カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 7月上旬、40年来お世話になっている動物病院の先生の許可を得て、ナナと一緒に旅行へ行くことにしました。毎日月一回だったトリミングも体の負担になるからと禁止。しかし、あまりにむさ苦しいのでお願いした結果、先生が体調をチェックしつつトリマーさんが実施しての隔月でトリミングをしていただけることになりました。今回は、もしかするとナナとは最後の遠出になるかもしれない“思い出作り”の旅です。
春予定していた熊野古道歩きは、ナナの病気のこともあって断念したのですが、今回はナナと一緒。従って、今回はドッグヴィラ滞在を前提に、ネット検索で色々検討した結果、“日本一ドッグフレンドリーなリゾート”というキャッチフレーズに惹かれて、選んだのは栃木県の那須高原。道路検索すると、松本の自宅から那須までは構想道利用で、概ね300㎞、5時間のドライブです。

 梅雨寒で天候不順の日が続きます。混むであろう週末を避け、月曜日から木曜日までの三泊四日の旅。
松本の我が家からは、三才山峠を越え、東部湯ノ丸ICから上信越自動車道に乗り、関越自動車道から北関東自動車道を経由し、東北自動車道の那須ICで降りて那須町の那須高原を目指します。ホテルのチェックインは15時以降なので、朝9時に出て、途中ナナのトイレ休憩、ランチを食べて午後3時頃の到着予定です。
 定年までの4年間お世話になった上田の子会社まで、毎日通った懐かしい三才山峠越えの通勤路。この時期の峠道は広葉樹の山肌が迫り、緑が目に鮮やかです。久し振りの三才山トンネル。通勤時の通行券がまだ残っているので往復それを利用します。今回は丸子経由なので通りませんが、平井寺トンネルは既に無料化された由。
高速道も、山岳道路の様な長野県内を抜けると次第にカーブも緩やかになり、走り易くなっていきます。北関東自動車道を宇都宮から東北道に入ります。平日のためもあるかもしれませんが、交通量も多くはなく、100㎞制限の三車線区間が続き、中央道の様なカーブもアップダウンも少なくて実に走り易く快適なドライブでした。同じ距離でも疲労感が全く違うかもしれません。
途中ナナが(時々奥様も)ぐっすりと良く寝ていたので起こさぬ様にと休憩せずにそのまま走り、東北道に入ってから上河内の広いSAで休憩。ここでナナもしっかり給水し、おトイレも済ませてから那須ICで高速を降りて、那須街道へ。

道すがら、事前に調べた中で、那須街道沿いでICから一番近い店内ペット同伴可というレストラン「リビングストン」で昼食です。その後、今回滞在するドッグヴィラにはキッチンがあるので、滞在中の夕食は出来るだけナナと一緒に部屋食が出来るようにしたいと思っているので、レストランで教えていただいた、お薦めの地元の新鮮な野菜が買えるという道の駅「友愛の森」の直売所に立ち寄ってみましたが、既に3時近かったこともあり殆ど売り切れでしたが、残っていた中でサラダ用にロメインレタスを購入。また同じ交差点近くにある地場のスーパーマーケット「ダイユー」で夕食の食材を物色。栃木県も信州と同じ海無し県ですし、ここ那須は牧場も多く乳製品や栃木牛で有名だそうですので、結局焼肉用の牛肉と生ラム(但しNZ産です)、また翌朝のためのパンと牛乳、ヨーグルトを購入しました。
 既に3時を回りましたので、ドッグヴィラへ直行。途中の那須街道は森の中で、緑のトンネルを走ります。生憎の曇りでガスっているような天候も、却って幻想的な雰囲気です。印象的だったのは、緑のトンネルの続く道沿いに青と白のアジサイが所々植えられていて“アジサイ街道”の様相で、如何にも高原らしい清々しい雰囲気を醸し出していました。
那須で目につくのは、観光地らしくホテルやペンション、私設のギャラリーや美術館などですが、それと共にベーカリーとイタリアン、そして蕎麦屋さんが多いことでしょうか。
 「那須まで来て蕎麦を食べてもなぁ・・・」
 御用邸が在ることでも知られる那須は、那須岳を始めとする那須火山帯の噴火により形成された栃木県北東部に広がる高原で、車で走ってみると、那須ICからずっと上り坂が続くのですが、途中から街道を折れて高原地帯に入ると、結構なアップダウンがあることが分かります。
滞在するドッグヴィラはレジャー施設の那須ハイランドパークの近く。今回は三泊四日の短い滞在ではありますが、ナナと素敵な思い出を一杯作ろうと思います。
【注】
最後の那須街道の緑のトンネルとブルーのアジサイの写真は、観光協会のH/Pから拝借しましたが、雨に煙る那須街道は正にこんな幻想的な雰囲気だったのです。

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