カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 昔、子供たちが生まれた頃、外出の際に使ったり、家の中でも移動するのに使ったりして重宝した、自然素材で編んだ乳幼児を寝かせて運ぶカゴ(パンを入れるカゴの大型版のイメージでしょうか?)。

 チロルが腰を支えて立たせてあげないと自由に起き上がれなくなって、家内が、ホンの数日かも知れないけど、いずれ寝たきりで動けなくなったら夜が心配なので、2階の寝室に連れて行って様子を見守りたいとのこと。
「昔使った、赤ちゃん用のカゴがあればイイね」
と言うので、松本駅前のアリオに「赤ちゃん本舗」が入っていることから、先日アリオに行ったついでに探してみましたが、見つかりませんでした。
店員の方に家内が聞くと、「お孫さんへのプレゼント用ですか?」
そりゃ、(中年夫婦を見れば)そうだよなぁ・・・と思いつつ、(愛犬用とも言えずに)「えぇ、まぁ・・・」。
見せてくれたのは、近代的な機能が盛り込まれた商品でしたが、帯にも襷にも長過ぎ・・・でしょうか?

 「もう、あんな前時代的なモノは売っていないんじゃないの・・・?」
 「あら、そうかしら?シンプルで、安全で、あれが一番使い易いのに・・・」
もしかしたら、松本の「みすず細工」のような竹細工や、民芸店などにあるのでしょうか?

 そこで、それでも・・・と思い、ネットで適当に単語を並べて検索してみたら・・・ありました!
「ベビー・キャリー・バスケット」・・・おお、ナルホド!
“Baby Carry Basket”とは、その名の通りです。
中国製でしたが、何でもトウモロコシの皮で編んだというカゴで、こちらの意図を先読みするように「ペット・バスケットとしてもご利用いただけます」との宣伝文句も。おお、ナルホド!今でも買えるんだ・・・。
「やっぱり、いるんだなぁ、同じこと考える人が。ニーズはあるんだ!」
と妙に感激、感心しました。
 やっぱりシンプルが一番。自然素材ですので(中国製とは云え、多分)安心です。
長さ70㎝程度の大きさで、値段は2千円から9千円くらいまで(何が価格差なのか、写真だけでは良く分りません)。そこで、家内は一番大きなのを注文したとのこと。
後日届いたバスケット。確かに、昔子供用に使ったのとほぼ同じでした。

 チロルが嫌がらずに中で静かに寝てくれるといいのですが・・・。

 結局、一度試しに使ったきり。形状から、丸まって寝ないといけないので、ダランと寝たきりになってからは、むしろ却って寝にくいようです。

 そして今日、チロルの棺になりました。

コメント

チロルちゃん。
ご冥福をお祈りいたします。
家族と一緒に過ごした日々を、色々思い出しながら、逝かれたのではないでしょうか。
人も動物も、お互いに感謝ですね。

わざわざありがとうございました。
890話で紹介させて頂いた通り、ペットロス気味の我が家です。

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