カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 前回の朝の街角ウォーキングでの喫茶「珈琲まるも」に続き、今度は市内の老舗ホテルである「花月」の喫茶店「コーヒーショップ花月」へ行ってみることにしました。こちらは有難いことに、早朝7時の開店です。

 週末の日曜日。先にナナの散歩を済ませ、その間に家内が家の中の用事をして、6時半過ぎの出発となりました。
ゆっくりと住宅街を下りながら、今回も松本城公園を通って上土のホテル花月へ向かいます。
この日は快晴で、多少の霞と常念には少し雲が掛かっていましたが、お城の背後には“北アルプスの城下町”に相応しい風景が広がっています。有明山後方の後立山連邦の山頂が、雪化粧で少し白くなっていました。
 7時半頃の到着。既に5~6人のお客様が、朝のコーヒーを飲みながら思い思いにくつろいでおられます。
ホテルなので朝早い開店かと思ったら、宿泊客の朝食用にはホテルの本館にレストラン(「寿城」)があるそうなので、こちらのコーヒーショップはむしろ地元客や観光客用のようです。早朝散歩には有難いことです。
花月のモーニングセットは、ABCの三種類が用意されていました。野菜サラダが添えられた目玉焼きかスクランブルエッグの卵料理、もしくはフルーツヨーグルトが選べます。値段はどれも700円。私が目玉焼き、奥様はヨーグルトを選択。どちらも厚切りのバタートーストとコーヒー(ブレンドかアメリカン)か紅茶が付いてきます。
更にバタートーストには、イチゴとブルーベリーのジャムがそれぞれ添えられています。肝心のコーヒーは、酸味はありませんがマイルドな味わい。どちらかというと、個人的な味の好みは「まるも」。トーストも食感は「まるも」の方がフワフワしています。どちらも大変リーズナブルですが、見た目と選択肢(特に女性にとっては)で、モーニングセットとしては花月の方が好まれるかもしれませんね(奥さまも満足されていましたから・・・)。
私的には、「まるも」のモーニングセットに「ゆで卵」をプラス(勿論その分の料金も追加)してくれれば、ベストかな・・・。
 敢えて「松本ホテル」と冠するように、市内でも老舗ホテル(明治29年開業)である「花月」は、全館の調度が松本民芸家具で統一されていて、その格調の高さで知られています(宿泊代は意外とリーズナブルで、市内のシティホテルと然程変わりません)。
そして、こちらのコーヒーショップも同様に松本民芸家具で統一されています。ただ、同じレトロな雰囲気でも、「まるも」に比べて店内が明るく、重厚というよりもむしろエスプリ漂うような洒落た雰囲気でしょうか。どちらが好みかは、それぞれの嗜好次第。因みに、「花月」ではBGMにピアノトリオのジャズが流れていました。

 さて、あと市内の老舗喫茶店で残るは、駅前通りにある「珈琲美学アベ」のモーニングでしょうか・・・。