カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
この週末に、果樹園に有機堆肥を撒きました。12月上旬にJA(農協)から2トン購入し運んでいただいてあったのを、一輪車に積んでリンゴの樹下に万遍なくスコップで撒いていきます。(写真は運ばれて小山になった堆肥)
この時期に入れる肥料のことを『お礼肥』と言いますが、素敵な言葉だと思われませんか?
太陽と大地の恵みを秋に収穫として頂き、その恵みに感謝し、そのお礼としてまた土に栄養分をお返しする。自然と土と共生してきた“日本人ならでは”の言葉ではないでしょうか。
また堆肥の運搬作業に使ったこの一輪車は、私が子供の頃から祖父母や両親が農作業に使い続けてきたもので、おそらく40年近くも経っている筈。さすがに錆びて大分くたびれてきてはいますが、何となく愛着があり捨てられずに未だ現役で頑張ってくれました。(堆肥が撒かれたリンゴ園と古ぼけた一輪車)
作業中、また上の娘の買ってくれたCDラジカセで音楽を聴きながら・・・。この日は、ブランデンブルグの全曲(1月に全曲演奏会あり)と、途中VocalistⅢを挟み、何故か何となくシベリウス(5番・7番)とシューマンの交響曲(3番)・・・?
即効性で言えば化学肥料の方が効くのかもしれませんが、出来るだけ“有機”に拘っていきたいと思います。
そして年明けからは、いよいよ剪定が始まります。