カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 昔ながらの魚屋スタイルで“日本一の魚屋を目指す”という「角上魚類」。
“魚のアメ横”新潟寺泊を本拠に、関東信越に22店舗を構える鮮魚チェーン店で、長野県では長野と何故か(松本ではなく)諏訪に店舗があります。
諏訪に勤務していた時、「魚だったら角上!」という声を良く聞きましたが、電車通勤だったので、角上は郊外にあるため行ったことはありませんでした。
場所は、良く行った嶋崎のラーメン屋さん「麺屋さくら」(最初は上諏訪駅のすぐ近くに在って、飲んだ後の〆の定番でした)の近く。
これまでも、休日に家内の実家に行った折など、懐かしくて「麺屋さくら」で食べた後に立ち寄ったことがありましたが、キャッチフレーズだけあって並べられた鮮魚の種類の多さは感心するばかりでした。鮮度も港町のそれには叶わぬとも、“海無し県”では文句なし!信州のみならず、埼玉や群馬など同様の“海無し県”を中心に出店し評判が良い理由も理解できます。

 今回白身魚の尾頭付きが欲しかったのですが、地場のスーパーで見つからなかったので、諏訪の角上に行ってみることにしました。
久し振りの高速道でしたが、途中諏訪湖SAに立ち寄ってから諏訪ICで降りて、神川沿いの“通勤バイアパス”を経由して城南に在る「角上魚類諏訪店」へ。
(写真は諏訪湖SAから見た諏訪湖と湖南エリア。水田が水鏡になって、湖面が拡がっている様に感じます)

店内はメインの魚介類ばかりではなく、野菜や肉類、また自家製の総菜なども売られていて、単なる魚屋というよりむしろ総合食品スーパーです。
結構広い駐車場は、地元諏訪ナンバーばかりではなく、我々同様の松本ナンバーや隣県の山梨ナンバーの車も結構目立ち、半数近くは地元以外からかもしれません。
松本のパルコが長野や上田方面からも集客していることを考えれば、東北信は角上の長野店がカバーし、一方の店が中南信と山梨までカバーするとなれば、松本よりも諏訪に在った方が確かに集客力は増すのかもしれません。ナルホド!と一人合点をしていると、家内曰く、
 「もし角上が松本なんかに在ったら、イオンみたいに混んじゃって大変だから、諏訪でイイんじゃない!?」
 「フーム、そうかなぁ・・・?」
確かに、松本のイオンモールは長野や諏訪ナンバーも目立ち、休日は混雑して駐車するのも一苦労なので余り行く気にはならないのですが、因みにイオンは長野須坂IC付近に松本以上の規模のショッピングモールを計画しているらしいので、そうすればいずれ松本のイオンの休日も今よりは混雑が緩和されて駐車し易くなるかもしれません。

 鮮魚類は、鯛やカンパチ、アジやイワシ、キハダ、イサキ、イシモチ、サヨリ、太刀魚など、本拠の寺泊などの新潟ばかりでなく、全国の港で水揚げされた魚が並んでいます。
昔ながらの魚屋方式を標榜するだけに、角上では対面方式で客の相談に乗ってくれ、客が選んで依頼すると、後ろの調理場にいる何人ものスタッフが客の要望に沿って三枚に卸したり切り身などに捌いてくれるようです。
中華風に蒸したいので尾頭付きの白身魚が欲しい旨伝えると、ケースに並んでいるイシモチと共に、
 「今日は良いイトヨリダイが入ったから、おススメです。裏からケースを持ってきます!」
そこでお薦めに従い、30㎝程のイトヨリダイと20㎝程のイシモチを購入。ワタも取ってもらうことにして、スタッフの若いお兄さんが並んだ中から一番大きそうなのをそれぞれ選んでくれました。
値段は、イトヨリダイが1尾400円、イシモチが1尾200円。安っ!
また、家の冷蔵庫に頂いた生わさびの芋があるので、せっかく諏訪の角上まで来たこともあり、今回はその日の夕飯用にお刺身もホンマグロ、マグロたたき、天然ヒラメ、ノドグロを併せて購入。他にも自家製のシメサバやアジなどの光物や、イカ、タコ、貝類などの刺身も並んでいましたが、1パックの量も結構あって食べきれないので今回は諦めました。

 「でもイイなぁ・・・。松本にも角上が在ったらなぁ・・・」
他に諏訪エリアまで買いに来る様な店はないのですが、角上だけは来る価値はあり!羨ましい限り・・・でした。
 「でもさぁ、これで往復高速使ったら、高速代を考えると安いかどうか分かんないよネ!?」
との仰せに、ナルホド!然ラバ我ラ年金生活者故ホンジャマと、帰りはゆっくりと久し振りの西街道から塩尻峠超えの“東雲街道”東山々麓線経由で下道を帰ることにしました。

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