カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 第500話で書いたように、6月30日に松本市を襲った震度5強の直下型地震により、天井改修が必要となり、2013年3月まで閉鎖されることになった松本市音楽文化会館(ザ・ハーモニーホール。略称“音文”)の大ホール。

 今年度計画されていたコンサートも、残念ながら幾つかは中止になったりしています。その内、ハーモニーメイト主催で、既にチケット購入済みのブルーノ・ベルガーのピアノリサイタルは、会場を松本市民芸術館に会場を変更し、指定席から全席自由席で実施されることになりましたが、一番楽しみにしていたOEKの第6回松本公演は、OEK側が多分別日程でのスケジュール調整が不可能だったのでしょう。オーケストラコンサートは中止(被害の無かった小ホールで、団員による木管五重奏の演奏会に変更)となってしまいました。本当に残念です。
また3回目となる2月の松本バッハ祝祭アンサンブルは、磯山教授の事前講演と合わせて小ホールで昼夜2回公演。そして、ハーモニーメイト創立25周年の記念演奏会の一つだった、アンサンブル of トウキョウは残念ながら中止となりました。
      
 定評のあった“残響2秒”を再現するために、音響テストを繰り返しながらの改修に来年度一杯まで時間がかかるだけに、今年と来年の松本は、ちょっぴり寂しい“音楽の秋”になりそうです。

 さて減ってしまった演奏会の中で、来週火曜日の9月13日。馬蹄形劇場の市民芸術館に会場を移して、ハーモニーメイト創立25周年記念演奏会としての、巨匠ブルーノ=レオナルド・ベルガーのピアノリサイタルで、ワルトシュタインを加えたベートーベンの“4大”ソナタを聴きに行ってきます。
こんな地方都市へ良くぞ招聘できたものと感心します。大変ありがたいのですが、座席数が二倍になりましたので、ちゃんと埋まってくれるかなぁ・・・。もしガラガラだったら、奏者に対して失礼だしなぁ・・・。

 私にとってのコンサートシーズンの“幕開け”です。
今シーズンは、続いて10月の佐渡裕&DSOと、2月のバッハで終わり・・・かな。