カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 11月下旬の三連休は、今年も恒例のリンゴ採り。
我が家周辺では、どこのリンゴ園でも家族総出の作業風景が見られました。

 今年は、毎年来てくれる妹夫婦に加えて、長女夫婦も東京から手伝いに来てくれました。しかもリンゴ採りと並行して、収穫したリンゴの選別作業と、お待ちいただいているお客様への出荷作業が夜まで続き、例年猫の手も借りたい(我が家の愛犬、チロルとナナの手は役立たず・・・)くらいに忙しいので大変助かります(今年は、せっかくの三連休の初日が生憎の雨で収穫作業が出来ず、余計に短期集中となりました)。

 さて作業中、娘が、「ねぇちょっと、これ見てみてぇ~!」との声。
何事かと皆で見てみると、彼女の掌に乗った、小さな雪だるまのようなリンゴ。「珍しいよネー!」
確かに、子供の頃から50年近くリンゴを見ていますが、こんな“変な”リンゴは見たことはありません。

恐らく、リンゴの蔕(ヘタ)の部分がくっ付いていて、小さなリンゴが大きなリンゴの上に逆さまにチョコンと乗ったようになっているのでしょう。
要するに、ちゃんと一輪摘花をせず、その後の仕上げ摘果でも見落としてしまったようです。脚立に上らない彼女が採ったということは、手が届かぬような樹上の高い所ではなく、地上から楽々手が届く下の部分。農家としては、作業の甘さを証明される以外の何物でもありません。「はぁ~・・・」とため息です。
「でも、スノーマンみたいで可愛いからイイじゃん!」
「捨てちゃうのも可哀想だから、お正月の鏡餅の代わりに飾っておこう!」
・・・ということで、こちらの作業の甘さを指摘されるように、そのままダイニングテーブル横に鎮座しています。ヤレヤレ・・・。
(大きさを比較し易いように、特大、中玉のリンゴと並べてみました)

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