カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 どうでも良い様な話題で恐縮ですが、いつも行くスーパーで安く売っていた鯛のアラ。
頭やカマはなく、三枚に卸した身のお腹の部分だけが8枚(本?)くらい。
早速奥さまに頼んで煮付けてもらったのですが、当然乍ら、小骨が多すぎて食べ辛い。
 「これじゃ、お義母さんは絶対無理だね・・・」
確かに健常者ですら難しい。最近では、小骨までピンセットで抜き取った魚が売られているようですが、本来のお年寄り向けだけではなく、骨があって敬遠されがちな子供向けに主婦が購入するというのも分からなくはない。しかも、ご飯と一緒に飲み込めば何とかなりそうなサンマならともかく(不漁で庶民からは遠ざかり、今や高級魚・・・)、鯛の様に堅く鋭い骨ならそれも納得です。
 「やっぱり、“安物買い”だったかなぁ・・・」
と反省です。

 とはいっても、せっかく煮てもらったので、食べなくては勿体無い・・・。
そこで、止む無く、手でしごき乍ら一本一本小骨を取って身だけにし、更に少し濃い目に煮詰めながら「そぼろ」にすることにしました。

6本ほど身があり、手で細かくしごきながら小骨を探したら、アラ一つに小骨が6本程度ずつ、全部で40本くらいありました。イヤハヤ・・・。
ほぐしただけでも良いのですが、少し、しょうが汁を絞り、醤油とみりんを足して煮付けより濃い目に味付けをし、木のへらで焦がさぬ様にして汁気が無くなるまで優しく掻き混ぜて細かくしながら煮詰めていきます。
そういえば、子供の頃食べた記憶の在る、ピンク色をして砂糖甘かった「でんぶ」も材料は鯛の筈。今回は、どちらかというとそぼろに近い佃煮です。
          (冷凍してあった里芋を煮っころがしに)
買った様にはいきませんが、一応それっぽくなりました。ご飯に振りかけたり、オニギリの芯にしたり。そんな使い方は出来そうです。食材を無駄にせずにすみました。