カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 箱根二日目。この日は快晴で、朝ワンコたちと散歩に出掛けながら、
 「あぁ、今日金時山に登れば富士山がキレイに見えるだろうなぁ・・・」
と少々恨めし気。奥さまからは、
 「だったら、独りで登れば!?」
とつれないお言葉・・・。
 そこで今日は、ワンコもOKな箱根の観光スポットに行くことにしました。
キャリーやクレートに入れて顔を出させなければ、箱根登山鉄道もロープウェイもJRや他の私鉄同様に乗車可能なのですが、ホテルから乗るまでの移動が大変なのでパスして、車移動です。
まだナナが元気だった5年前には強羅公園へも行きましたが、公園からの景色や園内のバラなどの植生は見事だったのですが、ワンコ連れには階段が多くてカートだと大変でした。そして、箱根園は駒ヶ岳へのロープウェイも乗ってコユキと2年前に行きましたし、その後箱根神社にも一緒に参拝しています。また仙石原に在る箱根湿生花園には、ナナとコユキで4年前に行き、ドッグカートに入って園内を回りました。
ですので、ワンコOKの箱根のスポットはある程度行っているのですが、今回選んだのは二度目となる箱根湿生花園です。
この箱根湿生花園は箱根町の町立で、日本で初めての湿生植物園だそうです。場所は同じ仙石原の平地に在り、3万㎡の広さの園内の湿原や草原に、約1700種種の植物が四季折々の花を咲かせていて、広い園内には木道などがあって、抱っこするかカートに入れればワンコも入園OKです。こちらは平坦な湿地帯に拡がる植物園で整備された木道もあり、「強羅公園」の様な急坂の傾斜地を活かした公園ではないので、ここならコユキとクルミもドッグカートに入って一緒に散策することも出来ます。

 4年前の入梅前に初めて入園した「箱根湿生花園」では、その時はガクアジサイが見事でした。今回は4月下旬なのでまだ山桜が咲いていましたが、シャクナゲがとりわけ見事でした。信州で庭木や山で見るシャクナゲに比べ、株も花も見違えるほど大きくて華やかです。
また、残念ながら満開の時期はもう過ぎていましたが、可愛いカタクリやまた湿地らしくミズバショウ(水芭蕉)の株もあちこちにたくさん見られましたが、それにしても信州の栂池自然園や梓川の島々谷で見た清楚なミズバショウに比べて葉の大きいこと。まるで別の植物の様で、むしろ名前の由来の芭蕉布の原料となる南国の芭蕉を連想するくらい巨大な葉でした。
園内には湿地帯復元のために養生中という広い湿原があり、その向こうには煙を上げる大涌谷や、初めて来た時に見たすすき草原も望めました。その広々とした湿原は何だか雄大な尾瀬の様で、このままで木々を植えずとも良いのかもしれません。
他にもニリンソウがたくさん咲いている群落があったりして、カートにワンコたちのせたまま木道をゆっくり歩いて楽しむことが出来た、春の湿生植物園でした。

コメント

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。

トラックバック