カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 30数年前に義弟から海外旅行のお土産にもらった、お馴染のシダのマーク(Silver Fern Flag)が胸に付いたNZオールブラックスのラガーシャツ(Canterbury)。着易くてしかも(例えばポロシャツ等に比べ)本当に丈夫で、長い間(おそらく10年以上も?)愛用していました。

 以来(そんな高いブランド品ではなく、安物の)ラガーシャツを、普段着や、とりわけ農作業などの時の作業着として愛用して来ました。
しかし一般的ではないのか、パーカーやトレーナーなどはどこでも売っているのに、何故かラガーシャツは街中で売っているところが殆ど無くて、スポーツ店でも取り寄せとのこと。ラグビーブームとなったW杯後でも然程状況は変わりませんでした。
個人的には、軽井沢のアウトレットで購入したTimberlandや、娘たちからの誕生日のプレゼントだったかPumaのラガーシャツはあるのですが、作業着には勿体ないので、普段着には次女が成田に居た時に買い物に行ったイオンモールで偶然見つけた安物(2千円弱)のラガーシャツをずっと着ていましたが、経年劣化で擦り切れて来たので、ここ2年ほどずっと探していたのですがなかなか見つかりませんでした(例えば、ユニクロ等でも品揃えがありませんし、作業服などの専門店ワークマンにもありませんでした)。ポロシャツならいくらでもあるのですが、丈夫さが段違いです。例えば、Canterburyを筆頭に、ラグビーの肉弾戦でぶつかり、引っ張られるジャージは(試合中に破れたりせずに)丈夫でないといけませんし、ボタンも柔らかいゴム製で傷つけぬよう配慮されています。半袖のラガーシャツもありますが風通しは余り良くないので、作業着としては夏向きではありませんが、コットンなので汗の吸収は良いかもしれません(勿論、ラグビーは夏も試合はありますので)。
米国でゴールドラッシュの時の鉱夫の作業着として、その丈夫さが評価されて広まったというジーンズが、その後ファッションアイテムとなったのに対し、ラガーシャツがどうして広まらなかったのだろうかと個人的には「おかしい!」と思いつつも、市中で見つからないのではどうしようもありません。

 ところが、先日何気なくネット検索をしてみると・・・あるではありませんか!!
ブランド品でも高級品でもありませんが、正しく「作業服、作業着 長袖ラガーシャツ」と明記されていたので、こちらの要望通りの品。値段も2千円ちょっと。
 ちゃんとあるんですね、でも、今まで探していた時間て、一体何だったんだろう・・・。
 ある意味、情けなくてガッカリ・・・。色んな店を回っても見つからなかったのに、ネット検索一発で見つかるなんて・・・。やっぱり通販の方が遥かに便利だと改めて実感した次第です。そこで3着まとめて購入することにしました。以前の本物のカンタベリーと比べるべくはありませんが、安物であっても5年くらいはお世話になったでしょうか。擦り切れつつあった今までの作業着がわりのラガーシャツと漸くサヨナラです。

 町の小さな本屋、文房具屋、そして花屋・・・街中から色んな店がだんだんと姿を消しています。
以前、お年寄り世帯の蛍光灯交換などの「御用聞き」ニーズで“町の電気屋さん”が復活しつつある・・・と聞いたことがあるのですが、品揃えやボリュームディスカウント等で大型店と競うべくもない“町の小さな店”は「サザエさんの三河屋の三ちゃん」の御用聞き的な小さなニーズの掘り起こしにこそ存続の術や知恵が隠れているのかもしれませんね。

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