カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 昨年までは上田勤務だったので、通勤帰りにでも簡単に買えた坂城町特産(「おしぼりうどん」が名物です)の「ネズミ大根」ですが、リタイアした今年は入手困難になりました。
上小と呼ばれる東信地域では「上田みどり大根」同様にポピュラーでも、山を一つ隔てた中信地区の松本では残念ながらこれまでは出回ることはありませんでした。従って、上田勤務になるまではネズミ大根の存在は勿論、「おしぼりうどん」のことも全く知りませんでした(同じ辛味大根でも南信の下條村特産「親田大根」のことはニュース等で聞いて知っていましたが)。
それがここ数年、東信を地盤とするスーパーマーケットの「ツルヤ」が中信に進出して以降、鯉や鮒といった東信地域で好まれる食材同様、ネズミ大根やみどり大根も時折店頭に並ぶようになりました。ただ一般に馴染が無いので東信地域に比べれば数量は少ない様に感じますが、それでも山を越えずとも松本に居ながらネズミ大根が買えるのは有難い限り。
ネズミ大根が無い季節は、通常の青首大根の尻尾の部分を卸すと割と辛味が強いので、一本ではなくハーフで尻尾部分を購入しおしぼりうどん風に「古城蕎麦」を自宅で楽しんでいます。

 秋になって、漸くツルヤの店頭にみどり大根とネズミ大根も並ぶようになりました。早速両方購入。勿論個体差もあるのですが、ネズミ大根の辛い事。卸して汁を搾る時から、その辛味で手が痛くなるほどです。
 「やっぱり、全然違うなぁ・・・」
その後も店頭で見掛けると購入して、“おしぼり蕎麦”で楽しんでいます。