カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 年末休暇初日の12月29日と1月14日の成人の日。ここ松本でも、この時期にしては珍しく(注記)20cm程の積雪がありました。両日共、「今日は通勤じゃなくて良かった」と、ベランダから降る雪を見ながら安堵の溜め息です。
「さてと、雪掻きを始めますかぁ!」

 年末の雪は朝には上がり、ベランダから見ると、お隣の屋根の上に設置されたTVアンテナにスズメが10羽ほど止まっていました。

さすがにこれだけ降ると、どの木も雪の花が咲いたようで、枝という枝には雪が積もっていて、スズメたちも止まり木となる枝が見つからなかったのでしょう。スズメの雨宿りならぬ“雪宿り”でした。
(写真は、年末の29日。200mmの望遠で狙ったスズメたちと、同じく年賀状を投函しに行った際に通った、お城近くの松本神社からの雪の松本城天守閣です)
【注記】
北アルプスに日本海側からの雪雲が遮られる松本では、同じ信州でも日本海側の影響を直接受ける北部の白馬や飯山地方とは異なり、冬型の気圧配置が崩れて太平洋側に雨が降る2月下旬から3月頃を中心に、“上雪(カミユキ)”と呼ぶまとまった雪が降ります。今回は、この時期にしては珍しく太平洋岸を低気圧が進んだため、太平洋岸や松本などの内陸部にもまとまった降雪がありました。
因みに、1月14日には、全国ニュースで松本の22cmの積雪風景が取り上げられましたが、リポーターの「この時期、松本では珍しく・・・」というレポートに、早速キャスターから「長野で雪が珍しいのですか?」という“突込み”があり、レポーターがこの注記と同様の説明をしていました。全国の天気予報で取り上げられる「長野」は長野県ではなく、北に寄った「長野市」ですので、念のため。しかし、東京の10cmの“大雪”。長野県の白馬や飯山、新潟や北陸の豪雪地帯に暮らす方々からすると、松本の22cmでも「ニュースにもならない!」と叱られそうですね。