カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 桜の蕾しか見られなかった、先日の氷雨の中での「梓川・桜ウォーク2017」。
余りに悲惨だったので、リベンジとばかり4月18日の平日午後、お城までウォーキングを兼ねて家内と歩いて行って来ました。

 個人的には、その前の日曜日(16日)に「食蔵バサラ」での仲間との定例会への道すがら、無料開放されている松本城の本丸庭園とお堀端の桜を愛でてから向かったので、一応今年のプチ“花見”済み。その時は、ライトアップには未だ時間が早かったのですが、海外からの観光客の方々も含め、例年以上の人出でした。冷たい雨の降った土曜日とはうって変わった春の陽気で、お堀の桜はせいぜい6分から7分咲きといったところ。この分では、お城の桜も1週間は持たないでしょう。従って、その日が多分今シーズン唯一であろう“桜サンデー”の人の波だったと思います。
 案の定、その後暖かい日が続いた18日は、残念ながらたった二日違いで既に桜吹雪でした。ウォーキングがてら、家内と歩いてお城まで出掛けてみましたが、お堀には“花筏”が浮かんでいます。しかし、「花筏」とは、誰が名付けたのか、日本的で何とも風流な言葉ではありませんか。それはそれで、桜の風景としても風情がありました。
 この日、未明に降った雨のお陰か、大気中の塵が浄化されたかの様に空気が澄んで、北アルプスの見事なこと。
松本城と桜、お城の白黒と薄墨色の桜。そして、バックに残雪をいただく北アルプスの山並みの“屏風”。“北アルプスの城下町-信州松本”というキャッチフレーズそのままに、桜も咲いて、シーズンベストの景観なのかもしれません。“岳都”松本の市民であることに、そしてお城を取り壊さずに残してくれた先人に感謝するのみ・・・でありました。
 帰路は旧開智学校と中央図書館の横を通って坂を上って帰宅しました。