カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 城山公園の東側に隣接しているのが、自家焙煎珈琲のギャラリー&カフェ「憩いの森」です。店の紹介に依れば、
『松本城山公園に隣接するギャラリー&カフェ。豊富な木々に囲まれた中で静かな時間が過ごせるテラス席が自慢。丁寧に深煎りされたコーヒーの味はまろやかで、リピーターも多い。陶器、ガラス工芸、染色などの多彩な作品を常時、展示販売。』
とのこと。

 前にウォーキングがてら一度来て、自家焙煎の珈琲が美味しかったので、長女の渡米前ですが、城山からアルプス公園往復のウォーキングの後、また寄ってみました。
長女と私メは深煎りコーヒー「憩いの森ブレンド」(550円)、家内はミルクコーヒー(600円)。ランチタイムには酵素玄米のカレーやドリアもあるようです。この時期はまだ少し寒い感じですが、城山公園を借景にしたテラス席はワンコ連れOKなので、季節が良くなればワンコたちを連れて、城山公園の散歩の後で立ち寄るのも良いかもしれません。
 信州は観光地という割には、昔からの別荘地であり、“ドッグ・フレンドリー”を標榜する軽井沢以外は、ワンコ連れにとってまだまだ合格点には程遠い環境で、残念ながらワンコと一緒に楽しめる店が少ないのが現状です(因みに軽井沢では、ワンコ連れOKのレストランのリストを用意してくれている宿泊施設もありました)。冬はともかく、猛暑の中で、ペット不可の店で、まさか車の中でワンコを待たせるわけにはいきません。かと言って、ペットOKだから、アジや雰囲気はどうでも良いというのも選ぶ気にはなりません。
人間にもペットにも優しい店が増えると良いと思います。
 閑話休題。
前回は中煎りの「城山ブレンド」を私は頼んだのですが、娘の頼んだ深煎りの方が味も香りも良かったので、今回は二人共深煎りにしました。ここでは、不思議なことに、ここでは毎回コーヒーカップではなくティーカップで珈琲もサーブされて来ます。ここではギャラリーとして地元作家の方々のカップなどの陶器も販売されていますので、その違いを知らないということはあり得ません。従って、家内は「絶対オカシイ!」との仰せ。
というのも、本来はコーヒーカップはコーヒーを冷めにくくするため、保温性を高めるために間口を狭くしているのに対して、ティーカップは逆に冷まし易くするために間口が広くなっています。 これは、コーヒーが沸騰したお湯ではなくて少し冷めたお湯で抽出をするのに対して、紅茶は沸騰したお湯で抽出するために違いがあるのがその理由です。従って、この店が自家焙煎したせっかくの珈琲を、なぜティーカップでサーブするのか?早く冷めても、むしろ香りを楽しむためなのか?しかし、カップの僅か数㎝の口径の違いが香りの認識にそれ程の違いがあるのか?・・・etc
個人的にはその訳、店主の拘り?に大いに興味をそそられるところではあります。
また、鳴ってはいませんでしたが、置かれていたオーレックスのアンプとサンスイの木製の格子カーバーのスピーカーが、嘗て70年代に群雄割拠していた今は亡き日本のオーディオブランド(最近またONKYOが倒産しましたが、一方でテクニクスが復活し頑張っています)の華やかなりし頃を思い出させてくれて、何となくレトロで落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
 静かな平日にコーヒーを飲みながらゆったりと、或いは木漏れ日を浴びながらワンコとテラス席で・・・。そんな過ごし方が似合いそうな“カフェ”でした。

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