カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 階段状花壇の一画に設けた、僅か一坪程の我が家の“ハーブガーデン”。
それこそ、S&G(今の若い人は知らないでしょうね、きっと)の“♪パセリセージローズマリー&タイム・・・”ではありませんが、ハーブティーやスパイス用などこれまで入手出来たモノは全て試した結果(=自前で作庭した結果、お手上げとなって結局プロに改修いただいた“ミントジャングル”を経て)、結局我が家で受け入れられた食用ハーブのみを毎年育てています。
多年草のチャイブ、セルバチコ(ワイルドルッコラ)、パセリ(2年目まで)やルッコラ、バジル、コリアンダーなどなど。更に勝手口のウッドデッキでも、料理用に直ぐ採り易い様にパセリとバジル、コリアンダーをプランターで育てています(掲載の写真は、5月末と最近のハーブガーデンとプランターの状況です)。

 そしてハーブではありませんが、昨年米国西海岸のサラダバーで知って(奥さまが)大いに気に入り、帰国後探して種を入手して育てて大好評だったカーリーケールを、今年は栽培面積を増やしてハーブガーデンと家庭用菜園の二ヶ所で育てています。
昨年は種だけでしたが、今年はいつもの園芸店でも(私メが、行く度に米国での人気振りと“緑黄野菜の女王”と呼ばれるほどの栄養価を盛んにPRした効果もあってか!?・・・んなことはナイか)自家栽培したポット苗が並ぶようになりました。我が家の今年のコリアンダーとケールは、ポット苗ではなく種を買って播いて自分で育てています。特にコリアンダーは、毎年ポット苗を買っていたのですが、育て方が悪いのか余り収穫出来ずに枯れてしまいました。
昨年のケールはポットで自分で育てたのですが、コリアンダーもケールもポット苗よりも畑に直接種を播いての地植えの方が定着性と生育が良い様に感じました。また昨年買った種子は半分ほど植えただけでしたが、種子にも“有効期間”があり、それを過ぎて“古く”なると発芽率が落ちることから、今年は昨年のコリアンダーの種子を全て、またケールは我が家の需要が多そうなので昨年の残りと新たに購入した種を全て播いて、コリアンダーはハーブガーデンとプランター、またケールはハーブガーデンと家庭菜園のそれぞれ二ヶ所で且つ(ちゃんと育てば)長く収穫出来る様に時間差で植えて育てています。
 また、パセリは家庭菜園での栽培が絶対にお薦め。パセリはとかく肉料理などの際のプレートの飾りモノ扱いにされがちですが、捨てるなんて勿体ない!。買ったパセリとは異なり、地植えしたパセリは味が濃くてそのまま食べても本当に美味しく、正に“野菜!”を実感させてくれます。買うとなると余りがちでも、プランターでもただ植えておけば“勝手に”株が大きくなりますので、その都度使う分だけ枝を切れば良いだけ。従って、栽培もほったらかしで簡単です。そのままでサラダに載せても良し、またカレーやパスタ、スープに刻んで良し。スーパーに並ぶハウス栽培したパセリとは「まるで別モノ!」と実感できると思います。因みに我が家では2年目の一株(注)を含めて3株植えてあります。
 またハーブガーデンの一角には、恐らく今月中に収穫出来ると思いますが、まだ越冬して育ったニンニクが一株(8片)植えられています。家庭菜園の端に植えたニンニク二株(16片)は場所が悪かったか、成長が悪く収穫は期待薄ですが、ハーブガーデンはここで花芽も出てきたので株に栄養が回るよう花芽は抜き取りました。後は地上部の枯れるのを待つだけ。もし8株収穫出来れば、青森県産などの国産ニンニクは一株200円以上と高いので(いくら安くても、日本のGAP=Good Agricultural Practice:農業生産工程管理の様な安全基準も無く、どんな農薬が使われているか分からない中国産の食材だけはニンニクに限らず絶対に買う気にはならないので)十分元が取れます。
6月下旬頃になりますが、ニンニク収穫後のハーブガーデンのスペースにもまた何か植えようと思っています。
【注記】
パセリは多年草ですが、二年目の株は薹がたち易くなるので、見つけたら早めに花芽を切り取ること。3年目になると枝葉が出て来ず、余り株が成長しなくなるので、2年毎にずらして植えた方が良い様に思います。