カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 通勤路と言うには些か無理があるかもしれませんが、上田市沓掛酒造の銘酒「福無量」。知る人ぞ知る(当然ですが、飲兵衛以外はご存じないでしょうね)、過去全国新酒品評会での5年連続を含めて何度となく金賞を受賞し、しかも元禄年間の1688年創業と言いますから、優に300年を超える地元の銘醸です(記憶が定かではありませんが、その昔、お師匠だった元ボスが教えてくれた全国地酒番付?で、東の横綱か大関でした)。
そういえば、先月のバスツアーで上田駅から長野道の坂城ICへ向かう国道18号線沿い(上田市塩尻地籍)に歴史を感じさせる沓掛酒造の蔵がありました。機会があれば、是非一度訪問してみたいものです。

 そこで、お世話になっている上田に敬意を表して、ご挨拶がてらこれは飲まねばなるまい!と、変に理屈を付けて探していた純米酒(個人的には、色々試した結果、吟醸よりも純米の方がどの銘柄であっても私メには好みでしたので)。
街中のショッピングモールなどへ行けば(大吟醸から本醸造まで各種)買えるそうですが、帰路の酒屋さんや地場のスーパーには見当たらず、その内いつも週末に食料品を買いだしに行く東信が本拠のスーパー「ツルヤ」に、オリジナル(ツルヤ向け)の純米酒(但し500ml瓶)が七笑や大雪渓などに混じって販売されているのを新聞折込みのチラシ広告で知り、松本でも入手できることが分かりました。
そこで家内に買ってきてもらい、冷やして早速いただいてみました。多分、ツルヤ向けと本来のものとはラベルのデザインは異なるとお思いますが、それ向けに別に醸造しているとは思えないので、多分味は同じ純米酒だと思います。

 うーん、個人的にはやはり高天純米でした。
福無量純米は、決して悪い意味ではなく、舌が多少ピリっとするほどの酸味がある辛口で、端麗な味わい。スッキリしたお酒でした。ただ、同じ辛口でも、加えてコク、旨さのある高天純米の方が私メには好みです。
もしかすると、これだけ辛口であれば、福無量は純米酒よりも吟醸の方が、むしろ旨味が出て(私メには)良いかもしれません。ヨシ、今度試してみようっと(まぁ、それほど力む必要もないとは思いますが・・・)。