カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 既に葉桜になり、先週末で終わった松本城の夜桜のライトアップですが、まだ旧市内でも標高差のある高台では桜を見ることが出来ます。
(因みに、合併後の「新」松本市は標高の高い旧安曇村や奈川村も松本市ですので、5月連休明けの先まで桜が楽しめる筈です)

 4月20日の日曜日の早朝。ナナを連れて、我が家から車で5分程のアルプス公園へ行ってみました(17歳になるチロルは、さすがに足腰が弱って、長い距離の散歩は難しくなりましたので、先に散歩をしてお留守番です)。
 市街地からでも車で10分程の城山々系の高台に、拡張されて71haという広大な公園が広がっています。このアルプス公園は、元々は県の種畜場だったところで、私が小学生の頃でしょうか、塩尻市内への移転に伴い市に払い下げられて公園となりました。
種畜場の頃は余り人も居なくて、子供の頃は夏休みの昆虫採集をしたり、ボケーッと草原に寝転がって北アルプスを眺めたりと、裏山にある“自分の庭”のような穴場でした。その当時から植えられていた桜。今では種類も増え、600本近いソメイヨシノを中心に別の種類の若木も含めて1300本の桜が広大な園内(整備された部分が公園で、周辺は全て山)に植えられているという市内でも有数の花見の名所となりました。しかも、都市公園には珍しく火器使用が認められており、BBQや焼肉をしながらの花見が可能。市街地よりも200m程標高も高く、高原風で、北アルプス眺望の穴場でもあります。また、小動物園や遊び場もある(無料。ドリームコースターは有料)ので、地元の家族連れにもまた県外からの観光でも、どちらの目的でも楽しめます。朝は、犬連れの方もたくさん散歩しておられます。
 市内よりも10日ほど遅い桜は、8分咲き程度か、見頃を迎えていました。ソメイヨシノの大木ばかりではなく、ピンクの濃いオオヤマザクラ、またコブシの花も満開。この日は、幸い北アルプスも見ることが出来、三文どころか幾つも得した気分になりました。
 看板によると、「バケツBBQ」で食材も機材も全部貸し出しで4600円とのこと(何人前かは不明。数年前はもう少し安かったような気もしますが?)。何も持って来なくても、焼肉(公園内の店舗はジンギスカンが名物)で花見が出来そうです。
 アルプス公園であれば、まだ松本市中でも後一週間近く花見が楽しめそうです(この22日には満開になったそうですので、今週末で見納めでしょうか)。
【付録】
全山が桜に覆われた弘法山。若木1500本とか。ソメイヨシノ、シダレや彼岸桜など数種類が層別してグラデーションになり、また満開の時期も異なるのだとか。19日近くを通った際に撮影しました。小山が浮かぶように見えて、満開の桜。とても見事です。整備されて、古墳のある頂上からの眺望もまた見事ですが、周辺に駐車場が殆ど無いので、見に行きたくても路上駐車で大変なようです。金曜日に近くを通った同僚の話だと、観光バスも停まっていたそうです。旅行社にとっては、アルプス公園同様に無料スポットなのでコストメリット大なのでしょう。