カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 生憎の雨の土曜日。お見舞いをいただいた方への奥様の快気祝いのお返しやら終日の買い物へ。途中、庄内のホームセンターで犬用やら紙製品やらも購入し、ちょうど昼時だったので、久し振りにすぐ近くの大きな水車が目印の石挽き蕎麦の「小沢そば」へ(写真は店内から水車を窓越しに見たところ)。

 こちらは石で挽いた粉で打つ腰のある石挽き蕎麦が特徴。
昔、今ほど特徴あるお蕎麦屋さんが松本にもあまり無かった頃は、ここへも時々来ました。両陛下が皇太子・妃時代にこちらに来られたこともあるそうで、今でもその時の写真が店内に飾られています。

奥に座敷もある結構大きな店構えで、今では宴席料理など蕎麦以外のメニューも豊富。店の前の駐車場が狭く10台弱しかないので、観光客の方も多いのか、いつも満杯なのが難点。その日は運良く1台だけ空いていて、何とか停めることが出来ました。

 奥様は、ざるそばの普通盛り(1050円)、私は大盛り(1470円)をオーダー。
やや小振りのせいろに普通盛りが2枚、大盛りは3枚。もりそばではなく、刻み海苔が掛けられています。薬味には刻みネギとおろしワサビの他に、お猪口に入ったとろろも。そばつゆはカツオ出汁が効いた、信州らしく甘めのつゆですが、一人ずつそば徳利も付いてきますので量は十分。しかし、席数が多いためか、そば湯が最初から蕎麦と一緒に出されるのには些か興醒め。
 何年か前に来た時はもしかしたら夏だったのか、冷水でしゃきっと締められて腰の良さが持ち味だった筈の蕎麦も、この日はそれほどでもありませんでした。信州蕎麦としての水準はクリアしていると思いますが、感動するまでには至らず。私はやっぱり「井川城」かな。奥様も「そうよネェ・・・」。
場所は郊外ですが、蕎麦以外のメニューもあり夜も営業されているようなので、会食などの際には便利かもしれませんが・・・。

 先日の昼に、壊れた掃除機の買換えの後で今度は「そば処 井川城」へ。いつものように煮物(この日は新ジャガと根菜。“そば前”が欲しくなります)とデザートに(奥様用の)そば大福がサービスです。
家内は三種そば。私は十割と二八。「うん、やっぱり旨い!」と家内と二人で頷き合います。しかも、今日の二八はこれまで以上に腰があり、その喉越しの良さに、最近は「井川城」ばかりでご無沙汰の「翁」の二八と食べ比べたくなりました。因みに写真は十割そばで、最初に一口塩を振って食べると蕎麦の甘味が増すという小皿に盛られた岩塩(ローズソルト)が手前に見えます。奥の小皿はお茶うけの浅漬け(この日は刻みキャベツ)です。

 新ジャガと根菜の煮物に感心(新ジャガが皮付きのままで、こうすれば皮を剥く手間も掛からず、且つ煮崩れもナシ)した家内は、早速我が家でも試してくれました。「井川城」同様にアッサリした味付けですがなかなかの出来栄えで、冷やした純米酒に良く合いました。「井川城」のお陰で苦手な煮物のレパートリーが増えたようです。

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