カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先週、娘の関係で上京する必要があり、中央東線は山梨県内の台風19号による土砂崩れでずっと不通のため特急あずさは未だ運休したままですが(28日に再開)、幸い中央道が土砂崩れから復旧して高速バスが運行を再開していたので、長野経由の北陸新幹線利用ではなく、松本から山梨県経由での直通高速バスで上京することが出来ました。
松本ICで早朝6時半の高速バスに乗車。途中、八王子JCT手前で大規模な復旧工事個所や小さな土砂の崩落現場と思われる個所を通過し、朝の通勤ラッシュによる首都高の渋滞で30分ほどバスタ新宿に遅着。そのまま地下鉄に乗り換えて築地方面へ向かいます。

 娘と待ち合わせて要件を済ませたのがちょうど昼時。せっかくですから、
 「築地で新鮮なお魚を食べよう!!」
すったもんだした築地市場も(都税をつぎ込んでまで延期させたあの騒ぎは一体何だったのか!?)既に豊洲へ移転済みで、築地には場外市場が残っているのみ。従って多少人出は減ったのかと思いきや、この日は平日の木曜日でしたが、インバウンドのお客さんか或いはラグビーのW杯で来日中の皆さんか、とにかく大変な人出。人気のお店はどこも行列が出来ていました。

向かう途中で、今は閉じている(お上りさんにとっては、東京の観光名所の一つだった筈ですので、一度は開閉するのを見たい!)勝どき橋(今回は補修工事中でした)を横目に歩きながら、行先は私メに任す!と委ねられ、海鮮丼や穴子丼なども含めて築地グルメを事前にチェックした中で、最初江戸前の穴子で有名な「吉弥」(定番煮穴子に炙りと白焼き。更には魚河岸ならではの新鮮な刺身と穴子とのコラボメニューもあり)に食指は動きかけたのですが、(更には・・・、彼の「魚河岸三代目」のモデルの店も捨てがたい・・・などと優柔不断で色々)悩んだ 末に山国信州からのお上りさんとしては、
 「やっぱり、築地はお寿司かなぁ・・・」
高級店から立ち喰いのまで、場外市場だけでも多くの寿司の有名店がひしめく中で、夜は手の出ないような高級店でもランチのおまかせ握りもコスパは高いそうです(そんな人気店の一つという「すし大」本店は、確かに店の外に30人程が長蛇の列でした)が、お任せだと好みではないネタも入りますので、やはりここは好みで自分の食べたいネタだけを注文したい!
しかし昼時に好みで注文出来る店となると、これが意外と限られるのです。
そのため、結局グルメ回転寿司かチェーン店がその候補となり、結局初セリのマグロで名高い「すしざんまい」の本店へ。3階席まであるという大きな店ですが、こちらも行列(半分は外国からのお客さん)で、待つこと30分近く。残念ながらカウンターは一杯で、結局1階のテーブル席へ。
 好みのネタ以外に、お店イチオシのセットメニューである、「まぐろづくし」税別3100円(本まぐろ全種類:大とろ・中とろ・赤身・あぶりとろ・ねぎとろが2貫ずつ+鉄火巻+お椀)と「こころ粋」同2100円(本まぐろの中とろ・赤身・ねぎとろ・鉄火巻・あなご・あじ・かんぱち・ほたて・赤エビ・いか・いくら・数の子・玉子など13種類+お椀)。
更に好みで、コハダ、シメサバ、イワシなどの私メ用の光り物と、昆布〆のヒラメ、えんがわ、キンメダイなどを注文。その後で、本日のお薦めの中からの生ゲソとサイドメニューでカキフライを追加しました。
すると、最初の握りは一度にまとめて運ばれて来るのか、先に生ゲソとカキフライが来ました。
暫くして、セットメニュー二つとお好みでの注文がそれぞれの大皿で別々に運ばれてきました。
 さすがにマグロが売りの「すいざんまい」らしく、ホンマグロのまぐろづくしは美味。トロは勿論ですが、赤身がナントも云えず旨い。「こころ粋」の中では、我が家では誰も食べない鯵とかんぱち、そして煮穴子も私メに。特にかんぱちがプリプリでしたし穴子も柔らかでとろけます。ただ光り物は、イワシは新鮮で甘味もありましたが、サバとコハダはイマイチでした。むしろ、光り物では個人的には、「美登里寿司」の方が新鮮で美味しいと思います。ネタの大きさも、確かに長さは十分ですが厚みが無くて少々薄っぺらい感じがしました。
また、炙りは本来の生寿司からするとネタとしては邪道なのか、「すしざんまい」に限らず築地のお寿司屋さんの握りのネタ中には殆ど無かったのですが(今回もまぐろざんまい中の炙りトロのみ)、個人的はイワシやサバの炙りは大好きですし、ノドグロや鯛なども皮を炙るとナマとはまた違って香ばしくなって美味しいのでチョッピリ残念でした。
大混雑の店内ですが、活気があり、女性も含めてスタッフも目配りが行き届いています。外国人のお客さんには、魚の名前も含めちゃんと英語で流暢に説明出来るスタッフも居て感心します(バイトさんかもしれませんが、聞けば6年間アメリカに居たのだとか)。お腹も一杯になってオアイソ。三人でのお会計は、同じグルメ系では、「美登里寿司」や「まいもん寿司」よりも高めで、一人4千円弱程度でした(今回の勿論、私メはお昼ですがビールもしっかりと頂いていますが・・・)。
私メとしては、光り物のネタの鮮度と炙りのバリエーションの豊富さで「美登里寿司 活」が今のところはイチオシ!・・・かな。
 この後、少し散歩して、未だ帰りの高速バスには時間があったので、築地本願寺のカフェ「Tsugumi」へ。私メはコーヒーだけですが、奥さまと娘はそれぞれケーキとお茶のセットをご注文(別腹のご様子)。築地本願寺は西本願寺系の浄土真宗の筈ですが、ガラス張りの明るい店内からは関東大震災で焼失し再建されたインド様式の石造りの卒塔婆(ストゥーバ:仏塔)を模した独特の仏教建築が眺められ、インドネシアのジャワ島ジョグジャカルタにあるボロブドゥールを思い出させる様な、或いはシルクロードを経て日本へ伝来した仏教の源流を感じさせてくれる様な、そんな異国情緒溢れる素敵な雰囲気でした。
それにしても、ここのカフェの名物らしい18品目という朝ごはんが凄い!お粥の様ですが、小皿のおかずに目移りしそうで、朝から阿弥陀さまの有難いパワーを頂いて元気になれそうな、そんな朝ごはんです。値段は1800円と少々お高めですが、もし機会があったら是非一度は試してみたい、そんな素敵なメニューです。フム、場外市場に限らず、築地本願寺も恐るべし・・・合掌。