日は早く帰れたからと、家内が既に調理中。

 前日の昼間、母が珍しくリンゴ園の隅に父が植えた蕗のところからたくさん頭をだしていたと、フキノトウがたくさん篭に摘んでありました。
今年は彼岸が過ぎても寒い日が多く、我が家の梅の開花も遅れていますが、恐らく例年より10日近く遅いフキノトウではないでしょうか。松本周辺?では、フキノトウを“ふきぼこ”と呼びます。何となく可愛らしい感じがしますね。

 奥様は、定番のフキ味噌とフキノトウの天婦羅調理に奮闘中でありました。
フキ味噌は、家内が初めて作ったにしてはなかなかの出来栄え。
「あんなにたくさん刻んだのに、炒めたらたったこれだけになっちゃた・・・」
と小鉢に3つ。そうなんです。炒めると刻んだ葉は縮んじゃいますから。その分、味噌を多めに入れれば良いのでしょうが、逆にフキノトウがたっぷりで贅沢な春の味です。
フキ味噌は日持ちがするので、ご飯に載せても、また“そば前”の定番である焼味噌のようにお酒のつまみとしても最高です。今回は、お友達からいただいたお手製の醤油麹を隠し味に入れたのだとか。うん、良く分らないけど、なかなか味わい深い。
 そして、フキノトウの天婦羅。まだ蕾の小さなフキノトウがそのまま衣に包まれて揚がっていて、これは柚子塩で頂きます。
フキノトウの苦味がシンプルに口に拡がります。旨いなぁ!

 これぞ、春の味。里山からの恵みです。
桜の開花予想が、このところの寒の戻りで松本も遅れているようですが、足元では確実に小さな春が始まって、春本番も近づいています。