カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 会社で長年お世話になった大先輩(と言ってもまだ76歳!若過ぎる・・・)の突然の訃報連絡があり、ご葬儀に参列するため茅野へ。午前中塩尻での用事を済ませ、そのまま直行することにしました。

 時間があったので、高速ではなく、久し振りに塩尻峠を越えて国道で向かいましたが、急カーブの連続だった昔に比べて随分道が良くなりました。
途中で昼食を取るべく、峠道の途中には「東山食堂」や昔懐かしい「縁結び」とかもありますが、ここはやはり久し振りのラーメンです。
さて、どこにしようかと・・・塩尻峠の岡谷側「親ゆずりの味」、「ハルピン」下諏訪店・・・と何となく通り過ぎて、結局諏訪市島崎にある「麺屋さくら」へ。
リタイアして以来、久し振りです。こちらも相変わらず混んでいましたが、何とか駐車することが出来ました。上諏訪駅の笠森小路にあった頃に比べ随分メニューが増えましたが、ここは当時飲んだ後の〆に必ず食べていた(その前は、移転する前に並木にあったハルピンです)頃から一貫して、懐かしの「屋台ラーメン」を大盛で。
屋台ラーメンは、アッサリ系の醤油味ながら、鶏ガラ、豚骨、節、昆布、そして野菜系から採ったという複雑でまろやかな優しいスープです。でも昔に比べれば、調合を変えたりと進化し続けているのでしょうね。島崎に移転されてから拘りの自家製麺になりましたが、細い縮れ麺で“背油ちゃっちゃ”も相変わらず。以前の平日大盛無料サービスは無くなり、曜日毎にサービスメニューが異なるようですが、それでも自家製ゆえの麺の大盛50円は格安でしょう。
我々の様な小ウルサイ酔客相手から、移転されて家族連れへと客層も拡がり、今では上社近くや茅野などに支店も出されている由。繁盛で何より。

 懐かしの味を噛み締めながらスープも最後の一口を飲み干して、「ごちそうさまでした!」と挨拶すると、厨房で調理されていたのは(本店でお見掛けするのは久し振りの)ご主人でした。風貌が昔とは少し変わられていて気が付きませんでしたが、ご主人から「毎度!お久しぶりです!」と声を掛けられて初めて気が付いた次第。
 「イヤ、もう会社を定年になったんだけど、久し振りにこちらに来る用事があったので・・・。ご馳走さま!美味しかったです。茅野の実家の近くにも出店されたようなので、また来ますね!」

 優しいスープに満足、満腹! ごちそうさまでした!