カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 BS中心に放映されているTVCMで、「チューリッヒ保険」の“♪ハロ~、チューリッヒ”で始まる自動車向けネット保険CM。中身は数年間殆ど変わっていないと思いますが、少しずつ言い方(口調)が変わってきているように感じます。

 数年前の最初の頃のCMは、いくら“お客様は神様”とはいえ、初めてインフォメーションセンターに保険の内容を問い合わせした若い男性と女性の口調が、如何にも偉そうな“上から目線“といきなり最初からの“ため口”で、いくら“神様”のお客様だって「・・・ですか?」くらいの“ですます調”で質問したり会話したりするだろう!最初から偉そうな物言いやため口でははなさないだろう!と、このCMだと好感度が全く無く、会社への親近感も持てずにむしろ逆効果じゃないだろうか?・・・と感じていました。
しかも、ずっと同じ内容のままで放映が継続されているものですから、途中からは却って気分を害するので、CMが流れ出すとチャンネルを変えるか見ない様にさえなってしまい、これじゃ全くの逆効果。しかしながら、ずっと内容が変わらないのは、こんな風に感じるのは自分だけで、嫌悪感を持つ人は他に居ないのだろうかと自身の感性についても些か疑心暗鬼にもなっていました。
ところがここ一年くらいの間に、VTRの画像は全く変わっていないのに(多分)、問い合わせをする若い男性と女性の口調が明らかに変化してきました。アニメーションではなく実写の映像のままですので、改めて撮影をし直さない限り、例えアテレコであっても不自然になってしまいますから、“ため口”を“ですます調”に言い回しを変える訳にはいかないとは思いますが、明らかにその言い方が上から目線の偉そうな言い方ではなくなって親近感が感じられる様な言い方に変わってきているのです。変更されているのは間違い無い(しかも何度か)と思います。
 「やっぱり、一般的な感じ方って、皆さんそんなには変わらないんだろうなぁ・・・」
と感じ入った次第です。

 因みに、長野県内のローカル番組で放送されるTVCMでも同様の印象を受けたモノがあります。
それは、長野朝日放送の土曜日朝の「駅前テレビ」等の中のCMで流れる「マナテック」という地元企業のCMに使われているCMソング“♪今生まれ変わる、大切な笑顔を~”と歌う「夢の先」という曲。
以前は、地元出身のシンガーソングライターなのか、歌っている女性歌手の方の爽やかな澄んだ歌声は良いのですが、林の中の渓流沿いを真っ白なロングドレスを着て歩きながら(走りながら?)歌うという意味不明の演出意図が全く分からない。またスローテンポ過ぎて、その歌声も若干裏返ってしまうような個所もあって暗めでマイナスイメージ。CMを見る度に、
 「何で白いロングドレスを着て歌っているのか、全く意味不明!」
と勝手に毒づいていたら、最近CM映像が変わり、同じ人が歌っているのですが、信州の自然の風景だけで人物は無く、また曲調もアップテンポで明るく元気の良い感じに編曲が大きく変わり、CMから受ける印象も何となくNHK-BSの「こころ旅」のテーマソングの様な雰囲気で、随分明るい感じになりました。

 こうした感じ方は結構自分だけかと思うこともあるのですが、またポピュリズムを肯定する訳でも決してありませんが、万民向けというのは難しいにせよ、大衆心理というか、出し手は良かれと思っていても受け手はその逆にマイナスイメージで感じてしまうことって、同じ様に結構あるものなのだと感じた次第です。

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