カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

(写真は松本市横田からの常念始め北アルプスの峰々-12月26日撮影)
 
 昨年、11月にホームページを立上げ、それに併せて『雑記帳』としてブログを(リンゴ販売とは関係無く)始めました。

 最初は、故郷松本を皆さんに知ってもらいたくて何となく始めたのですが、独り言も含めて色んなことに話題が広がってしまいました。

 最初は知らなかったのですが、制作会社の方に教えられて(ブログへの反応を見たくてカウンターを付けたいと言ったら家内が反対し、担当者の方も賛成されなかった意味が後で分かりました)サーバー上でアクセス数を確認できることを知り、2009年しか画面上では把握出来ませんが、最初は月に1000足らずだったのが徐々に増えて、秋には4000を超えるようになりました。その結果、2009年のアクセス総数が、大晦日の今現在延べ31000と、3万の大台を一年間で越えることが出来ました。制作会社の方からは、ビジネスブログは読まれづらいし、コメントも稀と聞いていましたが、私の想像以上にたくさんの方にアクセスいただきました。本当にありがとうございます。中には、娘や職場の同僚、友人も含まれているようですので割り引かなくてはいけませんが、リンゴのご注文をいただいた方から「ブログも見ていますよ。」と添えられていたり、また見知らぬ方からもコメントを頂いたりと、拡がりを感ずることが出来ました。

 一年間のご愛読に謹んで感謝申し上げます。
拙文ながら、また娘たちや家内のチェックにもめげず、来年も続けてまいります。
出来るだけ信州松本の話題をお伝えできればと思うのですが、ネタが少なく、趣味や独り言などあらぬ方まで拡散してしまうかもしれませんが、何卒ご容赦ください。一年間ありがとうございました。

 では皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

2009/12/30

200.夜警

 我家の町内会では、毎年恒例で年末年始に当番での夜警があります。班毎に3~4軒が一組になって、順番で夜10時から夜回りをします。拍子木を「(火の用心)カチッ、カチッ」と鳴らしながら町内の班の分担を一周。せいぜいゆっくりと歩いて10分程度です。
 今年は26日の土曜日から松の内の7日まで。我家はトップバッターでした。新年のお屠蘇気分の時ではなく助かりました。途中別の班とすれ違いお互い「ご苦労様です」。

 日本一短く簡潔な手紙として有名な『一筆啓上。 火の用心 お仙泣かすな、馬肥やせ』(注記)に倣って一筆啓上・・・、
『火の用心 チロル吼えるな! ナナ痩せろ!』
(拍子木に反応して吼えるチロルの声が聞こえます・・・)

冬は空気が乾燥しています。火の元には皆さまも充分にお気をつけください。
【注記】
徳川家康の三河時代からの忠臣・本多重次が1575年長篠の戦いの陣中から妻宛に送った書状。因みにお仙とは、嫡子の幼名である仙千代、後に福井・丸岡藩主になる本多成重。
この逸話に因んで福井県丸岡町で“日本一短い手紙”の公募イベントとして「一筆啓上賞」が毎年行われているんですね。
本多重次も二行だけ登場した加藤廣の本能寺三部作(『信長の棺』に続く二作目)『秀吉の枷(文庫版は上・中・下三巻)』をちょうど読み終わったところでした。

 この週末に、果樹園に有機堆肥を撒きました。12月上旬にJA(農協)から2トン購入し運んでいただいてあったのを、一輪車に積んでリンゴの樹下に万遍なくスコップで撒いていきます。(写真は運ばれて小山になった堆肥)


この時期に入れる肥料のことを『お礼肥』と言いますが、素敵な言葉だと思われませんか?
太陽と大地の恵みを秋に収穫として頂き、その恵みに感謝し、そのお礼としてまた土に栄養分をお返しする。自然と土と共生してきた“日本人ならでは”の言葉ではないでしょうか。
また堆肥の運搬作業に使ったこの一輪車は、私が子供の頃から祖父母や両親が農作業に使い続けてきたもので、おそらく40年近くも経っている筈。さすがに錆びて大分くたびれてきてはいますが、何となく愛着があり捨てられずに未だ現役で頑張ってくれました。(堆肥が撒かれたリンゴ園と古ぼけた一輪車)

 作業中、また上の娘の買ってくれたCDラジカセで音楽を聴きながら・・・。この日は、ブランデンブルグの全曲(1月に全曲演奏会あり)と、途中VocalistⅢを挟み、何故か何となくシベリウス(5番・7番)とシューマンの交響曲(3番)・・・?

 即効性で言えば化学肥料の方が効くのかもしれませんが、出来るだけ“有機”に拘っていきたいと思います。

 そして年明けからは、いよいよ剪定が始まります。

 もう一ヶ月にもなりますが、11月末に昨秋リフォームをお願いした園芸店が、雑木林(風)ガーデンの選定とフラワーガーデンの秋植えの植栽変更に来てくれました。こちらは、一日リンゴ作業に追われ全く立ち会えず。お詫びに、自家用ですがリンゴを作業していただいた皆さんにお裾分け。

 この時期定番の、一見バラのような小振りの葉牡丹(昔に比べ、品種改良で花らしくなりました)やビオラ、プリムラ、そして春に向けてのチューリップなどの球根などなど・・・。プロの手に掛かって、さすがスッキリしました。

 雑木林(風)ガーデンはすっかり葉も落ち、奥様の「バッサリと枝を切ってください!」という指示で、コナラや山モミジもスッキリ“し過ぎて(?)”しまいました。トホホ・・・。
 雑木林の樹下には、クリスマスローズが20株ほどありますが、更に奥様が何株かお願いしてあったようです。
グランドカバーの上の落ち葉は「(雪の)クッションになるので、春まで残しておいた方がいいですよ。」というアドバイスでそのままに。そこだけが、まだ秋の名残を見つけることが出来ます。

 一ヶ月経って、クリスマスローズに幾つか花芽が出始めました。下の子が小学生の時に植えた一株のクリスマスローズ。雪の残る春先に黒紫の花を今でも咲かせてくれますが、リフォームで家内のリクエストで20株ほど植えていただいた中には、早いモノは本当にクリスマスの頃に咲くモノもあり、冬から春先にかけて、純白や赤やピンクなど、また一重八重など冬の寒さの中で今年も素朴ながら凛とした花を咲かせてくれることでしょう。

 12月上旬のある日、一月振りに「とっておき」のレストランへ行ってきました。リンゴも大山を越えた金曜日。休みの翌土曜日に集中して発送することにして、リンゴ採りが始まった11月中旬以降連日の「夜なべ」作業で一歩も外出できなかったのですが、この日だけは久し振りの外食です。

 4組ほどの先客がいらっしゃいましたが、思ったほどではありません。以前は予約しないと先ず無理でしたし、当日だと一杯で予約も出来ないこともあったほどでしたが、お聞きすると、リーマンショック以降、特に最近客足が落ちているのだそうです。ファンとしては混みすぎるのも困るし、かといってその逆も(お店の維持のためには)心配です。ということで、長文の第168話で『ビッコミのこだわりの店』風に店名は記載しませんでしたが、ファンとしても繁盛継続のためには、ここで急遽方針変更をしてお店の名前をお伝えすることにしました(もし、お時間がありましたら第168話から先にご覧ください)。

 『食蔵バサラ』。その名の通り蔵が目印で、パルコ伊勢町側の道(伊勢町通り)の対面の路地を北へ入った二軒目の建物です。駐車場はありあせん。

 リンゴの発送確認等で予約時間に大幅に遅れ、アラカルトでお願いしました。この日の絶品は、カキのエスニック風ピカタ。バルサミコソースが東南アジア風にアレンジされていて、ピカタにされたカキが大ぶりで、どうして小さくならない(加熱で縮まない)のか不思議です。松本一本ねぎのソースの鏡鯛のポアレも皮が香ばしく焼かれています。あとはカニとアボガドのテリーヌ、揚げ方が絶妙の菊芋のコロッケ。その日の締めは和風ソースのカキとキャベツのパスタ。美味しかったーっ!!(カウンターのお隣のお客さんが食べていた銘柄豚の赤ワイン煮もとても美味しそうでした。次回注文しようっと!)
家内はパスタを「パス」して、デザートに紅玉リンゴのクレープ。シェフの奥様から「これ、いただいた紅玉リンゴで作りました。とても味が濃いんです。」とのこと。(家内から私メへのお裾分け無しゆえ味は不明ですが・・・美味しいドリップコーヒーを頂きながら、それこそ今か今かと“パブロフの犬”の如く味見を待っていたら終わってしまいました)我が奥様曰く、とても美味しかったそうです。そりゃ、そうっしょ!ウチのリンゴだヨ。

 ランチは無く夜のみの営業で、基本的には休日の翌日が定休日です。念のため予約された方が良いでしょう。駐車場はありません。
「リンゴ園のブログでも応援しますね!」とお伝えして来ましたので、初めての方はこの『ブログで見た。』と仰っていただければ分かりやすいかもしれませんね。


 食蔵バサラ ☎松本(0263)39-3329

 ここは、ワイガヤの飲み会ではなく、是非気の合う方と(出来ればカップルで)じっくりと「料理+雰囲気」を味わうべき、そんな“至福の空間”です。
きっと幸せな時間が流れていきます。

信州松本にある“小さな奇跡”のようなレストラン。その名は『食蔵バサラ』。
松本に来られたら、是非一度訪ねてみてください。

 大中恩の『愛の風船』(中村千恵子詩)という女声合唱組曲の第一曲に「音楽会のあと」という歌があります。

 『 音楽会のあとは何にもおしゃべりしたくない
   公園のベンチを通り越して ほの暗い小道を行けば(二人きりで)
   さっきのチェロがまだほら・・・』(以上おぼろげな記憶はここまで)
高校三年の時の文化祭“とんぼ祭”での音楽部の公演で、女性陣が歌った女声合唱で初めて聞いた曲でした(因みにメインは同じく大中恩の『島よ』で、その後大学の合唱団でもう一度歌うことになります)。

 この日のOEKの素晴らしい演奏で、コンサートの後家内と二人でハーモニーホールのヒマラヤ杉の木立の下を歩きながら、ふと40年近くも前のこの曲が浮かんできました(当時の個人的なイメージでは、この演奏会場は上野の森の東京文化会館で、そしてこの日“音楽界のあと”の耳に残っていたのはチェロではなく第7番の第3・4楽章のオーボエとトランペットの旋律でしたが・・・)。

 今年は、バッハの『音楽の捧げもの』と今回のOEK。昨年?は、日フィルのブライチと綾戸智恵。なかなか年に2回くらいしか行けませんが、演奏会後の、例え瞬間的であれ、何とも言えない胸一杯の幸せな気持ちがたまりません。

 さて、ハーモニーホールの演奏会予定のパンフレットによれば、年明けには小林道夫率いるブランデンブルグの全曲演奏会や、ムターのリサイタル、そして20年近くも前のシンガポール赴任中にピアノを習っていた上の娘と聴いたダン・タイ・ソン(オール・ショパン・プログラム)なども今後来日ツァーの中で、このハーモニーホールへも来演するとのこと。
 “音楽界のあと”の胸一杯の幸せな気持ちを求めて、もう一回くらいコンサートに行ってみたい気がします。

 残念ながら、佐久長聖は連覇ならず4位(初出場以来12回連続出場で、11回目の入賞)。女子の長野東は1区で転倒に巻き込まれての46位から良く追い上げたものの31位という結果でした。優勝は広島世羅と愛知豊川。両校とも日本人選手も確かに見事な走りでしたが、圧倒的な留学生の走力・・・。また仙台育英の頃に後戻りしたような、インタビューにも満足に答えられない彼等を見ながら(彼等には何の責任もありませんが)、何ともやるせない気がしたのは私だけでしょうか。

 その中で、世羅のカロキにくらいつき、昨年の長聖・村沢の日本人最高記録を4秒更新した4区の兵庫西脇工業のエース志方。ブロック大会を欠場するなど春先から直前まで故障に悩まされ続けた長聖のエース大迫の一区区間賞。両角監督が創部以来唯一勧誘したのが彼だと言います。監督もさぞかし嬉しかったことでしょう。
 来年は、留学生には意地でも頼らぬ高校がまたゴールテープを切るように、佐久長聖や西脇などの健闘を期待します。その来シーズンを占う前哨戦が、全国の強豪が集う3月の春の伊那駅伝。悔しさを胸に各校は新チームとしてきっともう走り始めていることでしょう。

 さて長野県勢としては、次なる目標は2月の都道府県対抗。どうやら、今年も二度目の三連覇を狙う長野と兵庫の一騎打ちの様相でしょうか?昨年初めてのベスト8だった女子の頑張りにも期待大です。

 12月20日の日曜日。マチネーでのコンサートがザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化会館。通称「音文」)でありました。音が良いことで有名なホールですが、大ホールは800席足らずのため、大編成のオーケストラコンサートは殆ど県文化会館や市民芸術館などで開催され、ここ音文でオケを聴くのは多分20数年振りで、モーツァルテウムの来日公演以来です。(友人にチケットを取ってもらって東京まで聴きに行き夜行で帰ってきた)若い時ほど、コンサートに行く機会も(意欲も)ありませんが、本当に聴きたい演奏会(プログラムと演奏家)は少し無理をしてでも年に一度くらいは生で聴きたいもの。

 昔から(プロアマ問わずどんなコンサートでも)開演前のざわめき、そわそわしたロビーの喧騒が好きで、さながらオペラの序曲のように次第に期待感と緊張感が高まっていくような気がします。

 オーケストラアンサンブル金沢(略称OEK)は、プロの室内オーケストラとして89年に創設され今年で20周年とか。今は亡きマエストロ岩城宏之氏が音楽監督として手塩にかけて育て上げたオケです。この日の指揮は女優ミムラ嬢の旦那さま金聖響(指揮者に相応しいお名前)、ソリストにCMでもお馴染みの村治佳織で、ロッシーニの序曲「アルジェのイタリア女」に始まり、アランフェスとベトナナのプログラムです。ベトナナは、現音楽監督井上道義の指揮でCDにもなっていますので、OEKの十八番(おはこ)でしょうか?(偶然、リンゴ作業中FMで放送されました)

 会場はSold outで超満員の盛況。もしかしたら聴衆のお目当ては村治佳織?・・・確かにCM通りお美しい方でした。
 OEKは総勢40人という2管の小編成ながら、創設時は旧ソ連系亡命音楽家が多く“スラブの香りがするオーケストラ”と言われたという評判通り、艶やかなストリングスと共に厚味のある響き。第1・第2ヴァイオリンが左右に正対する古典的配置で、右に低音部というステレオ録音に慣れた耳には少し戸惑いを感じつつ始まったロッシーニの序曲も聴き応えのある演奏でした。アランフェスはブラボーの声も飛びましたが、「う~ん」こんなものでしょうか?
(写真はこの日の休憩中のザ・ハーモニーホールの様子です)
 さて、休憩を挟んだこの日のメイン、ベートーベンの交響曲第7番。
金聖響の指揮は、左手が雄弁に音楽を語りながら真剣勝負のような緊張感溢れる指揮振りで対峙し、見事なディナーミクでオーケストラをドライブしていきます。少しゆったりしたテンポの第一楽章から始まり、あっという間の45分間でした。艶やかなストリングスのみならず2管とは思えぬほど充実したブラスセクションとこじんまりしたホールの響きの良さと相俟って小編成を感じさせないスケールでの感動的演奏でした。偶然?前日の『のだめ』の放映と連夜の強制的CD試聴の効果もあってか、奥様も感動のご様子。
 カーテンコールも含め、何度もかかるブラボーの声が(賛否両論ありますが気持ちは良く分かります)、その日の我々聴衆の気持ちを代弁してくれています。
アンコールは、何と『信濃の国』。この日は、松本と金沢の文化・観光交流都市協定締結記念コンサートと銘打った演奏会だったからでしょう。聴いた記憶の無い導入部からお馴染の主題が奏でられると、自然発生的に拍手がおきました。地元聴衆への思いがけないクリスマス・プレゼントでした。

 パンフによれば、シンフォニーホールで今年の春から来年2月までかけて、同じコンビで計5回のベートーベンの交響曲全曲演奏会が進行中とのことで、この12月13日に第九が演奏されたばかりとか。いいですね、都会にいると。また、こうしたレジデント・オーケストラを持つ金沢の人たちが羨ましくなりました。室内オケのもう一つの雄、水戸室内管弦楽団は偕楽園の水戸徳川家。片やOEKは兼六園の前田家百万石、いずれも豊かな文化の蓄積が感じられます。

 外に出ると夕闇迫る松本は、アルプス颪の冷たい風の中。でも心の中は、北アルプスの向こう側からやって来た熱い演奏に、家内と二人「うん、良かったね!」と胸一杯でホールを後にしました。

 寒くなってきました。氷点下の日が続きます。朝明ける前から散歩に出るので、チロルに比べお腹に毛の無いシーズー犬のナナは寒かろうと外出用のコートを買ってきました。
最初Mサイズを買ってきたのですが、太り気味のナナはお腹がカバーできず(トホホであります)、止む無くLサイズに。しかも、ピンクとガンメタ・パープルの2色しかなく、やめようかと思いましたが「寒いよりいいか!?」と、止むを得ずピンクを買って帰りました。

 トリミングに行って来たら少し細くなりましたが、その分顔も小さくなってしまい、コートを着た様子は、前から見ると、まるで派手なショッキングピンクのリングコートを着た太目の美人プロレスラーのようで、なかなか風格を感じます・・・(はぁ、もっと痩せようね、ナナ!)。でも、ガンメタにしなくて良かったなぁ。


【追記】
その後、毛も伸びて小顔ではなくなりましたが、コートを着るようになってから?、ナナがどうも散歩を嫌がるように・・・。以前は自分から行きたがったのに・・・。一度は「散歩だよ」と声を掛けるとケージの中に引っ込んでしまいました。「オイオイ、散歩嫌がる犬なんていないってばサ!」寒いから嫌なのか、コートを着るのが嫌なのか?「コート似合ってるヨ、ナナ!」

 さぁ、いよいよ(私にとっての)駅伝シーズン本番です。
今週末の20日には、師走の京都を走る全国高校駅伝大会が(OEKのマチネー・コンサートと重なってしまいました。斯くなる上は録画して夜の楽しみに・・・)。昨年ぶっちぎりで悲願の初優勝を遂げた佐久長聖が連覇なるか?スーパーエースだった村沢(東海大)を始め主力の3年生(その内4名が今年大学1年生で箱根を走るかもしれませんね)が抜け、世代交替期なのでどうでしょうか?県予選は平凡な記録(昨年より4分遅れ)だったようですが、両角監督はどんな年も本番ではトップレベルに仕上げてくるだけに、是非連覇に向けて都大路を駆け抜けて欲しいものです。女子の長野東も、目標だったゼッケン番号(北から順番に振られ、長野県はどの駅伝でも17番)を初めて上回る16位。今年は更なるアップを期待します。
 そして、年始は箱根。今年は、どんなドラマが生まれるのでしょうか?次女の大学も出場するだけに、テレビ桟敷(この時期、駅伝が始まると陣取ってTVの前を離れぬためヒンシュクを買っていますが、無視無視・・・)で親子で応援です。
 そして、シーズン締め括りは2月の都道府県対抗。実業団チームが県内には無い中で、二度目の三連覇のかかる男子は勿論、昨年初めて悲願のベスト8に入った女子チームも、この秋の東日本で見事初優勝と勢いに乗っているだけに、是非上位争いに加わって欲しいものです。

 駅伝王国復活?の“チーム長野”に期待します。

 リンゴ作業が終わった先週日曜日の夕刻、久し振りに買い物で街中へ出かけました。3週間振りでしょうか。不況の影響か、はたまた皆土曜日に買い物を済ませたのか、ボーナス支給後の週末の割には思いの他人通りが少なく、デパートもそれほど混んでいません。
 幾つか用件を済ませ、携帯ショップへ。まだ3年足らず?ではありましたが、大蔵大臣のお薦めで、ここで携帯を機種変更することと相成りました。個人的には、とにかく厚いのは嫌い、ワンセグ不要で、今まで使っていた携帯も当時最薄モデル(せいぜい、メールと電話くらいですから。あっ、プロ野球シーズン中は、帰りの通勤時に途中経過のスコアチェックと天気予報で、iモードは欠かせません)良かったのですが、ブログ用の写真撮影でデジカメを持ち歩くのもジャマで専らカメラ携帯を使っており、そのブログ効果を確認した奥様が買い替えを勧めてくれたので、「ほんじゃま・・・」となった次第です。
 CMで知ってはいましたが、いやはやスゴイですね。数年前はせいぜい300万画素くらいだったのが、今や800万画素が普通で最新機種は何と1220万画素とか。デジカメ並みです。

 ということで、めでたく1220万画素の薄型モデルになりました。効果の程は掲載してみないと分かりませんが、今までよりは、特にトリミングした時に鮮明になるのではと期待しています。それに、夜間の撮影もかなり出来そうです。
ヨシ!リンゴもヒト段落したし、また頑張ってブログ書くぞー!
ご期待?ください。


 ・・・ということで、朝、乗鞍が朝焼けを浴びて白く輝いていました(14日)ので、松本駅のアルプス口の窓越しにパチリ。トリミングで拡大してみました。1200万画素効果は如何?ムム、う~ん??・・・よう分らん。

 先週末が最後のリンゴ作業でした。ご注文最優先で後回しになっていた親戚への発送と、地元の親戚と日頃お世話になっているご近所へは車でお届け。
 ご近所の方から、「(進学された)孫がお宅のリンゴを送って欲しいって言ってきてね。」と嬉しいお話がありました。
 また慌しかったリンゴ作業中、お送りしたお客様から何通もメールやファックスで嬉しいお便りをいただいておりました。

 中には、日頃このブログも見ていただいているお客様から、第14話に書いた『I can’t stop loving you.(「愛さずにはいられない」)』を、お持ちのCDタイトルの紹介と共に音源まで貼付してお送りいただきました。あり難いことです。
また、10月上旬の長野県南部を直撃した台風のニュースで、当園のリンゴを心配くださっておられたことや、一年の農作業を労ってくださりながらリンゴを食べていただいていること。更に遠くのお母様にお送りして喜んでいただけたとか、片やお孫さんが喜んで持っていってしまったとのことで追加注文をいただいたりと、たくさんの嬉しいお便りをいただきました。
作業中は、お客様とのやりとりは全て家内任せで、家内からそうした内容をお聞きする度にリンゴの先のお客様を想い、夜の作業の励みにしておりました。

 一方、ブログのお陰で懐かしいやり取りもありました。学生時代の合唱団の後輩が突然注文をくれて、受領連絡と併せてOB有志の集まりでブログのPRもしっかりしてきてくれたとの報告の中で「先輩と同期の○○さんは既にご存知で、最新記事までしっかり読んでましたよ!」とのことでした。
また、既に定年でリタイアされた上司からは「文章が冗長であることを除けば、お前らしい文章で楽しく読ませてもらっている。」と、いつまで経っても変わらぬ指導もありました。
時空を越えて学生時代や入社当時の気分になりました。ありがたいことです。

 遅くなりましたが、漸く作業も終わり、この紙面を借りて謹んで御礼申し上げます。皆さま本当にありがとうございました。

 ベートーベンの交響曲第7番。略して「ベトナナ」(ベトシチとも)。
嘗て、ワーグナーをして『舞踏の神化(聖化)』と言わしめた傑作中の傑作。
 最近では「のだめカンタービレ」の主題曲および劇中での演奏シーンでも使われ、若者にも人気が出た曲とか(追記)。
 個人的にも昔から好き(ベートーベンの交響曲中)で、愛聴版は(最近CDは全く購入していませんので新録音の知識は皆無。で、てっきり今は亡きC・クライーバーかと思っていたら)アバド指揮のウィーンフィル(VPO)との録音版(クリュイタンスとフルトヴェングラー&BPOのLPレコードもありますが・・・雪の夜、静かにレコードなんぞ聴きたいものですね)。「舞踏の神化」というよりも、個人的には“リズムと繰り返しの極致(≒神の領域)”だと思います。

 そして、この曲が12月のオーケストラアンサンブル金沢の松本公演でのメインプログラム。室内オケでフル編成ではありませんが、今から楽しみ(生で聴くのは初めて!)で、良く知らぬ(「のだめ」での知識程度)家内のために最近毎夜CDをかけてあげています(+私の解説付きで、本人はかなり迷惑そうですが・・・)。

 因みに、アバド&VPO版ではカップリングが第8番。その昔(確かメンデルスゾーンじゃなかったかと?)「二人の巨人(7番&9番)の間に挟まれた乙女」と評された曲と記憶していましたが、調べてもそんなエピソードは見当たらず・・・?他の曲?
でも、個人的には30分にも満たない、ベートーベンのシンフォニーとしては小品の8番ですが、とても愛らしくて好きな曲です。
【追記】
モーツアルトの交響曲中で、たった二つしかない短調のシンフォニーで、片や有名な40番ト短調に比べ、それほど一般的ではなかった「小ト短調」と呼ばれる第25番。映画アマデウスのみならず、「のだめ」でも取り上げられて問い合わせが殺到したとか。げにTVは恐ろしき・・・。
因みに、モーツァルトの交響曲中、私の一番好きなのは第36番『リンツ』。リンツ滞在中、4日間で書き上げられたとは、まさに天才。
少々渋めに(N響時代、大好きだった)オトマール・スウィトナー指揮のドレスデンシュターツカペレ版(これまたLPレコードです)とラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団版(CD)が我が愛聴版。
スウィトナー“おじさん”の厳しくも慈愛に満ちた目が忘れられません。

 11月21日から採り始めて、この週末の12月13日の日曜日に後回しにしていた親戚への発送を以って、ほぼ3週間に亘ったリンゴ作業が何とか無事に終了いたしました。
贈答用の発送を優先したので、採り終わりもJAへの出荷も最後ギリギリになり新宅の伯父が心配して何度も見に来てくれましたが、最終集荷日に持ち込んで、それも何とか滑り込みセーフでありました。やれやれ・・・。

 また、ご愛顧いただいたお客様は元より、心配してくれた会社の上司や職場のメンバー、そしてリンゴ採りを何日も手伝ってくれた妹夫婦、皆さんに感謝、感謝であります。ありがとうございました。

 この間は、平日も帰宅後夜8時くらいから連日11時過ぎまで、リンゴの選別・発送作業に追われ、家内は家内で伝票発行から発送予定のお客様への連絡と、二人とも寝る間も惜しんでの毎日でありました。
 忙しさの一方で、今年もたくさんの励ましの声を頂いたり、お友達をご紹介いただいたりと、今年も見知らぬ人との縁(えにし)の更なる拡がりを感じた作業でもありました。勿論、反省もあります。ご迷惑をお掛けしたこともあったかもしれません。この場を借りて感謝申し上げると同時にお詫び申し上げる次第です。

 休みの日は終日、平日は夜、いつもなかなか聞く時間の無いFM放送やCDをかけながらの作業で、リンゴ採りの時はポータブルラジオが活躍し、選別や箱詰めなどの作業場では娘が昨年買ってきてくれたCDラジカセに毎夜お世話になりました。
CDは、ジャズベスト100やモーツァルトの後期交響曲集、そしてボーカリスト(Ⅲまで)と、作業場の車庫に深夜まで響かせながらの作業でした。
そう言えば、松本のある酒蔵ではジャズをお酒に聴かせたり、また別の所ではモーツァルトを聴かせていて、味がまろやかになるという記事を昔読んだことがあります。モロミではありませんが、人間も作業能率がアップするような気がしますね。うん?ジャズやクラシック聴きながらの農家って、アンマリいないかも・・・ま、いいか。

 チロルとナナのために、家内も一緒に毎朝40分程度の散歩に付き合いだしてから半年くらいでしょうか?この時期は5時半、夜がそろそろ白みかける頃から完全防備でご出発。
(写真は朝6時頃、散歩途中での“明けゆく岳都”2題)


 リンゴ採りや買い物などを別にすれば、夫婦一緒に何かをするというのは案外少ないもの。従って、この毎朝の散歩の40分間が、思いの他夫婦間のコミュニケーションになっています。
チロルやナナのことに始まり、前日の出来事や、子供たちの心配、更にはお小言、愚痴、世間話や朝の風景、はたまた住宅街の素敵な庭の様子などなど・・・。家内など、歩くのが(大)嫌いで今まで散歩もしたことが無かったので、犬の散歩のお陰で、おそらく結婚以来初めて自宅周辺の様子を見聞きしたのではないでしょうか?それにしても知らないことが多すぎです。

 最近地元でも早朝のウォーキングで一緒に歩かれている中高年のご夫婦が増えているように感じますが、意外とこんなところに要因があるかもしれませんね。

 低血圧の我が奥様は朝が大の苦手。私が目覚し時計代わりです。
朝5時過ぎ・・・『さぁ、起きて起きて!散歩に行くよー』っと。

(ナナばかり登場させると、チロルがひがむので・・・)
無くてナナクセと言いますが、チロルもナナ(ではなく「七」)癖ならずとも結構クセがありそうです。

 チロルは、ケージから出ている時は番犬としての使命感か、庭に来る鳥やネコにも吼えています(はァ~、情けな・・・)。サッシの窓越しに外を“監視”している時(床に伏せている時も)のポーズは、何が楽なのか、気取って?必ず前足をちょこんと組んでいます。(ま、レディですので、一応は・・・)

 また、何故か一日一回はお風呂場をチェック。散歩帰りにしっかり拭いたつもりが、お風呂のタイルがまだ乾いていないと、しっかり“梅の花”のフットプリントが・・・。動かぬ証拠を突きつけられて、(奥様から)叱られる時のチロルは、うなだれた(ように見える)様子ですごすごと擦り寄ってきてはアゴまで床にペタっと伏せをして、目だけを上目遣いにお叱りの程度を観察しながら、予想以上だと、前足でお手をするように突付いて更なる「反省のポーズ」を繰り出します(一方、ナナは自分が怒られようが知らん顔。ナナの方が大物だ~!)。
やがて、一通りのお叱りタイムが終わり、漸く「ハイ(もう)良し!」とのお許しの合図で、(ヤレヤレと)退散していきます(ハハ、同情を禁じえない。良かったねー、チロル!・・・と、その後、今度は返す刀で散歩帰りでの私メの足の拭き方が悪いと私へもトバッチリが・・・。で、チロルが今度は私からも叱られることに、「もう、お前のせいで・・・」と、チロルは一応反省のポーズ・・・だけ?)
 また、チロルも12歳を過ぎて多少足腰が弱くなりましたが、我家の玄関先へのドアやお風呂場のドアは取っ手を押し下げて押すと前方に開くタイプなので、ドアを閉めておいても、例えば訪問客が来たりすると、真っ先に駆けて行って立ち上がってドアを開けて、先ずは、「(誰だ)ワン!?」とご挨拶。

 誰にでも(恐らく押売りであろうと)愛想を振りまく(であろう)ナナは、番犬としては全く使いものにはなりませんが(シーズーはそういう犬種なのか殆ど吼えません)、チロルはしっかりと(「猛犬注意」並みに)番犬としての役割を果たしてくれています。多少程度が過ぎるのが玉に傷ではありますが、まぁ、イイじゃない、ねー、チロル!「(そうだ)ワン!」(・・・とチロルも満足のご様子)
【追記】
妹夫婦のところにいる柴犬も、前足を組んで伏せているのだとか。なぁんだ、チロルだけじゃないんだ・・・残念。

 先日、リンゴ採りの手伝いに妹夫婦が来てくれた際に、自家製の「すんき漬け」を持ってきてくれました。

 「すんき漬け」というのは、御嶽山麓一帯を中心に木曽地方に古くから伝わる郷土食の漬物で、日本でも珍しい無塩乳酸発酵で漬けられた発酵食品です。これは、海から遠く離れた木曽の山の中で、貴重な塩が使えなかったことがその背景にあるのだそうです。

 義弟が知り合いの方から「すんき漬け」の「種」を頂いて、一緒に漬けるところから教えていただいたのだとか。木曽地方では一般的には蕪菜を使いますが、その知り合いの方は「稲核菜(イネコキナ)」(注記)を使うそうです。木曽では、そばの具にした「すんき蕎麦」がご当地蕎麦として有名ですし、所によっては味噌汁の具にも使うのだとか。

 鰹節と醤油を少し掛けた「すんき漬け」は、家毎に味が違うそうですが、酸味が特徴の素朴な味わいで、日頃野沢菜漬けはあまり食べない家内も喜んで食べていました。
【注記】
上高地へ向かう梓川の渓谷沿いの松本市の(旧安曇村)稲核地区に伝わる郷土野菜。これも蕪菜の一種で、一般的には「野沢菜漬け」と同じように使われています。ルーツは峠向こうの飛騨の赤蕪とか。ここは、自然の洞窟「風穴(ふうけつ)」があり、その自然の冷蔵庫で稲核菜漬が貯蔵されてきたそうです。
今年、その風穴で貯蔵した地元の幾つかの酒蔵のお酒が初めて売り出され、地元の話題になりました。

 東京ドームでの試合終了後、ダッグアウトからロッカールームに引き上げる選手たちを決まって労うスーツ姿が見られます。清武英俊読売巨人軍球団代表。読売新聞の元敏腕記者。昨シーズンからの山口投手に始まり、今年は松本外野手、オビスポ投手など「育成」出身選手の活躍で、その仕組みを導入した張本人として脚光を浴びています。
 その清武代表が、元新聞記者らしく週刊ベースボールに隔週でコラムを執筆していて、立読み(スイマセン!)を別とすればドラフト特集号くらいしか購入しませんが(注記)、時々そのコラム『野球は幸せか』を読んで元新聞記者ならではの筆力と共に感じるところ大なのです(過去掲載分をまとめて『巨人軍は非情か』というタイトルで出版もされているとのこと)。新聞社での元運動部長という経歴もあるのかもしれませんが、野球人ではなくとも野球に対する「冷静な」愛情が感じられる文章です。

 最近のコラムで、球団の編成調査室の内容が紹介されていました。調査室のスタッフは、言わばヘッドハンターとして、各球団のファームを巡回して、才能がありながら埋もれている選手を発掘しトレードで自チームに連れてくることが目的で、そしてそれ以上に他球団であっても若手選手の成長ぶりにも暖かな愛情が注がれています。
コラムで、先ず広島カープのファーム選手達の礼儀正しさに触れながら、スタッフ・レポートを紹介した中で、他球団のA選手に対し『本来なら中心選手として若手の手本になっていなければいけませんが、ビックリしたのは“金髪のモヒカン”スタイルです。プレー内容は良くなって一軍に上がるのは時間の問題でしょうが、他球団ながら情けない思いです。』
 一方、西武の06年度ドラフト1位木村投手(埼玉栄高)のことが実名入りで紹介されていました。
『3年目の彼はここまで(注:8月9日現在)全て先発で1勝10敗。防御率6点台。球威は素晴らしく、制球はない。しかし、何と言っても期待できるのが、決してストライクを取りにいかないところです。それが良いのです。因みにこの日のMAXは149キロ。若き日の村田兆治を見る思いです。この手の選手は、他の選手以上の我慢が必要なのです。我慢して使っている球団の育成方法は間違っていません。数年先には出てくることでしょう。』(レポートは調査室スタッフで元ロッテのエースでありロッテの二軍監督も務めた木樽正明氏)。これを読んだ本人はさぞかし励みになることでしょう。自球団ならともかく、他球団の代表から紹介されて・・・。
 さて、コラムの締めは『今年のドラフトは終わった。興奮が過ぎ去り、ルーキーたちが期待の重さに耐えかねるころ、バックネット裏から見守る、優しきヘッドハンターたちがいる。』
【注記】
どの球団であっても、即戦力で最初から活躍が約束された選手より、ドラフト下位指名であっても、長年のファーム暮らしの中で耐え力をつけて一軍に上がって来る選手達に感動し、20数年間のドラフト特集号の週刊ベースボールを、何でも捨ててしまう奥様には邪険にされながらも全て大切にとってあります。そして、苦節何年、一軍昇格を果たし活躍を目にした後で、入団当時のドラフト記事を探して、当時の評価と比べ「良く頑張ったなぁ・・・」と、一人「ほくそえむ」のがひそかな楽しみです。

 リンゴ作業が間に合わず、平日会社を早退させて頂いて、松本駅に着いてから途中遅い昼食に・・・。家で作る時間も勿体無いので、さて「マクドにしようか、ラーメンにしようか?」と思案の結果、(家内もおらず一人きりで食べられるので・・・!)「そうだ、たけしやのヤキソバにしよう!」と相成りました。
 既に2時を回っていたので、店に着いた時は3台ほどの駐車場には車も無く、持ち帰りでお願いした大盛り(持ち帰りで650円也)をすぐに作っていただきました。内容・感想はこれまで何度も書いた(第116&117話を参照ください)ので省きますが、今回は写真付きでご紹介します。(ヤキソバが赤いのは唐辛子を好みで振ってたいただいたから。ピンボケですいませんが雰囲気が伝われば)

 何故か、数ヶ月に一度は(家内には不評なので、一人の時がチャンスで)無性に食べたくなる、そんな松本B級グルメの代表格(但し自薦です)の『たけしや』のヤキソバです。

 リンゴ採りとその後の発送作業などで、週末は勿論、そして会社で個人が自由に設定できる年間休日の2日間を今回使っての朝から深夜まで、平日も会社からの帰宅後と、リンゴ作業の合間にずっとラジオを聞いています。
昨年、上の娘が手伝いに帰省してくれた時に、作業を手伝いながら感じたのか、CDラジカセを使うように気を利かせて買ってくれたのですが、少々大きいのでポケットラジオを作業には使っています(家内はリンゴ採りの間、ちゃんとラジカセを使っていました)。
作業しながら聞いていると、TVには無いラジオの魅力、根強い人気が何となく分かるような気がしますね。    
 音楽好きなので、お話中心のAMよりも、FMを聞いています。そう言えば30年くらい前は、今では死語になった“エアチェック”で、良くクラシックの演奏会録音を留守録したものです。

 今回も、昔に比べ少なくなったクラシック番組は勿論、NHK-FMだけではなく、地元のFM長野の番組を聞いていた中で、そんな(初めて聞いた番組の)中で、ダントツに面白かったのは、FM長野の夕刻に放送される「The Step」の水曜日のパーソナリティーの林マヤ(上田出身のタレント。元パリコレ・モデル。以前NHK週刊子供ニュースでの母親役と言った方が分かり易いでしょうか?そう言えばお父さん役の当時NHKアナウンサーだった池上彰さんも松本の出身なので、信州人のカップルだったんですね)。まさに抱腹絶倒、話のテンポも良く「上手いなぁ」と感心しきりでありました。地方局だけで放送するには勿体無いくらいです。