カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先住犬のナナがいたので、今までは何をするにしてもどこに行くにしてもいつもナナが一緒。寝るのもいつもナナにくっ付いて一緒に寝ていたコユキでした。そんな毎日だったのが、ナナが突然“虹の橋”を渡ってしまい、コユキにとっては初めての“独りぼっち”。

そのため、“赤ちゃん返り”の様に、寝る時は家内の枕元でくっ付いて寝る様になってしまいました。また、今まではナナと競って食べていたのに、競って食べないと“張り合い”が無いのか、食も細り残すようになってしまいました。ナナが居る時は、ナナの目を盗んではナナの分まで食べていたのに・・・。
また、散歩もナナの後を追いかける様に歩いていたのに、独りだと気乗りがしないのでしょうか。特に家内が娘たちの所に手伝いに上京している時は、特に歩いてくれなくなりました。そして、歩かないと余計食欲が無くなり、ご飯を残すという悪循環。
そこで、いつもの散歩コースではなく、気分転換に新しい場所に連れて行って歩いてみることにしました。
 先ずは松本城公園。そしてアルプス公園と城山公園。更に、我々も初めて散歩に行ってみた信州スカイパーク・・・です。ちょうど桜の時期に、松本のそれぞれの桜の名所を一緒に楽しむことが出来ました。
そして、我々にとってささやか乍ら“新たな発見”は、元々裏庭”の様だったアルプス公園はともかく、初めて行った松本空港の周辺に拡がる信州スカイパークの予想以上の素晴らしさでした。
正式名称は「長野県松本平広域公園」で愛称の“スカイパーク”として市民に親しまれています。
この信州スカイパークは、は、長野県松本市と塩尻市にまたがって位置する日本一標高の高い「信州まつもと空港」を囲む敷地にある長野県最大の県立都市公園です。松本空港の滑走路の周りをぐるりと囲む、県下最大規模の多機能・多目的型公園で、その広さは凡そ140ha、東京ドーム約30個分という広大な公園で幾つかのゾーンに分かれていて、その周囲に14ヶ所もの無料駐車場があるそうなので、「松本山雅」のホームゲームがある日を除けば駐車場に困ることは無さそうです。
アルプス公園もですが、ここも無料なので(子供用の施設の中には有料のものもあります)、お弁当持参で遊具などで一日楽しんだりする家族連れや、一周10㎞のウォーキングコースも設けられているので黙々と歩いたりといった健康づくりに励むシルバーエイジなどにもお薦めですし、広い芝生の広場などもあるのでワンコの散歩にも最適です。
但し、我が家のコユキはそんなに長くは歩けないので、ドッグ用のリュックを買って、目的地まではリュックの中に入って行き、到着してから外に出て散歩です。でも環境が変わって気分転換になるのか、どこに行ってもいつものコースよりは歩いてくれます。そしていつもよりもしっかり歩くと、お腹も減ってご飯も残さず完食という好循環。
 更に副産物として、散歩用に購入したリュックに入っていると、JRの電車にも一緒に乗ることが出来ます。因みに電車にはカートでも乗車可能ですが、我が家のカートはナナとコユキが一緒に入れる大きなタイプなので、リュックの方が移動は楽。これまでカートを折り畳んで車に積んで行って、旅行先の公園などでは使っていましたが、ワンコ連れで電車に乗ったことは一度もありませんでした。但し、乗車中は顔が出ない様にしないといけませんが・・・。手荷物扱いとなり、一駅でもどんな遠距離でも、普通でも特急でも何度でも一日290円で乗り降り自由で、或る意味乗り放題です。
そこで、生まれて初めて電車に乗って諏訪湖畔公園へ。そして、電車移動に慣れるように間を置かず、木曽の奈良井宿へも行ってみました。
余談ですが、奈良井宿の「松屋茶房」。こちらは二匹のトイプーの看板犬ショパンとピアノがいるので、ワンコ入店OKの喫茶店です。そこで今回もお休みすると、ナント、こちらも父親犬のショパンが亡くなった直後でした。そのためお互い亡くなった時のワンコの様子を話しては、皮下点滴など、偶然の同じ様な状況を伺いながらお互い涙にくれていました。

 今回の電車での移動の一番の目的はコユキの気分転換なのですが、結果としてリュック使用の“副産物”として、我々も含めてこれまで車だけだった我が家の行動範囲が、少しでも(例えば、今までは例えフェリーを使ってでも車では行く気にはなれなかった九州や北海道へも、もしも電車だったら行けるかなぁ・・・)拡がればと思っています。