カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 JR松本駅のお城口(東口)側の駅前広場が、現在改装工事中です。

 昔のことになりましたが、当時の一駅一名物運動の際(この辺りの駅では、上諏訪駅は当時話題になったホームに作った温泉で、現在は足湯になっています。そして“ワインの郷”の塩尻駅はホームに植えたブドウ棚。“縄文王国”茅野駅は大きな黒曜石の原石)、松本駅には槍ヶ岳を開山した播隆上人像とそれを囲むように小さな駅前公園が作られたのですが、植えられた10本近いケヤキが成長するにつれムクドリの住処となってしまい、夕方は“ねぐら”を求める数万羽というムクドリの大群の騒音とフン害で問題となり、丸裸に近いくらいまで枝を落とす等の対策も実らず、結局公園は撤去されて、現在駅前全体が再整備されています。

 先日、駅前で用事があり東口に出たところ、駅前大通りへと渡る横断歩道脇に、新しい三角柱の石の塔が建てられていました(以前その場所には、中央東線特急の高速化促進の塔がありました)。
それは、自称「3ガクト」の信州松本の玄関に相応しい時計塔で、それぞれの面に岳都、学都、楽都の揮毫と、またそれぞれのガクトを表現したであろうレリーフ?と時計が埋め込まれているようです。

「岳都」は登山家の田部井淳子さん、「学都」は菅谷現松本市長、「楽都」はマエストロ・オザワと松本縁(ゆかり)の著名人による、それぞれの自筆が彫られています。
透明なカバーで覆われていたので、正式なお披露目はまだ先のようですが、我々市民はともかく、松本を訪れる多くの方々にも「ガクト松本」を認知していただいて、新しい松本駅前のシンボルになると良いですね。