カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先月のことですが、平日お休みをいただいて、朝から相澤病院へ奥様の通院とリハビリへ。
昼過ぎに漸く終わって、「ナントナクおそばが食べたいなぁ!」とのお仰せに、然らば・・・と帰路お連れしたのは、我が家から車で数分の城山にある「長寿庵 そばの花」。以前から名前は聞いていましたが、訪れるのは今回が初めてです。3回呼んで漸く奥から返事がありました。

 和風の落ち着いた店構えで、4人掛けで4卓と小上がりに2卓と結構ゆったりした店内ですが、平日でしかも昼時刻を少々過ぎつつあるせいか、お客さんは私たちだけでした。壁にはマエストロ・オザワの色紙が。
蕎麦好きのマエストロは、SKFで滞在中に、浅間の「かどや」(田舎そば好みだった父のイチオシ)だけではなく、市内の色んなお蕎麦屋さんに出没されているようです(そう言えば「井川城」には弟さんの色紙がありました)。

 十割の田舎そばは一日10食限定のようですが、更科系が好みの我々は、二八のざるの普通盛り(1000円)と大盛り(1200円)を注文。
こちらには温そばもあり、また天ざるもあるので、母のような天婦羅大好きの信州のお年寄りを連れて来るにはイイかも。
 ほどなく運ばれてきました。写真の大盛りは200円増しにしては、倍以上のボリュームがありそうです。逆に、この量で普通盛りの1000円はちょっと高め。蕎麦は二八にしてはかなりもっちりしていますが、この日の打ち加減か、逆に少々柔らかめ。そばつゆは、信州蕎麦にしては辛めで徳利に入って量もたっぷり。しかし、返しが甘いのか、辛めですが江戸前風に半分付けると舌に残らないというか、さらっとしていて蕎麦に絡めてもコクが余り感じられません。そば湯は「C-cube」ほどではありませんが、蕎麦粉を混ぜているのか、どろっとして濃くて美味。

 場所は城山の高台なので窓からは市街地も望めて、きっと夜景も綺麗だろうと思いますが、残念ながら現在(表の看板に消した痕跡がありました)夜は営業されていないようです。うーん、惜しいなぁ・・・。
奥様もお好みではなかったようで、「松本だと、やっぱり井川城かな?」との仰せ。家から近くてイイのに、うーん、惜しいなぁ・・・。
(元気を出して頑張ってください!)