カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 必ずしも全国区ではありませんが、地元信州では特に若者を中心に絶大な人気(?多分)を誇るタレントの三四六さん。
ラジオのパーソナリティーとしては、以前FM東京などで全国放送も担当されていたようですが、歌手としても長野県下では何故か圧倒的な人気で、出すCDなど全国チャートに関係なく長野県だけはトップチャートにランクインし、ライブコンサートも満員になるとか、謂わば“信濃の国のスーパースター”とも言うべき不思議な人です。

 何でも今でも続けておられる柔道では、中学時代の全国大会で、後の金メダリスト(確か中村兄弟のお一人)を決勝で破っての優勝経験もお持ちだそうです。凄いなぁ。因みに芸名の三四六も姿三四郎にあやかってとか。
ご本人は東京出身で、元々は長野県とは縁もゆかりも無かったのが、地元のFM局のパーソナリティーを務めて人気となり、最近では地元TV局でも土曜日の午前中とは言えレギュラー番組をお持ちです。奥様は同じくタレントの網浜直子さん。ご家族で信州での農業体験などTVやイベントでも活躍されています。

 その三四六さんが、月1回程度でしょうか、朝日新聞の長野版の教育欄でコラムを書かれていて、若者向け教育欄ゆえか(ご本人は県下の私立大学でも客員講師?をされているとか)、時としてやや説教くさいものの、その熱く、時になかなか味わい深い内容を拝見することがあります。

 3月末のコラムだったか、今春のセンバツ大会である全国高校柔道選手権で団体3位となった松商学園高校女子柔道部を、その大会前に取材で自ら稽古に参加した時のことを書かれていた中にあった言葉。
「この子たちは、試合で負けることはあっても、社会に出ていったときにはきっと負けない大人になるんでしょうね・・・」
と、そのふらふらになり、泣きながらの猛稽古を見て、一緒に取材していたカメラマンが感動の涙を浮かべて漏らしたという言葉を文中で紹介しながら、その開花を目指しての日頃の鍛錬をふまえて、
      
 『花からはじまる花はなし!』

 うーん、なかなか味わい深い。彼のオリジナルかどうかは分りませんが、イイ言葉だなぁ・・・。子供たちや若者にも聞かせてあげたいですね。
と、コラムを読んで、朝の慌しさも忘れて暫し感慨に耽っていたのでありました。

 「イイの?いつもより遅いけど・・・。遅れるわよ!」
 「あっ、いけない!」