カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 家内が友人の方から今年もいただいた里芋。子芋や孫芋まで含めたくさん頂きました。第一弾とのこと故、まだあと何回かは今年も頂戴することになります。山形の郷土料理である芋煮汁が我が家でも定番。会社勤務の頃、庄内に子会社があり何度か出張しましたが、同じ山形でも庄内地方の芋煮汁は豚肉で味噌味に対し、内陸の山形は牛肉で醤油味。庄内の事業を管理する事業所勤務時代に会社で芋煮会をしたことがありましたが、その時はやはり味噌味だった様に思います。しかし、我が家での定番は豚肉で醤油味の芋煮汁。豚肉と味噌味ならトン汁にすれば良いし、個人的には豚バラからの出汁で醤油味の方が芋煮汁としては好みなので、言うなれば折中派?でしょうか。

 前置きが長くなりましたが、我が家では里芋の下拵え(皮剥きとヌメリ取り)は私の役目。奥さまは長芋も里芋も手が痒くなるので、一切パス。私は全く痒くならないので、有難いことに全て私の担当となった次第。食べると美味しい旬の里芋ですが、一回の芋煮汁に15~20個程を具剤として使うので、親指大位の小さな孫芋などだと、剥くとなるとこれが結構大変な作業です。途中でため息を吐きつつ、あと何個と数えつつ・・・、剥き終わった時など喝采を叫びたいほどです。

大根やニンジンなどの根菜と下茹でして灰汁を取った玉コンニャクを先に煮て(お好みで臭み消しも兼ねゴボウや生姜も)、火が通り易い旬の里芋(先に塩揉みしてヌメリを取り)と豚バラ(或いは豚小間)を入れて煮立ったところで、灰汁取りをして醤油、みりん、酒で味付けし完成。斜に切った長ネギを散らして完成。山形では(最上川の?)河原での芋煮会が定番だそうですが、温まりますね。
 芋煮では頂いた1/4程度しか消化出来なかったので、家内が娘たちの所に上京して不在中、続いて里芋の煮っ転がしに初挑戦することにしました。
ネットで検索をして、一番簡単(楽)そうなレシピを選びます。里芋の皮剥きとヌメリ取りは芋煮汁の時と同様。後は、レシピに沿って醤油、みりん、酒、出汁と水を分量通りに入れて一煮立ちさせてから、クッキングシートで落とし蓋をして弱火で煮ます。旬の里芋は煮えるのにそれ程時間が掛からずに串がすっと通る様になります。全体に煮汁が行き亘る様に途中何度か鍋を揺すり、煮詰まれば完成。試食をしてみましたが・・・「う~ん」。レシピ通りですが、もう少し甘さがあった方が・・・。個人的には、里芋よりもジャガイモの煮っ転がしの方が好きな味(懐かしい、お袋?お婆ちゃん?の味)ですね。
おかずの一品にすると、母も、帰宅後の家内も美味しいと喜んで食べていましたが(味付けもこれで丁度良いとか)、
 「ふ~む、そうかなぁ・・・。ジャガイモの方が絶対美味しいよなぁ・・・!?」
と、個人的には納得しかねる初挑戦でした。
 11月24日には松本も5センチの本格的な積雪と、まだ里に紅葉の残る中、いきなりの冬本番でした。家の中では、ゆったり、ほっこりと暖まりたいものですね。
(その後の松本は、今のところ雪ではなく雨。氷雨なのかもしれませんが、よう分からん・・・)

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