カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 以前から気になっていたのですが、今年の夏ごろから岡田神社の鳥居からの参道横で何か工事がされていて、掘り起こされた土砂が積み重ねられていました。
7月中は通勤で毎日通過したのですが、リタイア後は近くを通ることも無くなりました。時折、JAの支所に行くことがあるのですが、その後も工事は続いており、そこで先日も行く用事があったので、帰りに東区の公民館に車を停めさせてもらって、工事現場まで歩いて様子を見に行って来ました。

すると案の定、普通の工事現場とは異なり、現場の白いテントには「松本市教育委員会」の文字。そして、入口のフェンスには、我が意を得たりで「遺跡発掘」の看板が掛けられていました。
 高台に位置する岡田地区は、昔から水利確保に苦労したように米作は困難だった地形のため弥生時代の遺跡は少ないのですが、丘陵地などに縄文時代の遺跡が数多く存在しています。また岡田という地名は平安時代にこの地を治めていた岡田冠者親義と呼ばれる源親義(木曽義仲の重臣)でも知られており、この岡田神社も延喜式に載る式内社として古くから開けた場所でもあるだけに、源親義や岡田神社に関係する遺跡なのでしょうか?
 この3月まで発掘が続くという案内だけで、他には特段の掲示は無かったので、どういう類の遺跡なのか分かりませんでしたが、何か発見があれば報道されるでしょうし、最終的には発掘現場の見学会も開催されるでしょうから、何が見つかるのか大いに楽しみです。