カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 10月中旬以降、ここ松本は最低気温が10℃を下回るようになりました。
 松本の市街地には、女鳥羽川や田川、薄川(松本駅周辺が合流点で川が集まっています)また郊外(島内地区)には奈良井川と梓川の合流点(ここから千曲川と合流する川中島までが犀川)もあり、幾つもの川が流れています。そのためか、この時期11月にかけての寒い朝には(局所的ですが)頻繁に霧が発生します。

 我家は、沢村から岡田にかけての高台にありますので、それほど大したことはありませんが、毎朝家を出て沢村から蟻ヶ崎を下っていくと、次第に霧が深くなり、深志高校辺りから坂の下に見える松本の市街地が霧にすっぽりと覆われていることが良くあります。
今朝(30日)も我家周辺は全く気配が無かったのに、駅周辺だけが霧に包まれていて、深志から見る霧に沈む街が何だか幻想的でした。
写真は朝6時50分、松本駅に向かう信号待ちの車の中から撮ったものですが、その雰囲気が多少なりとも伝わると良いのですが・・・?


 以前、島内の事業所に二年程勤務していた時は、新橋の交差点を過ぎ奈良井川を渡る辺りから、数十メートル先も見えないような濃い霧が出ていることが頻繁にありました。この島内地区はその名の通り、梓川と奈良井川に挟まれた大きな中州のようなエリアです。多分、この時に城山公園やアルプス公園などの城山々系からは、霧の海に浮かぶような北アルプスの峰々が望めることでしょう。

 盆地全体が霧で覆われることで有名な「霧の街」広島の三次盆地ほどではないにしても、同じく盆地である信州松本もこの時期は“霧の街”になります。