カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 某社の米国事業の責任者としてアメリカに拠点を置きながら、本社の在る日本とを忙しく行ったり来たりしている長女。
Xmasから年末年始は米国でしたが、1月中旬にまた東京に戻っていて、上京していた奥さまと一緒に一泊だけでしたが、2月上旬の週末に久し振りに“骨休め”に帰省して来てくれました。
東京にいると、夜も仕事で遅いでしょうし、外食ばかりだろうことから、奥さまから家庭料理の方が娘には良いだろうとのこと。個人的には、“たまには”外食の方が有難いのですが、そこは親バカで当然のことながら子供優先と相成りました。そこで、
 「さて、何つくろ?」
しかも、帰省前夜は二人でタンしゃぶを食べたばかりということで、しゃぶしゃぶや焼き肉は却下。そこで選んだのは、肉じゃがと鱈チリ風湯豆腐。そして二夜目に“相葉風”餅ピザとお好み焼き。
どれも庶民的な家庭料理ではありますが、喜んで食べてくれました。
 「やったネ!!」

 家族の中で一番信心深い?長女ですが、年末年始はアメリカでしたし、東京に来てからも忙しくて未だ初詣に行けて無いので、どこかにお参りに行きたいとのこと。厄払いはちゃんと彼女の名前も書いて、代参で祈祷してもらっていますので、翌日の午後に四柱神社へお参りに行くことにしました。

 松本市大手の女鳥羽川の縄手通り沿いにある四柱神社。
その由緒書きに拠れば、『明治7年2月に筑摩県庁の所在地である松本に神道中教院が設立され、四柱の大神が奉斎されてきましたが、新たに一社を興し、四柱神社として明治12年10月1日、現在地に厳かに鎮斎されました』とのこと。従って、古社ではなく明治になってから建立された新しい神社です。松本市内では、本殿が重文にも指定されている筑摩神社が一番古い神社ですが、地区の氏神様は岡宮神社ですが、父が総代をしていたこともあり(その縁で、娘たちは年末年始巫女さんのアルバイトもしました)、お参りは専ら四柱神社で、入試などの時は松本の“天神さん”深志神社へもお参りをしていました。
四柱神社は大名町という街の“ど真ん中”に在って、その由来から「神道さん」として市民にも親しまれていて、10月の月初に行われる“神道祭り”に行くのが子供の頃の何よりの楽しみでした。
“四柱”(よはしら)という名の通り、祭神は、
  天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、
  高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、
  神皇産霊神(かみむすびのかみ)、
  天照大御神(あまてらすおおみかみ)
の四柱の神が祀られていることから『四柱神社』と呼ばれています。
それぞれ、商売繁盛、学業成就、家内安全、健康寿命の全てを叶えてくれるとされています。そのため、2014年に某テレビ番組で、その占いの的中率が高いことで人気のタレントによって「四柱神社はパワースポットである」として紹介されたことから、“長野県の神社の中で最も願いが叶いやすいパワースポット”として若い人たちを中心に全国的にも人気になった由。
そのため、さして広い境内でもありませんし、古社に比べればビルに囲まれていて然程厳かな雰囲気を讃えているとは決して言えないと思うのですが、そのご利益のお陰か、昔に比べると初詣は参拝の列が長く繩手通までずっと延びる様になってしまい、そのため我々は混雑しているその三箇日を外して初詣のお参りに行っています。
 中町の駐車場に車を停めて女鳥羽川を渡って四柱神社へ。
週末とはいえ、初詣の時期は過ぎましたが、結構参拝客の皆さんがおられました。
お参りし、娘がお神籤を引いてから、北アルプスがキレイに見えるカフェに行きたいとのことでしたが、松本市内でそうした喫茶店は思い当たらず、結局アルプス公園へ。
季節外れの冬ですが、駐車場は結構車が停まっていて、小さなお子さんを連れた家族連れが一杯。市外からも近い都市公園なのに、北アルプスを望む高原風で広いアルプス公園は入場無料ですし、いくつも遊具もあるので若いご家族には人気のスポットです。
解体された「まきば山荘」の跡地は、展望テラスで安曇平越しに北アルプスが一望出来ます。せっかくの場所と眺望ですので、カフェかせめて自販機位あれば良いのに・・・と来る度に思うのですが、今のところそうした気配は全く無し。まだ空きスペースもかなりあるので、個人的には“箱モノ行政”には決して賛成ではありませんが、是非市政として何か有効活用を考えて欲しいものです。
 「ホントに、あぁ実に勿体ない!」

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