カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先日深夜のBSで、リチャード・カーペンターや、当時曲作りやレコーディングで関わった人たちの証言をベースにしたドキュメンタリー番組としてカーペンターズを特集していて、懐かしく最後まで見入ってしまいました。
カレン・カーペンター。摂食障害で僅か32歳と言う若さでこの世を去った不世出のシンガー。その声は、確か当時“ボイス・オブ・アメリカ”と言われたほどであり、その独特の響きは、今聞いても癒し効果満載のヒーリング・ボイスと言っても決して過言ではありません。
余談ですが、個人的に勝手に考える“ボイス・オブ・ジャパン”は、ドリカムの吉田美和嬢です。アレン同様のヒーリング・ボイスです。スバルの車のCMに使われたドリカムの曲からも改めて感じた次第。

 “Yesterday Once More ”、“Top Of The World ”、「遥かなる影」、“ Sing” などなど・・・・彼等のヒット曲は数多あれど、個人的に一番好きだったのは、やはり「青春の輝き(“I Need To Be In Love”)」でしょうか。今聞いても、カレンの歌声に自然と涙が溢れて来ます。
 今回、図書館にあったベストアルバムを借りて聴いてみました。
ビートルズの名作「涙の乗車券」のカヴァーシングルでデビューしていたとは知りませんでした。

 思うに、「拒食症」という言葉が世の中で一般的に知られるようになったのは、カレンの死が原因だったのではないでしょうか。
彼女の声が、そして歌が、どんなに人を癒しても、また生きる勇気を与えても、彼女自身の力にも慰めにもならなかったのかと思うと残念でなりません。でもこれからも、多分半世紀が過ぎようと、彼女の歌声はきっと世界の人々を癒し続けて行くのだろうと思います。