カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先日の日曜日の早朝。ナナの散歩から帰って来ると、奥さまが、
「やることを(自分は)前日にしっかり終わらせたから、どこかお薦めのウォーキングコース無い?」
と、チョッピリ(場合によっては車で)遠出してのウォーキングをご所望。

 この日は生憎の曇り空で山は望めず、歩くとしたら町並みの素敵な場所・・・と考えても、まさか奈良井宿は遠過ぎるので、「岡田宿は?」と伺うも、反応は今一つ。「では、喫茶店のモーニングは?」と聞くと、乗って来ました。
「でも、こんな早くからやっている喫茶店て、まだ他にもあるの?」
時間は朝の7時半。確かに、これまで市中の「まるも」、「花月」と「アベ」は訪問済み。それがあるんですね(自分も行ったことは無いのですが)、我が家からの徒歩範囲に。
・・・ということで、母の朝食の準備を済ませてから、出発。行先は、北松本(白板)。喫茶店の名前が出て来ませんが、場所は分っています。

 北松本へ行く道路は、北松本駅の線路の下をガードで潜るのですが、いつも車で通過するので、脇に歩道があるとは思わずに結構遠回りをしてしまいました。
通称「こまくさ道路」の大手1丁目の信号から、国道19号線の白板(松島橋)に至る一つ手前(東側)の信号を左折(南進)してすぐの小さなビルの1階に、その喫茶店はあります。純喫茶「ピーナッツ」。
週末も朝7時から営業。決して古い喫茶店ではなく、数年前にオープンした筈。昔は食堂だったかなぁ・・・?小さなお店です。

 それにしても、今時“純喫茶”とは・・・。“カフェ”の方が、若い人は来易い(呼び込み易い)だろうに。しかも名前が「ピーナッツ」とは?・・・と訝りつつドアを開けます。
中は、10席に満たないL字のカウンター席と、入口に2人掛けと4人掛けのテーブル席。カウンター背後の壁一面の本棚には、マンガ本(コミック)がビッシリ。そして、日経やスポーツ紙を含めて新聞が5・6紙。
「あぁ、昔懐かしい喫茶店だ・・・。」
これなら、“純喫茶”と名乗っても決して違和感はありません。
 こちらのモーニングサービスは、営業開始の朝7時から10時半まで、どのドリンクにも半トーストとミニサラダ、ゆで卵がサービスされます(個人的には、ゆで卵がセットで付く或いは付けられるのが、モーニングセットの大事なポイント!・・・だと勝手に決め付けています。それに、ミニサラダのドレッシングも、単純な市販品ではなく、ちゃんと一手間加えた自家製の様で、個人的には高印象)。名古屋風の小倉餡や一枚のトーストへも追加オーダー可能です。私はコーヒー(440円)。奥さまは、歩いて来て暑いからとミックスジュース(500円)。
 カウンターには、皆さん常連さんなのでしょう、4・5人程。オーナーは、何と?うら若き女性。お独りで切り盛りされているようです。
皆さんお独りで、コーヒーを飲んだりモーニングセットを食べたりしながら、静かに新聞やコミックを読んでおられます。
 「誰々、もう来た?」
 「今日はまだ来てないけど・・・」
せいぜい、常連さんと女性のマスター(ミストレス?)との、そんな会話程度。ゆったりとした時間が静かに流れて行きます。店内のインテリアや置かれた雑貨も含めて、確かにここは昭和の“純喫茶”。初めてなのに、どこか懐かしさが漂っていました。昼には、“らしく”オムライスやナポリタン、カレーなどの軽食もあるようです。

 奥さまは、「もうちょっと、愛想が良くてもイイのに・・・」と厳しめの評価です。
うーん、そうかもしれませんが、常連さんになればまた違うでしょうし・・・。少なくとも、中年の男独りなら、十分満足な空間がそこにありました。
(・・・ということで、独りの時にまた来まーす!)

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