カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 THE ALFEE。「星空のディスタンス」や「メリーアン」のヒット曲で知られる三人組の“フォークロック“グループ、と形容すれば良いのでしょうか?
メンバーは桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦の三氏。トレードマークのサングラスとはイメージの合わない?艶のある美声の桜井さん、何でもこなすミュージシャンの坂崎さんと天使の羽を模したエンジェルギターのヘヴィメタ風で名ギタリストの高見沢さん。高校時代からバンドを組んでいたという彼等。

 個人的に、彼等の音楽そのものは私メの好みではなく、学生時代、一時的に好きだったアリスやチャゲアス、その後のオフコースやふきのとうに対し、アルフィーはレコードもCDも今まで一枚も購入したことはないのですが、アルフィーがパーソナリティーを務めるNHK-FMのレギュラー番組「THE ALFEE 終わらない夢」を(朝の「クラシックカフェ」からそのままFMを聞いていると、週一の再放送があり)時々聞いていて、まるでコントの様な掛け合い漫才風のトークに爆笑すること暫し。
特に良く二人で担当することの多い、桜井さんのボケ具合と高見沢さんのツッコミが何とも楽しい感じがします。そこに時々坂崎さんが加わると、更にエスカレート・・・。

 やがてはメンバーの考え方や志向性の違いからとかく解散する、或いは実際に解散したグループがとかく多い中で、三人という構成が良いのか、個々のマイナスをお互いの長所がそれをカバーして、お互いのプラス効果を足し算では無く掛け算の様に何倍にも増殖させているのでしょうか。
アルフィーは、1973年結成以来ナント46年というのですから、何とも凄い!の一言に尽きます。先述のNHKの番組も既に290回を数えるというのですから、同じパーソナリティーのままというだけでも凄い!のに・・・。

 THE ALFEE。誠に失礼ながら、歌ではなく、掛け合い漫才のようなトークを楽しませてもらっています。

 “中高年も肉を食え!”ということで、以前ご紹介したイワタニ産業製の焼肉専用のカセットコンロタイプの“カセットガス・スモークレス焼肉グリル”「やきまる」購入以降、“スモークレス”の謳い文句通りに、驚くほど実際に煙の発生が無いこともあって、自宅で焼肉をする機会が想像以上に増えました(「やきまる」の使用レビューは、第1336話を参照ください)。
以前下呂に行った際に現地で購入して来たブランド牛である「飛騨牛」は確かに美味しくて、すき焼きやしゃぶしゃぶでは脂の甘味が感じられ「さすがは飛騨牛!」と感激したのですが、焼肉では逆にそのサシの多さが我々には脂っぽ過ぎて胃がモタレてしまい、思いの外食べられませんでした。従って、一度にそれほどの量を食べる訳でもない我々中高年にとっては、サシの少ない肉の方が胃モタレせずにむしろ好ましく感じられました。
幸い、「やきまる」購入と期を同じくして、いつも週末にまとめ買いをする地元スーパーにニュージーランド産ではありましたが、シンガポール時代にいつも購入して慣れ親しんだGrain-fed (穀物飼育)ビーフ(シンガポールではUSBビーフでしたが)が肉売り場に並ぶようになり、またイオンモールでは自社飼育のタスマニアビーフやイベリコ豚が買えるので、併せて柔らかなラムも必ず購入し、高価な黒毛和牛でなくても十分美味しく且つ頻繁に(多い時は月に二三度も)焼肉が自宅で楽しめるようになりました。

 一年間使ってみて、表面のフッ素加工の劣化か、煙というよりも使用後の匂いが気になる(翌朝まで室内に残っている)ようになりました(勿論、使用中は常時換気扇を回しておくことが必須)。
このプレートは交換部品として購入出来るので、調べてみると通販で2000円弱しています。購入したホームセンターに確認すると、メーカーからの取り寄せで2206円とのこと。因みに、製造元でも通販サイトがありプレート価格そのものは1260円でしたが、会員にならないといけませんし、送料は別とのこと。宅配便でも送料が1000円近く掛かることを思えば(ホームセンターでの取り寄せも同様ですが)、恐らく2千円前後にはなるだろうと思います。であれば家内がプライム会員で送料は掛からないため通販の方が安いので、結局通販で1980円で購入しました。
因みに、イワタニではカセットコンロ用に「やきまる」同様の形状の焼肉用プレートを大小2種類販売していて、これだと最安値は1200円位から通販で購入可能ですし、ホームセンターでも1500~1700円程度で販売されていました。
しかし、「やきまる」の煙の出ないポイントは、商品レビューに拠ると・・・、『煙が出ない秘密は「温度」と「脂の通り道」にあり、一つめの「温度」の秘密は、肉の脂が煙を出さず、かつ肉がおいしく焼けるという210℃~250℃にプレートの温度をキープすること。そして、「脂の通り道」では、その名の通り、肉から流れ出た脂をプレートに溜めない仕組み。焼肉プレートは中央がわずかに盛り上がった形状で、プレート上の脂がスムースに流れるよう放射線状の溝が掘られています。さらに、プレート外周部にはスリットがあり、流れた脂が自然に下に落ちるため、肉の脂が炎に当たることがなく、煙も立たないというわけです。ちなみに、スリットの下には脂を受ける「水皿」があるので、落ちた脂がこれ以上加熱されることはありません。』とのこと。
従って、別売りの焼肉プレートを購入しても、「脂の通り道」や「水皿」は同じ形状であれば効果は期待出来ます(ホットプレート等で焼くよりは煙発生は少ない筈)が、もう一つのポイントである210°~250℃の低温でキープする「温度」管理は、同じイワタニ製のカセットコンロでは「やきまる」の様に低温管理が自動的には出来ないので、自分で一度計測して炎の大きさを管理出来れば良いのですが、「やきまる」で自動的に管理した方が遥かに楽。従って、多少高くても「やきまる」専用のプレートを購入して交換した方が良いと思います(炎の大きさによって発生する熱量とプレートと炎との間隔が結構離れているのが「やきまる」のポイントだと思います。多分、他のコンロだと炎が大きく、またプレートとの間隔が近いので、温度が高くなり過ぎて煙が発生するのではないかと思います)。

 プレート交換で「やきまる」は新品同様になりました。これで煙や匂いを気にせずに、自宅での焼肉がまた一年間楽しめます。
「さて、今夜も“肉を食う”かな・・・?」

 雑誌では定期配信サービスのdocomoの「dマガジン」を愛読していますが、音楽配信はこれまで全く利用したことはありませんでした。
 携帯音楽プレーヤーとしては長年iPod nanoに自分のCDを保存して愛聴していましたが、アップルのiPodは製造中止になり買い替えは不可能で、しかも経年劣化か、最近不具合気味。そこで止む無く、遅れ馳せながら音楽配信サービスを利用することにしました。
私メの場合、ジャンルはクラシックだけで良いので検索してみたところ、J-popを含め国内外のポップス系の曲やアーティストを網羅した、例えばApple musicやスウェーデンの世界最王手の配信サービス会社Sportfyなどの月額定額制(サブスクリプション方式)の配信サービスはあるのですが、ポップスに比べて意外なほどクラシック音楽の楽曲が少ないのです。

 そんな中で、曲数や演奏者数なども含めて一番充実していたのがClassic Managerという無料の音楽配信サービスでした。無料の理由は、著作権の切れた音源のみが使われているため。50年で著作権が切れるので、最新の音源でも1969年ということになります。従って、音源の中にはMono録音も少なくありませんし、演奏者でも、例えば指揮者でみると、クライバーはカルロスではなくお父上のエーリッヒですし、メンゲルベルクやミートロープス、また日本にお馴染みという意味ではマタチッチなど、或る意味伝説的、レジェンド的な巨匠の録音もあります。
他にも、先述のSportfyにもクラシック音楽の配信サービスもあったのですが、無料配信の場合はCM入り(により無料を可能としている由)でしかもシャッフルのみ。勿論有料の場合はそうしたことはなく楽章の順番に楽しめますし、例えばクライバーはちゃんとカルロスの録音が有料で配信されています。
しかし無料配信のClassic Managerでも、カラヤン、バーンスタインを始め、ワルター、セル、ベーム、オーマンディ、ショルティ、お馴染みのサヴァリッシュやスウィトナー、そしてクーベリックやケルテス、ムラヴィンスキー、更にはバルビローリ、ミュンシュやクリュイタンス、ザンデルリンクやケンペといった、学生時代に夢中になった巨匠達の録音したStereo音源も結構な数で含まれているのです。
例えば、当時名盤とされたベームのモーツァルトやシューベルト、ワルターやバーンスタインのマーラー、ケルテスやクーベリックのドボルザーク、ムラヴィンスキーのチャイコフスキー、バルビローリやカラヤンのシベリウス、そしてサヴァリッシュやクーベリックのシューマン・・・etc。勿論、当代の人気演奏家の最新の音源は無くとも、私メが学生時代に胸を熱くした(しかし貧乏学生故、最新のLPは買えず、NHK-FMでの、今や死語となった“エアチェック”で確認するしかなかった)往時の名録音が並びます。
音質も通信量の違いで高音質と低音質の2種類が選択可能。Free Wi-Fiであれば通信料金も気にせずに聴くことが出来ます。
それにしても良く作ったなぁ。・・・と感心するのですが、これ韓国製の配信サービス。最新の5Gサービス推進でも取沙汰されているように、通信ネットワークやソフトウェアの進化では韓国や中国の方が余程進んでいるのかもしれません。

 Classic Managerの唯一のネックは、演奏者や楽曲名などが全て英語表記のため、曲名によっては日本語のタイトルが連想しにくいものがあったり(「悲愴」や「運命」は分かり易いのですが、例えば有名な小品であるマスネ作曲の「タイスの瞑想曲」の英語表記は“Massenet Thais Meditation”)、また録音データが、例えば指揮者だと録音年月日と録音場所は分かっても、演奏団体(オーケストラ名)が記載されていないなど、少々不親切な部分も無いではありません。
しかし、クラシック音楽専門でこれほど充実しているアプリが無料で配信されていることに驚かずにはいられませんでした。
先述したような学生時代に憧れた名録音も多いので、大いに楽しめそうです。

 前話の旧開智学校から用事のある大名町へ行くために、新旧対比となる開智小学校の横を通ってもう一つの国宝である松本城公園に向かいました。松本城には既にたくさんの観光客の皆さんが来られています。

 お堀端や場内などに320本の桜があって、春の桜の名所でもある松本城。また秋になるとケヤキや桜の紅葉もまた見事なのですが、その間の夏の時期はせいぜい城内の本丸庭園(拝観料が必要です)の白い花の小笠原牡丹(注)など、紅白の牡丹くらいだろうと思っていました。
すると、この日の公園にはハスの花や見事な藤が咲いていて、駐車場脇の花壇には珍しいナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)が真っ白な花を付けていました。
 ハスの花はアジアからの観光客の方々は珍しくないのか、だれも気に留める風もありませんが、藤の花は人気で藤棚の下では皆さん眺めたり写真を撮ったりしていました。藤は昔から愛でられ、万葉集にも詠まれたという日本原産の固有種。しかも藤紫というように、古来よりムラサキは高貴な色でもあります。
松本城公園の藤はそれほど広い藤棚ではありませんが、1m近くにも伸びた房は見事でした。
 また定年前の上田の事業所への通勤時、平井寺トンネルを抜け下った道端に咲いていたナンジャモンジャの木。その時の記事(第972話)によれば、
『モクセイ科ヒトツバタゴ(一葉たご)という落葉高木。「たご」というのはトネリコの一種で、トネリコが複葉なのに対し、単葉なことから名付けられたそうです。中国福建省原産で、朝鮮半島の一部、国内では対馬や木曽川流域(特に東濃地方)のみに自生(対馬の群生は天然記念物指定)している絶滅危惧種(Ⅱ類)で、岐阜県の土岐市では「市の花」に制定し、街路樹として植えられている「なんじゃもんじゃ街道」があるとか。植栽としても、神宮外苑や深大寺などに植えられた木の写真がありましたが、全国的にも珍しい木のようです。』
その珍しいナンジャモンジャが松本城公園横の駐車場脇の花壇にも植えられていて、ちょうど今、雪のような白い花を咲かせていました。
【注記】小笠原牡丹(松本城由緒書き等より)
天文19年(1550年)7月、甲斐の武田信玄に攻められた小笠原長時は、林城館にあった純白の牡丹が敵兵に踏み荒らされることを憂い、これを里山辺の兎川寺(とせんじ)に託して落ち延びて行ったと伝わる。
その後同寺の檀家であった久根下(くねした)家が、この牡丹を「殿様の白牡丹」として400年もの間秘して大事に守り、昭和32年に小笠原氏子孫の忠統氏へ贈られて初めて公になり、忠統氏から戦国時代に林城の支城だった松本城内本丸庭園の月見櫓前に移植され、 更に平成18年にも久根下家から寄贈されて、現在7株が毎年5月に白く美しい花を咲かせている。
因みに、その後譜代大名として復興を遂げた小笠原氏が、松本から明石を経て、最後の移封先となった北九州小倉城にも小笠原牡丹が株分けされているとのこと。

 5月17日の夕刻。松本市民にとって思いもかけない嬉しい知らせが、しかも全国ニュースで飛び込んできました。

既に皆さんご存知の通りの「旧開智学校の国宝指定」(文化庁審議会答申)です。
世界遺産などと違い、事前登録などの報道が無く、全く突然の発表でしたので驚きも尚更でした。明治以降の近代建築としては、迎賓館赤坂離宮、富岡製紙場に次いで三番目。教科書にも日本で最初の学校として掲載されているので、代表的な存在とは云え、学校建築としては全国初の国宝指定だそうです。「擬洋風」と呼ばれる和洋折衷の建築様式が明治初期の代表的な木造建築でもあり、当時としては生徒数100人、先生も30人を超えて、全国的にも大規模校だったそうです。また生徒の作文なども含めて、当時の教育資料が保存されていることも評価されたとか。因みに、学校は今の場所ではなく町の中心部の女鳥羽川沿いに在って、その場所にはひっそりと石碑が立っています。
 翌18日の地元紙に依れば、さっそく市役所に祝賀の懸垂幕が張られたそうですので、関係先には内々の連絡が事前にあったのかもしれません。
たまたま、その日大名町のお店に行く用事があったので、10時の開店時間に合わせて、早朝ウォーキングを兼ねて奥様と一緒に、中央図書館、開智学校、松本城公園を通って歩いて行くことにしました。
すると、旧開智学校の入り口には「祝国宝指定の」立て看板が置かれていて、いつもの倍以上の見学客の方々がいて、何となく祝賀ムードで華やいだ雰囲気に包まれていました。私自身は今までお客さんを案内して多分3度ほど見学していると思いますので、今回入館はせず。
それにしても、僅か500m足らずの距離で、松本城と旧開智学校の二つの建造物が国宝指定になるなど、京都や奈良でもないのに或る意味凄いことだと思わざるを得ませんでした。謂わば、松本の“二枚看板”です。
しかも、そのお城は廃城の危機を、開智学校は明治になって未来への財産としての子供達の教育投資へと、双方とも中心となったのが行政や公的権力ではなく、市井の人たちの努力や寄付(建築資金の7割)によって守られ或いは造られたことが、地元に暮らす我々にとっての最大の宝物なのだろうと思います。
しかも、1973年まで信州大学(当時は文理学部)の校舎として実際に使用されて現在重要文化財に指定されている「あがたの森公園」の旧制松本高校校舎も然りなのですが、旧開智学校も1961年に重要文化財に指定された後も1963年まで現役の小学校の校舎として実際に使われてきたというのも凄いことだと思います。
 因みに開智学校の南に隣接して建つ現在の開智小学校。謂わば新旧の“開智学校”ですが、私立ではない市立の小学校にしては珍しく、旧開智学校の八角の塔に似た尖塔の様な部分が目を引きます。観光コースが、お城からは必ずこの開智小の横を通って旧開智学校へ向かうので、開智学校のイメージを損なわないように配慮されたデザインなのでしょうか。
この二つの“開智学校”の間に在る小学校の校庭では、子供たちが国宝指定など我関せずと歓声を上げて元気に遊んでいるのが如何にも学校らしく、まるで“旧”開智学校が今でも現役の様で何とも微笑ましく感じられました。「重要文化財の校舎で勉強した」という今60歳くらいのOBに対し、今度はこの子供たちは“国宝”の横で走ったりボールを蹴ったりしたことが、将来大人になってからプチ自慢の思い出になることでしょう。

 令和最初の国宝指定となる旧開智学校。地元にとって嬉しいニュースでした。因みに、“国宝指定”効果で拝観者がこれまでの倍になっているそうです。

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