カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 昨年初めてH/Pからリンゴをご注文いただいた方から、年末メールを頂戴しました。そこにはお送りしたリンゴの感想と一緒に、注文をいただいた経緯が添えられていました。

 その方は指揮者の十束尚宏さんがお好きで、たまたま私も20年程前に縁あって十束さんの人柄に触れてファンになり、このところ殆ど見掛けないため心配していることを以前書いたブログ記事をご覧になって、「十束さんのファンの作るリンゴなら・・・」とご注文をいただいたとのことが書かれていました。

 加えて、十束さんがN響定期でマーラーの1番「巨人」を振った放送をビデオに録画されていて、リンゴの夜なべ作業で疲れるとこの曲を聴いて元気をもらっていると私が書いたことから、ダビングして送ってくださるとのこと。
ビックリして、既に我が家にはビデオデッキが無いこともありますし、ご迷惑をお掛けしてはと丁重にお断りしたのですが、過日ナント郵送でダビングされたDVDが郵便受けに入っていたのです。

 「押し付けがましいかもしれませんが」との書き出しで、本当に素晴らしい演奏なので、十束さんを好きな人に是非聴いてもらいたいとのメッセージが添えられていました。「分るなぁ、その気持ち」。
何でも、ちょうどビデオテープからDVDに保存編集をされているところだったとか。
驚くと同時に、お手を煩わせて恐縮至極に感じつつ、そのお気持ちに有り難く頂戴させていただくことにしました。

 一昨年には、やはりブログを通じて、上岡さん指揮のヴッパタール交響楽団の松本公演を聴きに来られたのが縁でリンゴを注文いただくようになった方もおられ、今年は十束さん繋がりと、思いがけない縁も出来ましたが、これも音楽の持つ不思議な力なのでしょうか。