カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 10月の三連休の最終日。帰省してきた娘を乗せ、ワンルームで収納場所が狭いためにこちらで保管していた冬物やコタツ布団を車に積んで東京へ。

 今回は、奥様のご要望で、ナナも一緒。ナナ初めての“上京”です。
ゴメンネ、とチロルはお留守番。支度をしていると分かるんですね、皆が出かけてしまうのが・・・。

 3時間ちょっとのドライブで無事到着。既に昼近かったこともあり、食料品だけを運び込んで、早々に近くの神楽坂へナナを連れて昼食へ。

 この日の神楽坂は歩行者天国になっていて、ナナを連れて歩くには好都合。
(でも、どうしてホコ天なのに歩道を歩く人が多いんだろう?といつも疑問に感じます)
娘も、社会人になれば会社の借り上げの寮に移らないといけないので、あと半年ばかりの神楽坂暮らしです。家内が、「うーん、そのまま借りておこうか?」などとバカなことを言っています。気持ちは分かりますが、「アホか!」。  
でも、確かに何度来ても、風情があって神楽坂はイイ街です。

 娘が事前にペット同伴可能なレストランを調べてくれてあり、大久保通りの坂下交差点から飯田橋方面へ最初の路地を入ったところにある「神楽坂茶寮」へ連れて行ってくれました。
もう既に行列になっていて、特にペット同伴はテラス席だけですので、空くまで凡そ小一時間待ち。その間、私メはご指示により(「時間を有効に使えば?」という有り難きお言葉!故)独り戻って、車から残った荷物を部屋まで何度か往復です。その間、奥様方はチワワをお連れの地元のご夫婦と、暫し犬談義。
私メは戻ってからは手持ち無沙汰で、周辺を暫し散策。すると、対面の地下に焼鳥屋さん「酉玉」というお店。外に掲示されたメニューには、「モツァレラチーズの味噌漬け」の記載が・・・。「金太郎」だけかと思っていたら(クリームチーズでしたが、第225話参照)、神楽坂(東京?)ではチーズの味噌漬は焼鳥屋さんの定番メニューなんでしょうか?うーん、都会は奥が深い。また今度、娘と寄らせていただきます。
      
 さてテラス席が空いて、メニューを拝見。
「神楽坂茶寮」は和風カフェですが、喫茶メニューの他にも、お粥やうどん、カレー、そして日替わりのおばんざいセットも。ランチはドリンク付き。
ナナには、ちゃんと犬用のお水も持ってきていただきました。テラスのテーブル脇には犬のリードの留め金まで常備されています。さっすがー!

 彼らは、お粥とデザートにケーキのタルト。日替わりおばんざいのランチセット(当日の10品くらいの中から、好みの3品、あるいは5品を選択)もなかなか洒落ていましたが、私メは、(復路の運転に備え)腹持ちが良いようにと、ほうじ茶で煮たという柔らかポークのスパイシーカレーをチョイス。「美味しそう!」と言うので、彼らにも味見をさせてあげました。

 昼食後、神楽坂を皆でぶらり。奥様と娘が、「都会ではネ」とナナのトイレ用にちゃんとペットボトルを持参。ほほぉ、ナルホドね。
毘沙門天やケヤキ並木。一歩狭い路地に入ると、住宅街の奥にイタリアンのデリカテッセンが在ったりと、いやぁ、本当にイイ街だなぁ・・・。
路地に見慣れぬ紫の小花が咲いていて、縁取りが珍しかったのでパチリ。

 道行く人に可愛がってもらいながら、ナナも上京したての田舎娘とは思えぬ、なかなか堂々の?神楽坂デビューでした。