カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

2009/12/30

200.夜警

 我家の町内会では、毎年恒例で年末年始に当番での夜警があります。班毎に3~4軒が一組になって、順番で夜10時から夜回りをします。拍子木を「(火の用心)カチッ、カチッ」と鳴らしながら町内の班の分担を一周。せいぜいゆっくりと歩いて10分程度です。
 今年は26日の土曜日から松の内の7日まで。我家はトップバッターでした。新年のお屠蘇気分の時ではなく助かりました。途中別の班とすれ違いお互い「ご苦労様です」。

 日本一短く簡潔な手紙として有名な『一筆啓上。 火の用心 お仙泣かすな、馬肥やせ』(注記)に倣って一筆啓上・・・、
『火の用心 チロル吼えるな! ナナ痩せろ!』
(拍子木に反応して吼えるチロルの声が聞こえます・・・)

冬は空気が乾燥しています。火の元には皆さまも充分にお気をつけください。
【注記】
徳川家康の三河時代からの忠臣・本多重次が1575年長篠の戦いの陣中から妻宛に送った書状。因みにお仙とは、嫡子の幼名である仙千代、後に福井・丸岡藩主になる本多成重。
この逸話に因んで福井県丸岡町で“日本一短い手紙”の公募イベントとして「一筆啓上賞」が毎年行われているんですね。
本多重次も二行だけ登場した加藤廣の本能寺三部作(『信長の棺』に続く二作目)『秀吉の枷(文庫版は上・中・下三巻)』をちょうど読み終わったところでした。