カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 10年程前にご紹介した“モズのモっくん”(第37話を参照下さい)。
新築後20年経ち、いよいよダメになった薪ストーブを交換。新しいデンマーク製の薪ストーブは性能も良く、二次燃焼で灰も少なくなった気がしますが、そのためか燃焼室も以前のモノより小さく、薪で購入しているナラ材が太いので、半分程の太さになる様に自分で斧で薪割りをしています。
原木で購入していた頃は、チェーンソーで丸太を切り自身で薪割りしていたのですが、その後は薪で購入していたため、10年振りくらいになるのか、本当に久し振りの薪割りです。

 1週間分程の薪を半分ほどの太さになる様に割っていると、どこからともなく背中が黒くお腹の茶色い小鳥が現れて、木の枝に止まっています。モズです。まさか10年前に薪割りをしていると現れていた“モズのモっくん”かとも思いましたが、あれから少なくとも10年は経っていますのでまさかあの時のモっくんとは到底思えません。

 春先などにトラクターなどで畑を耕していると、掘り返された土の中に住む虫を探して、耕し終わった後を鳥が歩き回ることがありますので、鳥の習性として、薪割りなどで木の中に住む芋虫が見つかることを知っているのかもしれません。そこで、薪割り最中に木の中から出て来た芋虫をモズ用に並べてあげます。割った薪を運んで、新しく割る薪を積んで戻って来ると、しっかりとモズが芋虫を食べてキレイに無くなっていました(拡大したのでボヤケてしまい分かり辛いですが、中央やや下辺りにモっくんが写っています)。
 10年前のモズではないでしょうが、でも何となくあのモっくんが戻って来てくれた様な、或いはあのモっくんのDNAを引き継いだ子供か孫がどこからか来てくれた様な、何だかそんな気がしてなりませんでした。
これから暫く、薪割りが終わる春先(啓蟄?で虫が出てくる頃)まで、モズのモっくんとの交流が続きそうです。