カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
12月上旬のある日、一月振りに「とっておき」のレストランへ行ってきました。リンゴも大山を越えた金曜日。休みの翌土曜日に集中して発送することにして、リンゴ採りが始まった11月中旬以降連日の「夜なべ」作業で一歩も外出できなかったのですが、この日だけは久し振りの外食です。
4組ほどの先客がいらっしゃいましたが、思ったほどではありません。以前は予約しないと先ず無理でしたし、当日だと一杯で予約も出来ないこともあったほどでしたが、お聞きすると、リーマンショック以降、特に最近客足が落ちているのだそうです。ファンとしては混みすぎるのも困るし、かといってその逆も(お店の維持のためには)心配です。ということで、長文の第168話で『ビッコミのこだわりの店』風に店名は記載しませんでしたが、ファンとしても繁盛継続のためには、ここで急遽方針変更をしてお店の名前をお伝えすることにしました(もし、お時間がありましたら第168話から先にご覧ください)。
『食蔵バサラ』。その名の通り蔵が目印で、パルコ伊勢町側の道(伊勢町通り)の対面の路地を北へ入った二軒目の建物です。駐車場はありあせん。
リンゴの発送確認等で予約時間に大幅に遅れ、アラカルトでお願いしました。この日の絶品は、カキのエスニック風ピカタ。バルサミコソースが東南アジア風にアレンジされていて、ピカタにされたカキが大ぶりで、どうして小さくならない(加熱で縮まない)のか不思議です。松本一本ねぎのソースの鏡鯛のポアレも皮が香ばしく焼かれています。あとはカニとアボガドのテリーヌ、揚げ方が絶妙の菊芋のコロッケ。その日の締めは和風ソースのカキとキャベツのパスタ。美味しかったーっ!!(カウンターのお隣のお客さんが食べていた銘柄豚の赤ワイン煮もとても美味しそうでした。次回注文しようっと!)
家内はパスタを「パス」して、デザートに紅玉リンゴのクレープ。シェフの奥様から「これ、いただいた紅玉リンゴで作りました。とても味が濃いんです。」とのこと。(家内から私メへのお裾分け無しゆえ味は不明ですが・・・美味しいドリップコーヒーを頂きながら、それこそ今か今かと“パブロフの犬”の如く味見を待っていたら終わってしまいました)我が奥様曰く、とても美味しかったそうです。そりゃ、そうっしょ!ウチのリンゴだヨ。
ランチは無く夜のみの営業で、基本的には休日の翌日が定休日です。念のため予約された方が良いでしょう。駐車場はありません。
「リンゴ園のブログでも応援しますね!」とお伝えして来ましたので、初めての方はこの『ブログで見た。』と仰っていただければ分かりやすいかもしれませんね。
食蔵バサラ ☎松本(0263)39-3329
ここは、ワイガヤの飲み会ではなく、是非気の合う方と(出来ればカップルで)じっくりと「料理+雰囲気」を味わうべき、そんな“至福の空間”です。
きっと幸せな時間が流れていきます。
信州松本にある“小さな奇跡”のようなレストラン。その名は『食蔵バサラ』。
松本に来られたら、是非一度訪ねてみてください。