カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 ぶっかけ、きつね、たぬき、月見、肉・・・と、様々なトッピングや食べ方があるうどん。某○亀製麺のTVCMなんか見ていると本当に美味しそうです。
信州はどちらかと云うと“蕎麦県”であり私メ自身も“蕎麦派”ですが、讃岐や群馬の水沢同様に、上田小県(ちいさがた)地域など、信州でも雨が少ないために米作よりも小麦栽培に適した場所では江戸時代からうどんが盛んに食べられていて、今でも辛味大根の搾り汁で食べる「おしぼりうどん」は坂城町を筆頭に上小(じょうしょう)地域の名物です。
個人的には、かけそばでは月見、うどんではきつねが好みなのですが、最近自分で調理する際に何となく嵌っているのがカレーうどん・・・です。
これはインド風やタイ風カリーでは無理ですが、時々何故か無性に食べたくなる“純日本風カレー”を作った際に、何度か所謂“カレーライス”を食べた後で、まだ鍋に残っているカレーを消費するために麺つゆを足して作った和風のカレーうどんが予想以上に美味しくて感動的だったことがその理由です。

 インド料理である○○マサラが欧州を経て、“カレー”として今や我が国の国民食として定着したカレーライス。そのカレーを、米だけではなく日本古来の蕎麦やうどんにまでもコラボメニューを拡げて行った日本人。応用力とはいえ、凄いデスネ!と感心せざるを得ません。カレー南蛮と云えば蕎麦メニューでしょうから、最初は蕎麦屋さんから始まったのかもしれませんが、個人的にはカレーは蕎麦よりもうどんの方が(トッピングとして)合う様な気がします。
その際は、カレーだけではなく、必ず麺つゆで溶いて和風仕立てにした方が美味しい様に思います。そして、カレーそのものの辛さもありますが、和風らしく刻みネギと七味トウガラシ(信州では善光寺門前の八幡屋磯五郎が定番)をたっぷり振っていただきます。
 寒い冬も勿論ですが、汗をふきふき食べる真夏のカレーうどんもなかなか乙なモノだと思います。