カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 信州には、有名な紅葉スポットがたくさんありますが、個人的には毎日の通勤路の三才山峠も“隠れた?”紅葉の名所だと思っています。
そこで、勝手に名付けた“三才山紅葉街道”。

 この峠の紅葉の一番の見頃は、例年10月下旬頃だと思いますが、今年も10月に入って少しずつ色付き始め、日毎その鮮やかさを増して来て、やはり今週から来週前半辺りが見頃ではないかと思われます。
この三才山峠は、特に松本側に広葉樹が多く、その山肌を縫うように間近に見て走るので、赤や黄に紅葉した木々が目に迫って来て息を飲むようです。
また、峠前後の、特に上田側の鹿教湯から平井寺トンネルまでのエリアも、のどかな里山の紅葉が目を楽しませてくれます。
 一番の見どころは、松本側から上った、帯所橋から本沢橋までの三才山トンネル手前の右側と、上田側から上って料金所を過ぎて短い孫六トンネルを越えてから、三才山トンネル直前の鹿教湯大橋を渡る目の前の山肌。正に錦秋と呼べる程に見事な紅葉が眼前一杯に広がります(松本側からだとトンネルを抜けた背後で見えませんし、停車する場所がありません)。
料金所から上田側に下る鹿教湯までの道筋は、広葉樹よりも落葉松が多いので、景色が異なりますし、黄金色に染まるという落葉松の黄葉の見頃は、ホンの一瞬の様な気がします。
 秋の行楽シーズン。松本から“信州の鎌倉”上田塩田平まで(或いはその逆ルートで)。三才山峠の紅葉を愛でながらのルートも、ガイドブックには載っていませんが、信州の紅葉観光の穴場ルートとしてお薦めします。
【注記】
ここに掲載したのは、先週(21日)の昼頃、直行した外出先から上田へ出勤する際に撮影した写真です。峠道には、眺めるのに良いスポット(停車帯)がなく残念ですが、少しは“紅葉街道”としての雰囲気を感じていただければ幸いです。掲載した順番に、松本側の小日向地区、本沢橋周辺、三才山トンネルを抜けて上田側の内村ダム湖を望む辺りから(絶景の鹿教湯大橋周辺には停車可能な場所はありません)。
ここ数日は寒い日もあったことから、早紅葉終盤となっている場所もあります。