カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 秋になって日本列島に近付いた台風の影響もあって、10月の中旬は雨模様の日が続きました。
そんな10月17日。里は冷たい雨でしたが、美ヶ原では初雪で2㎝の積雪とのこと。もう信州の2000m級まで雪山シーズンの到来です。紅葉の美ヶ原へ3度目の登山で、今シーズンの締め括りと考えていたのですが、慣れない雪山は・・・と諦め。
 そこで、プチ旅行を兼ねて山中湖へ行って、富士山を望む周辺の低山に登ることにしました。登山というよりもトレッキング。地元の観光案内には、「山中湖ハイキングコース」との表記。いずれにしても初心者向けコースです。
今回もワンコ連れで、山中湖周辺のドッグヴィラに宿泊します。
山中湖は、娘が学生時代の夏休みに湖畔の高級リゾートで住み込みのバイトをした時に日帰りで送迎したことがありますし、家内は以前山中湖に実家の両親と観光で滞在しています。
また、これまでも車で箱根や西伊豆へ行く際に、中央道で富士吉田から富士箱根道路を走ると山中湖ICも通過するのですが、観光では今まで山中湖に来たことはありませんでした。
山中湖周辺はドッグフレンドリーなエリアとしても知られているので、今回の登山も兼ねて初めて観光で行ってみることにしました。
移動した日は、松本から山中湖までずっと雨。一番の目的の“富士山の眺望”も、麓に行っても僅かに裾野が見えただけ・・・。今年の秋は?

 一転して翌日は晴れ!朝から、富士山がクッキリとその雄姿を見せてくれました。
ワンコたちは部屋でお留守番です。今回のトレッキングは、標高1413mの石割山。以前、NHK-BSの登山番組で、初心者向けコースとして石割山が紹介されていました。
先ずは石割神社を目指します。地元の観光案内のパンフレットに依れば、石割神社は石割山の八合目に位置する大岩を御神体とする神社で、その名の通りご神体の岩が裂けていて、この岩の隙間をくぐると開運と無病息災の御利益があるといわれ、岩からしみ出る水は霊水として信仰されているそうです。石割山ハイキングコースの途中にあって、「道は険しいが山中湖随一のパワースポット」とのこと。

 朝8時半に石割神社入口の無料駐車場に到着。トイレもあり20~30台は停められるとのことでしたが、もう既に10台程駐車していました。我々を含めて結構県外車が多く、TVで最近放送されたこともあるのかもしれませんが、石割山の人気の程が伺えます。
石割山へは別の登山道もある様ですが、石割神社へは赤い鳥居をくぐり403段という階段を上っていくのが本来の参拝ルート。しかし、この階段を上るのがかなりきついので、全日本スピードスケートチームも合宿の際に練習に利用していたそうです。そういえば近くの富士急ハイランドにアイススケート場がある筈ですが、富士急のスピードスケート部といえば、旧三協精機と並ぶ名門で、メダリストの橋本聖子や岡崎朋美を始め多くのオリンピック選手を輩出しています。
 駐車場横の太鼓橋を渡って一礼して鳥居をくぐり、いざ階段上りのスタートです。途中でマスクを車に忘れてきたことを思い出し、やむを得ず独り階段を下りて急遽引き返して再挑戦。見上げると先が見えません。7年前にツアーで行った金毘羅さんは、本宮までの階段が785段でしたが、それよりも短いとはいえ、その間の+7歳の加齢故か、この400段は些か身にこたえます。しかも、途中で待っていてくれた家内と合流して見えていた階段を上り切ると、そこが終点ではなく、右に折れて更に続く階段が目に入りました。そこで皆さん、「えっ、まだ階段あるんかいな!」というショックもあって、ここで暫し休憩の様子。
しかし、ここまで三分の二くらいは上って来ている筈なので、「あともう少し!」(の筈)と勇気を奮い立たせて残り100段程を登りきると、そこが東屋のある富士見平です。東屋にはベンチもあるので、漸く403段を上り切ってここで皆さん休憩です。但しその「富士見平」は、今は木々に囲まれていて富士山は見えませんでした。ここまで15分との表示ですが、私メが戻った時間を除けば10分くらいだったでしょうか。ここから更に神社へは30分との表示で、今度は登山道にしては幅が広くて立派な参道を登っていきます。階段に比べれば坂の傾斜は緩やかで、途中漸く木々の間から眼下の山中湖とその後ろに聳える富士山が顔を覗かせてくれるので、その雄姿に励まされる様で何だか歩みも軽く感じます。途中傾斜が多少急な個所もありますが、最初の階段に比べれば遥かに楽。それこそハイキング気分で歩けます。ご神木という桂の巨木を過ぎると、神社はすぐそこ。小さな祠と大きな岩が目に飛び込んで来ました。
富士見平からは20分程で到着。“神社”というイメージからすれば、祠の様な小さな社殿とその背後に立つ威圧感溢れる堂々とした巨岩。しかも、縦に裂けていて、左側の側面に「石」の形に亀裂が入っていて、それが“石割”神社の名前の由来なのだとか。そこからも連想される様に、ここも天岩戸伝説のモデルの一つとされる様で、従って主祭神は天手力男神とのこと。そしてここは開運のパワースポットでもあり、時計回りに回る順路が示されており、高さ15mという狭い割れ目を3回通り抜けて回ると願い事が叶うのだとか。我々もそれにあやかって、三度割れ目を通り抜け(結構狭いです)拝殿で願い事をふまえてお参りをさせていただきました。
その途中、階段と東屋で先に行かせていただいた4名ほどの方々の内、お二人が到着。謂れをお話しし、お二人も「それでは」とお参りをされていましたので、我々はそこから目的の石割山山頂を目指して先に歩を進めることにしました。