カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先月、ハーモニーメイト向けに『松本市音楽文化ホール コンサートラインアップ2012-2013』が送られて来ました。
この3月末で、地震損傷から2年近く掛かった大ホールの改修工事が終了し、リニューアルオープン。待ちに待った音文のコンサートシーズン開幕です。ラインアップも昔に戻って、年度前半の9月分まで。

 先ずは、地震による損傷で2011年に予定されていて中止となった金昌国氏率いるアンサンブルof トウキョウが、今回は『リニューアルオープン記念 ハーモニーメイト特別演奏会』として、その時と同じプログラムで5月に再?登場するのを皮切りに、9月までの主催コンサートは全5公演。そうすると、OEK(第668話参照)は後半でしょうか?
6月にはナント小曽根真&ゲイリー・バートンという米国アカデミー賞受賞デュオが登場とか。しかし驚きです、音文主催でジャズが、しかも小曽根真が聴けるなんて。持っているCDにも、彼のピアノトリオが収録されているだけに、感激!です。また、7月には二期会所属の話題?の5人の太メンボーカルアンサンブル『イル・デーブ』が松本初登場。男声合唱をやっている義弟も「コレ、お薦め!」と強調していました。
そして前半最後には、『リニューアルオープン記念 ハーモニーメイト特別演奏会』と銘打たれた9月の仲道郁代リサイタル(曲目未定)。う~ん、どうしようかなぁ。ミーハーっぽいし、ここはピアノを習っているお子さん連れでの親子の皆さんに鑑賞はお任せでしょうか。でも、いくらハーモニーメイト特別演奏会とはいえ、メイトが2000円(一般は4000円)とは信じられません。

 いやぁ、渋いけど(SKFのような派手さはありませんが)、結構唸らされる企画が目白押しで、選ぶのが悩ましい。事務局の努力された跡が伺えます。
しかし、改修工事中は演奏会が無くて何となく物足りなかっただけに、(行こうと思えば)普通に身近で音楽が聴かれる生活・・・本当に有り難いものだとつくづく思います。若い頃は、一度限りのコンサートに行くくらいだったら、勿体ないので、その代わりにLPやCDを4枚買った方が・・・と思っていましたが、今ではやはり生音には敵わないと思いますね。例え一度限りであっても、そして耳に残らなくても心にさえ残ればイイ・・・生の音にはそんな魅力があると思います。

 パンフレットに拠れば、リニューアルでは、定評あった音響の再現と共に、より聴き易いようにと椅子を広めにしてゆとりを持たせた結果、これまでの756席から693席へと63席も座席数が減るのだそうです。
その規模だと、OEKはともかく、フル編成のオケを呼ぶのは難しいかもしれませんね。うーん、痛し痒しでしょうか・・・。でも、同じ松本市内には、地方都市としては贅沢なことに2000席の県文と1800席の馬蹄形の市民芸術館があるので、フルオケはそちらに任せればイイかも(せめてOEKには、是非音文へ来て欲しい!)

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