カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先週東京に出張した際、長女は仕事で毎日深夜族なので、大学生の次女を誘ってデートをしました(・・・してもらいました)。

 上諏訪の美味しかった焼鳥屋が拡張移転で味を落としたという評判のため、今回は「どこか美味しい焼鳥屋を探しておいて!」(以前、二人で神楽坂の高級しゃぶしゃぶ店にふらりと入って、後で家内に叱られたので)というリクエストに応えて娘が連れて行ってくれたのが、飯田橋から神楽坂を少し上って右側の路地に入ったところにある『鳥焼 金太郎』という焼鳥屋さん。

しかし、神楽坂はホントにいい街ですなぁ!・・・情緒があって。
一本路地に入って歩いていると、元芸子さんと思しき着物姿のご婦人が「今朝、ウチの子のカンザシ落ちてなかったかしらねぇ?」などとご近所さんに聞いていたりして・・・。おお、今時カンザシですよ、カ・ン・ザ・シ!

さて、「この界隈では評判なんだって」と娘が予約してくれてあった「金太郎」は、平日でもほぼ満員の盛況。真中に八角形のカウンターがあり奥にはグループ用の個室もあるようです。若い店員の皆さんもキビキビしていて気持ちが良く、なかなか活気のあるお店でした。うん、焼鳥屋さんはこうでなくっちゃ!
 焼鳥の前に、単品でモロキュウ、クリームチーズの味噌漬け、ピリ辛コンニャク(これは昔家でも作ったなぁ)をオーダー。中でもクリームチーズの味噌漬が絶品!でした。いや、オドロキ。今度家でも試して見ようっと・・・。
お通しには、ちぎった生キャベツに味噌。こういうのって家で食べてもそれ程美味しくないのに、焼鳥屋さんでは不思議とビールに良く合いますね(などと言いながら、「もう一杯お替わり!」)
地鶏の焼鳥は、中心は1本200円から300円でしょうか、田舎より少々高めですが、中には(本日の正肉)、比内鳥や名古屋コーチン、軍鶏などもあり、素材も新鮮でどれも美味しかったです(「赤」という隠語?でオーダーが通されていた、ミニトマトの串焼きが人気のようでした。確かに加熱するとトマトは甘くなりますが・・・?)。
砂肝やレバーも新鮮で、味付けは勿論塩でしたが、美味しかったので無理をお願いしてレバーをタレでも焼いてもらいました。娘はコラーゲン一杯だからとボンチリを追加オーダー。冷酒の手取川が「旨いなぁ・・・」(我家のお嬢様方は家内に似てアルコールは飲まれませんので、この日も娘はウーロン茶だけ)。
ご馳走さまでした。
「高かった?」「いや、そんなことない。まぁ、都会はこんなもんでしょ。」
「う~ん、あんなにお酒飲むからだよ!また怒られない?」
「ぜ~ん然!+?」

 帰りに本屋で参考書を買わされ(ファッション雑誌じゃないので)、
「ま、イイかぁー!」
飯田橋に戻り市ヶ谷方面の夜景をパチリ。
「もう、恥ずかしい!写真撮ってる人なんかいないってばぁ!」
「いいじゃーないの、田舎モンなんだからサ。ブログに載せなくっちゃ!」

「娘に付き合ってもらえるだけ、父親としては幸せじゃないの!」とは日頃の家内の弁。確かにそうかも知れません。

「じゃあね」、「ウン、頑張れよー!」・・・と、娘は振り向きもせずスタスタと歩いて行ってしまいました。まぁ、いいか・・・。
遠ざかる背中に向かって小さくもう一度、「頑張れョ。」

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