カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 山々の色付きも次第にその濃さを増してきました。
北アルプスの峰々から紅葉の便りが届いた後に、毎日通勤で通る三才山峠も最初に周囲の2000m級の山々の頂が紅葉し、緑の中の赤や黄色の点描が段々と鮮やかさを増しながら、且つ稜線から山裾へ、更には谷底へと少しずつ山を下って来ました。10月中旬には標高1000mくらいまで、その後次第に里山から里へと下り、11月に入ると市街地(と言っても信州ですから、標高500~600m)でも所々赤や黄色が点描のように見られるようになりました。そして、山では次第に落葉松の黄葉が始まり、山が一瞬黄金色に染まります。
(11月初旬の三才山峠の標高1000m~900m付近。差し替えました)
 そんな季節の中で、市立博物館へ考古展を見に行った10月下旬の松本城。
ケヤキが随分色付いていて、モノトーンのお城との対比が鮮やかでした。
松本城と言えば春の桜ですが、こうして見るとお城の周囲には桜やケヤキもあるので、秋の紅葉もなかなか見事です。
 その後で、いつもの『そば処 井川城』へ。
前回(第790話)の9月末には、早くも北海道産の玄蕎麦での新そばが食べられましたが、10月中旬以降には地元木曽開田産の新そばに切り替わるとのことでした。
店先には新たに「新そば」の幟(のぼり)も立てられています。既に1時半過ぎでしたが、ほぼ満席の盛況で何より。駐車場には県外車も何台か。遠くは愛媛ナンバーも。四国はうどんの国なので、信州まで(観光がてら)食べに来られたのでしょうか。
今年の春先から、粗挽き(従来の二八)も含めて全て自家製粉変えられたご主人が、「今年の蕎麦が良いのか、今までに無いくらいに良い粉が挽けました。」と珍しく仰っていた通り、もっちりとした十割は蕎麦の香りが高く、粗挽きもこれまでに無いくらいに腰がありました。
「やっぱり旨いなぁ!」さすが木曽開田産。そば打ち名人のご主人の腕と相俟って、大満足の新そばでした(写真は、いつもの粗挽き二枚分と、いつもの奥さまの三種盛から更科の「大名」です)。

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